第36回合唱コンクール
2月20日(木)横浜みなとみらいホールにて、「第36回合唱コンクール」が行われました。大雪で臨時休校を余儀なくされ、音楽の授業が十分に行えなかったクラスもあり、集中して合唱を仕上げるのが例年以上に難しい状況でしたが、中等部各クラスの合唱はどの曲も素晴らしく歌い上げることができました。各学年の優勝クラスおよび曲目は以下の通りです。
中等部1年 A組 自由曲「道」 (三浦真理作詞・作曲)
中等部2年 A組 課題曲「心の瞳」 (荒木とよひさ作詞 三木たかし作曲)
自由曲「虹を渡って」 (山崎朋子作詞・作曲)
中等部3年 D組 課題曲「YELL」 (水野良樹作詞・作曲)
自由曲「ヒカリ」 (瀬戸沙織作詞 松下耕作曲)
中等部3年の川内美月さんは、以下のような閉会の辞を述べました。『中1のみなさん、初めての合唱コンクールはいかがでしたか。今日のために約2ヶ月間、1年生は1曲、2年生・3年生は2曲を一生懸命に練習してきました。そして先ほど、全員の輝いたステージが終わりました。皆さん、今までを思い返してみてください。どのクラスにも色々なドラマがあったのではないでしょうか。「男子と女子の壁」、「歌い手と指揮、伴奏者の壁」、「どのように合唱コンクールに向き合うかの考えの違いによる壁」。3回の合唱コンクールを経験した私たちは、この「3つの壁」に悩まされていました。しかし、「ハモリがきれいになって自信を持った強さ」、「クラスにまとまりが見えてきて曲を楽しもうとする強さ」、「何が何でも最後は勝ちたいとクラス全員が同じ思いを持つ強さ」。この「3つの強さ」で成長もすることができました。そもそも合唱コンクールはなぜ学年の最後の行事として行われるのでしょうか。理由は必ずあるはずです。皆さんはどう考えますか。私は、合唱の練習中にふとある考えが思い浮かびました。それは、「1年間共に教室で過ごしてきた仲間とどれだけ深く理解し合えたかを確認するためだ。」ということです。つまり、理解し合えてなかったら「壁」ができ、理解し合えたら「強さ」に変わる、これを乗り越えられたら次のステップへ上がってよいという「GOサイン」を私たち自身が出す課題が合唱コンクールなのではないかということです。2ヶ月間という期間、私たちは歌の練習だけをしていたのではなく、クラスの仲間との心のつながりをも鍛えていたのではないでしょうか。そして合唱コンクールという課題をクリアし、次のステップへ上がってよいという「GOサイン」が、今皆さんの心にあるキラキラした達成感です。どうか自信を持って次のステップに進んでください。そしてこれからも仲間を大切にしてください。(以下省略)』
合唱のレベルもさることながら、生徒たちの鑑賞態度も高いご評価をいただくことができました。今年もまたひとつ、森村のよき伝統が引き継がれました。
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