国会議事堂・東京地方裁判所見学ツアー
12月14日(月)、高等部1・2年生の希望者24名で、国会議事堂見学と裁判傍聴に出かけて参りました。午前中は国会議事堂の中を衛視さんの案内のもと、約1時間かけて見学しました。議事堂の中では、参議院本会議場傍聴席に着席し、国会議事堂の説明や国会の働き等の説明を受けました。説明後の質問タイムでは、衛視さんが参議院と衆議院の議場の違いなど、実物を目の前に丁寧に説明してくださり、実際に政治が行われている場の雰囲気に圧倒されながらも理解の進む生徒が多かったようです。国会議事堂の外で記念撮影をした後は、議員会館に移動し、衆議院議員の政策秘書をされている方のお話しを聴くことができました。午後は、東京地方裁判所にて刑事裁判を傍聴するため、国会から東京地裁まで様々な省庁が立ち並ぶ道のりを徒歩で移動しました。東京地裁では、3つの法廷に分かれて、それぞれ刑事裁判を傍聴しました。このうち1つの法廷では、裁判官のご厚意により、傍聴席から法廷内に入り、裁判官の椅子に座り、裁判官に直接質問をする機会を設けていただきました。これまで授業の説明でしか知ることのなかった裁判について、身近に感じることのできる良いきっかけになったと思います。午前・午後を通して、この体験が今後のニュースや社会の動きに敏感になり、社会を見る眼差しを培う一端になればと思っております。
参加した生徒の感想より
・はじめて裁判を傍聴して、授業で学んだことをふまえてより理解を深めることができました。議員秘書の方のお話を聞けたのが、貴重な体験で個人的に一番うれしかったです。実際に政治に深くかかわっている人にお会いするのはやっぱり違ったし、今までより政治に関心を持つこともできました。
・法廷は思ったより小さかった。被告人が警備員2人に連れられて入ってきた時、一瞬でその場が凍りついた気がした。裁判が授業でやった模擬裁判の流れと同じで感動した。ただ、目の前で行われている裁判がとてもリアリティーで劇なのではないかと疑いを抱いてしまうほどだった。
・法廷はすごく緊張感があってドキドキしました。
・思っていたよりも裁判の過程が形式的で驚きました。法廷の中に入らせてもらえたのはとても貴重な体験でした。裁判官の方と直接お話しできる機会もめったにないことだと思うので大切にしようと思います。
・政策秘書のお話では、様々な数値をグラフ化したものを見せて頂いた。中でも投票率が今年過去最低で、そのうち20歳代の投票率が下降傾向にあるということがよくわかった。それと、最近話題の軽減税率などの最新の時事も良くわかってとても勉強になった。また、一年間の予算の項目を見せてもらいこんなに細かいのかと驚きました。
・政策秘書さんは、私たちのようなにぎやかな学生に丁寧に細かく教えてくれました。これから若い人たちが投票できるようになるからどうやってその若い人たちに投票してもらうか考えたりすることもお仕事のひとつだと言っていました。
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