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2012年12月

2012年12月23日 (日)

東日本大震災被災地 3度目の訪問

1219日(水)、生徒会執行部の生徒たち11名が東日本大震災被災地を訪問して参りました。3度目の訪問となった今回は、過去2回で見てきた状況との比較、現地校との交流、現地の人々とのお話を通してメディアでは伝わりきらない現地の現状を知り、それらを学校にフィードバックし「学校内で震災を風化させない」ことをテーマとしました。小雪がちらつく中、9時半に現地入りし、まず向かった先は気仙沼市内。前回の訪問に比べ倒壊した家屋がなくなり更地に近い形になっていました。が、「復興」と呼ぶには程遠く、地元の方の言葉を借りればまだまだ「復旧」段階。漁業は少しずつ復興しているものの、今後どのように港町全体を復興していくかは見通しが立っていないとのことでした。続いて訪れたのは気仙沼高校。ここで先方の生徒会執行部役員生徒たちと1時間ほど交流をしました。学校行事などは昨年度に比べるとかなりの割合で通年通りに行えるものが増えたものの仮設住宅から通う生徒がまだ1/4程度いるなど、こちらも今後の目処が立たない部分が多いとのことでした。しかし生徒たちは学校ではとても元気で、卒業後地元のために尽くしていきたいという言葉が印象的でした。午後は陸前高田市を訪問。大槌町、南三陸町、川内村と共に、町ごとなくなってしまった陸前高田市。瓦礫(地元の方々は「財産」と呼んでいます)の処理が未だ終わっておらず、避難したほとんどの方が犠牲になった市役所もそのまま残っていました。この周辺を歩いた時には全員声が出ず、目に涙を浮かべる生徒も多数いました。最後に気仙沼市で復興商店街を訪問。ここで軽食を取りながらお店の方と交流。お店の方の溢れる笑顔に、復興に向けたエネルギーを感じました。今後参加生徒たちは学校の生徒たちに今回の訪問の内容を広報し、「震災を風化させない」ことを訴えかけていく予定です。が、彼らが口々に語ったことは、「忘れない、風化させないと頭で分かっていても、実際に現地を見ないと分からないものがある」ということでした。おそらく10年先でも元には戻っていないだろうという感覚を得た今回の訪問でしたが、関東に住む私たちにできることは、募金やボランティアのみならず、ふとした時に東北のことを思い、そして状況が許す限り東北を訪れて、前回との違いを目で確かめながら現地の人を励ましていくことなのかもしれません。生徒たちにとって、今後も現地との交流を図りつつ、活動を続けていくことを強く誓った一日となりました。

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気仙沼高校生徒会との交流 陸前高田市役所内の様子

2012年12月22日 (土)

2学期終業式

肌寒い雨の降る12月22日(土)、中高等部では2学期の終業式が行われました。式の中で校長は次のような言葉を述べました。「変化の激しいこの時代だからこそ学問に勤しみ、変化を見極める力をつけて欲しい。明日から冬休みが始まります。この一年を振り返り来年の生活に生かしてください。高3生は受験が間近となります。ペースを崩さずにできる限りの力を尽くしてください。」式の最後は、今学期に活躍した部活動の表彰がありました。

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高等部生に語りかける校長 高等部の終業式 高等部陸上競技部
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高等部新体操部

2012年12月 9日 (日)

卒業生した先輩たちから高3生へのアドバイス

12月1日の高等部3年合同ホームルームでは、昨年卒業した3人の先輩が、冬休みの過ごし方や3学期の勉強の仕方、試験会場での注意点など、具体的なアドバイスをいろいろと話してくれました。「過去問を繰り返し解いた。新しい問題集などには手を出さず、授業プリントや模試などの漏れがないように復習した。」、「苦手科目にかなり時間を割いた。」、「元旦は気分を変えるために願書の記入をした。」「試験会場へは早めに着くようにした。休み時間は集中するために友人とあまり話をしなかった。」など、具体的なアドバイスがいくつもあり、高3の生徒達は熱心にメモを取っていました。来年はこの中の何人かが、後輩のために体験談を話しに来てくれることを期待しています。

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2012年12月 7日 (金)

中等部1年 「音」の野外実験

12月3日(月)、中等部1年生の理科1分野の授業で「音」の野外実験を行いました。競技用雷管を鳴らすと生徒たちは一斉に挙げた手を降ろしましたが、そのタイミングが揃わなかったことに、音が伝わるまでの時間のズレを実感していたようです。これからも身近なできごとから科学的な関心を深めていって欲しいと思います。

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