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2016年11月18日 (金)

中等部1年 創立者森村市左衛門研究

『「未知の世界」を切り広げ、生徒一人ひとりの「志」や「夢」を応援したい。』そのためのひとつの手段として、中等部1年次には毎年「創立者森村市左衛門研究」を行っております。この取り組みは始めてからすでに15年以上が経過しています。この研究の主たる目的は次の通りです。『市左衛門翁の遺した「独立自営」の精神を汲み取り、青年として自立し(=独立)、何事に対しても自ら率先して行動できる(=自営)人間であることの大切さを伝えること、また、自らの進むべき路を模索するにあたり、自らが社会を構成する一員であることの自覚を促し、他者の存在や異なる価値観を受容できる姿勢を身に付けさせること。』今年度は10月上旬から研究をスタートしました。まずは、約20年前に制作されたビデオ「未来への英知~森村市左衛門物語~」(約50分)を鑑賞しました。ビデオはオールドノリタケの「NIPPON」のコレクターであり研究家でもあるアメリカ人女性による「NIPPON」への絶賛から始まり、その後は市左衛門翁の生涯、翁が遺された数々のお言葉などが紹介されていました。次は各クラスでのグループ別研究作業です。配布された参考資料は全部で5種類(❶「森村市左衛門の無欲の生涯」、❷「儲けんと思わば天に貸せ」、❸「2013年中日新聞社連載記事」、❹「創立者森村市左衛門翁の言行録」、❺「学園創立者森村市左衛門翁のお話」)。❶と❷の資料を中心に、各グループは与えられた「シーン」ごとにその資料を読み解き、互いに相談し合い、最終的には個人で「市左衛門新聞ポスター(Bサイズ1枚)」を作成しました。(シーン1:市左衛門の若き日々、シーン2:貿易商への展開、シーン3:森村組誕生・豊をアメリカへ、シーン4:洋食器への挑戦、シーン5:教育への情熱、シーン6:森村の精神、シーン7:その後の森村)同研究は1か月半におよび、クラス内でのグループ別プレゼンテーション大会を経て、11月16日(水)には各クラスの代表グループがホールにて研究成果を披露しました。度重なる大きな困難を他人に依存することなく乗り越え、私利私欲のためでなく国家将来のために生き抜いた森村市左衛門翁の偉大さを皆さんは実感したことと思います。

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