中等部2年 職業調べ講演会
進路指導の一環として、中等部2年では毎年「職業調べ学習」を行っています。今年度は、元救命救急士、動物園職員、有名スーパーの広報担当、舞台俳優の方など、多様な職業人のお話を聴くことができました。
第1回目は、救命救急士の方です。私たちが緊急の怪我や病気をしたときに応急処置をしながら病院まで搬送してくれる救命救急士です。その仕事に就くには大学や専門学校等を卒業し、国家試験に受かる必要があります。大学や専門学校でも実習なども多く、また医薬品を扱うこともあるので、その知識も学ばなければならないので、勉強と運動の両方を必要とされるようです。
第2回目は、動物園職員の方です。動物園で見かけることはあってもなかなか仕事内容までは知らない職種の一つかもしれません。動物園では動物の生態等を研究し、そのレポートを発表するこということに生徒たちは驚いていました。また、生徒たちの関心が高かったことは、動物園で動物が死んだ場合、その動物をすぐに解剖し、なぜ死に至ったかを調べるということでした。毎日が楽しそうだというイメージが強い動物園でのお仕事、この日の講演の内容生徒たちにとって刺激が強かったようです。
第3回目は、有名スーパーの広報の方です。この方は以前に某有名アパレル企業に在籍していた方です。「広報ってどんな仕事?」と投げかけられた生徒たちは「なんだろう?」と首をかしげていました。広報とは会社が何をしているかをPRし、広く自社を売り込む仕事とのことです。また、危機管理を行うことも広報の仕事の一部だそうです。「このような講演会をして会社をアピールすることが仕事ですよ。」この言葉に多くの生徒が納得していたようでした。
最後は舞台俳優の方です。国内のみならず、ロンドンやパリ、台湾などいろいろな舞台に出演しています。生徒たちにも人気の俳優、女優とも共演したことがあるそうです。講演の中で生徒3名をホール舞台上に誘い、一緒に「台本読み」をしていただきました。さすがプロの演技、生徒たちはみな圧倒されていたようでした。
「今の仕事に就くきっかけは森村学園での生活の中にありました。」「14歳で将来の職業が見つかっていなくても大丈夫。人生の準備を今からしっかりと行ってください。」「可能性は無限にあります。」卒業生講演者からいただいた一言一言が、生徒の心の中に刻み込まれたようでした。
|
|
|
|