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中等部3年生は、今月末からニュージーランド修学旅行が始まります。その事前学習もいよいよ大詰めとなりました。そこで、10月11日(火)、本校の卒業生で、元日本航空国際線客室乗務員の井上彩子さんを講演者としてお迎えし、海外旅行の準備のコツや、フライト中のマナーなどについてのお話を伺いました。講演会の途中では、機内アナウンスをよく聞くことの大切さを語られた後、有志の生徒たちに、機内アナウンス(英語版)を音読してもらいました。毎年恒例になっている井上さんの講演会。母校への深い思いが、在校生たちにもしっかり伝わったようでした。
「海外旅行には何をもっていくと便利か」『旅のベテラン』からのアドバイスに生徒たちは耳を傾けます。 | Ladies and gentlemen,..... 客室乗務員になった気分で機内アナウンス英文を音読する生徒たち |
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10月2日から4日までの2泊3日で高等部1年生は研修旅行として、静岡県『ヤマハリゾートつま恋』に行ってきました。この研修のテーマは「個の成長」。高2の進路選択を間近に控えた今だからこそ、1年生には「自分と向き合い、自分を見つめる」時間を作ってほしいと考えました。生徒たちが過ごした時間とは、教員の選出した日本文学からの抜粋文章を京都から取り寄せた和紙に筆ペンで一字ずつ文章を書写していき、それを暗唱する写本の時間。東京ディズニーランド4個分ほどの広大な自然の中を、自分の体力の限界まで走り続けるマラソンする運動の時間。「みんなで」ではなく「自分で」考え、取り組み、成長させていくことがねらいです。学校行事はいくつもあれど、このような研修内容は他学年でも類を見ない取り組みでした。しかし教員が予想していた以上に生徒たちはがんばっていました。すらすらと長い古典文学を暗唱したり、4時間で44キロも走ったりする生徒を見て、彼らの底力の強さを感じました。3日目は富士山五合目で食事。晴れ晴れと澄み渡った空にそびえ立つ富士はまるで2日間における生徒たちの力いっぱいのがんばりを讃えてくれているようでした。