« 2016年12月 | メイン | 2017年2月 »

2017年1月

2017年1月23日 (月)

高等部2年 京都・奈良修学旅行

1月17日(火)から20日(金)にかけて、高等部2年生は修学旅行で京都と奈良へ行きました。前日までの大雪の影響で新幹線が一部区間徐行運転をする中、まずは京都の醍醐寺へ。まだ雪が残る醍醐寺では金堂にて法要の後に雨月茶屋にて昼食、その後は茶道や華道、写経などのグループに分かれて京都の文化体験、そしてさらには霊宝館において舞妓さんによる舞を鑑賞しました。その後、宇治にて夕日に染まる平等院鳳凰堂を見学し、奈良のホテル「ニューわかさ」に宿泊です。2日目は東大寺、法隆寺、薬師寺とめぐり昼には近鉄奈良駅に到着、そこからは班別の自主研修です。今夜の宿である京都のホテル「花かんざし」まで、それぞれが自分たちで設定したルートで向かいます。早く京都へ行くグループもあれば奈良に残り散策をするグループもありました。3日目は市内タクシー研修です。2日目とは違う班で今度は京都市内を見学しました。生徒の人気No1はやはり清水寺です。他にも伏見稲荷神社、金閣寺など各班が事前に調べ設定したルートを運転手さんの解説と共にまわりました。また、夜には生徒が企画したイベントもあり大いに盛り上がりました。最終日はクラス別の研修となります。錦市場や和菓子作り体験、寺院や祇園花月など、クラスごとに希望するコースをまわりました。そして午後4時半の新幹線で京都を出発、夕方には新横浜に到着し解散となりました。宿泊行事では普段学校では見ることができない生徒の違う一面を見ることができます。また、高等部の修学旅行ともなると本校に入学してからの5年間、本校で何をしてきたのかが全て出るように思います。この研修旅行で見せてくれたひとりひとりの行動力が、それぞれの希望する未来へとつながることを切に願っています。

17_3

17_4

17_12

17_14

17_17

2017年1月17日 (火)

高等部1年 国際交流会

現在高等部1年には1年間共に学校生活を過ごす香港からの留学生がいます。その留学生の所属する留学団体のご協力のもと、日本に留学に来ている様々な国出身の留学生(タイ、スウェーデン、ドイツ、ニュージーランド、チリ)を招いて国際交流会を行いました。以下、参加生徒のレポートです。 

今回、6か国から日本に留学に来ている、出身の違う6名の留学生をむかえ、総勢30名程で国際交流会を行いました。校内をご案内し、茶室では実際にお茶をたてていただき、留学生は本物の茶道を体験しました。留学生の皆さんからも出身の国についてそれぞれ紹介していただき、私たちの知らない文化に沢山触れることができ、とても有意義な時間にすることができました。英語ではない様々な言語で自己紹介の仕方を教えてもらい、また早口言葉にも挑戦しました。今回来てくださった留学生の皆さんはとても日本語が上手で、英語に自信がある人もそうでない人もすぐに打ち解けることができました。交流会は異国の文化に触れるとても良い時間になりました。6名の留学生の皆さん、ありがとうございました。

20170114_15_30_43_2

20170114_15_52_08_2

20170114_16_12_41_2

20170114_16_56_28

2017年1月 6日 (金)

合唱部ボランティア公演

年の瀬迫る12月26日(月)、今年も合唱部は、南町田の老人ホーム「鶴の苑」にボランティア公演に出かけました。今年で6回目となり、この行事も恒例となりました。この日が通所の曜日でない方も、毎年いらしてくださり、今年もぜひ……と、特別にいらしてくださった方もありました。暦の関係で今年はクリスマスの翌日になってしまいましたが、それでも「クリスマスコンサート」と称し、暖かくお迎えくださいました。「合唱」という身体が楽器となる音楽活動であるため、ベストコンディションで臨むことは必須条件ですが、11月よりインフルエンザや胃腸炎が流行り、体調管理にはとても気を遣いましたが、全員元気に公演を楽しむことができました。今年は懐かしい童謡や新しいクリスマスキャロルメドレーに、レパートリーを広げました。また、震災の復興ソングも手話をつけて歌いました。ご存じの曲は一緒に口ずさんでくださったり、一緒に手話をしてくださったり、会場も一緒になって合唱を楽しんでくださいました。そして「天使の歌声ね……」と最後には涙を流しながら拍手をしてくださいました。文化祭の公演とは性格の異なるこの公演で、私達もいろいろなことを学ばせていただきます。鶴の苑の皆様方、どうもありがとうございました。

Dscn0141

Dscn0162

Dscn0184

Dscn0185

Dscn0146

Dscn0150

中等部3年 刑事裁判傍聴会

12月16日(金)、中等部3年生の希望者20名で神奈川県弁護士会が主催する刑事裁判傍聴会に出かけて参りました。まずは弁護士会館にて、弁護士の方から裁判に関する講義を受けてから、横浜地方裁判所に移動し、二つの法廷に分かれて刑事裁判を傍聴しました。裁判傍聴後は、再び弁護士会館に戻り、傍聴した裁判に関する事後講義の時間を設けていただきました。担当して下さった弁護士の方は卒業生ということもあり、生徒たちは熱心に質問をするなど、普段はなかなか接する機会のない司法の世界について理解を深めることができました。 

参加した生徒の感想より 

●私にとって裁判を生で傍聴したのは今回が初めてだった。実際に裁判所へ行ってみるとドラマなどとは違い、こじんまりとした印象を受けた。しかし、裁判官の礼から始まった裁判は、ドラマなどでは味わえないような緊張感が傍聴席にも伝わってきた。検察官、弁護士、裁判官がとても速いスピードで資料を読み上げ、被告人や証人の質問をしている姿は圧巻で、今まで自分とはほど遠かった司法を身近に感じることができた。 

●薬物についての裁判でした。この裁判で思ったことは、「今後、被告人は本当に更生していけるのか」と判断する裁判官の観察力のすごさでした。「起訴状一本主義」という事を、裁判前、弁護士さんからの事前講習で初めて知りました。つまり、裁判官はその場で考え、尋問しているのです。その対応力もさすがだなと思いました。裁判を傍聴すると被告人の人生観などが分かり、考えるものは沢山ありました。善悪を判断するのはとても難しいことであるという事も実感できました。 

●私が今日の裁判に行って良かったことは、裁判の流れや雰囲気などをドラマや映画のようなある意味では偏っている見方ではなく、ありのままに知れたことです。(中略)今回の裁判官は被告人の目をよく見ていました。特に印象深かったのが、最後に被告人に「何か一言言いたいことはあるか」と聞いたとき、被告人から「二度と覚せい剤をしません」という言葉が出るまで目を被告から離さなかったことです。

Pc160206

Pc160203