オーストラリア語学研修③
メルトンでの初めての校外学習は老人ホーム訪問でした。生徒たちは事前にプログラムを相談し、初めに歌とクイズを披露、その後折り紙を教えることになりました。カントリーロードを歌った際には入居者の方々が一緒に口ずさんで下さり、歌の持つ力を改めて実感しました。続いて日本クイズ。「日本の国旗はどちらでしょう?」、「どちらが日本の総理大臣でしょう?」 等、視覚的にも分かりやすいクイズになるよう工夫しました。その後は折り紙を教えながら会話を楽しみました。「入居者の方々は高齢だから、あまり伝わらないかもしれないけれどめげないでね。」事前にそう伝えていたのですが、訪問を終えた生徒たちの感想は「たくさん話せて楽しかった!!」というもの。出身も言語も年代も異なる相手とコミュニケーションを楽しめる姿勢は間違いなく今後の彼らの糧となっていくでしょう。ジーロングのグループも同じく水曜日の午後に老人ホームを訪問しました。皆が事前に準備した浴衣に着替え 現地では2つのグループに分かれてそれぞれが校歌を披露した後で一緒に折り紙を楽しみました。オーストラリアならではのコアラなどもありますが、やはり一番人気は折り鶴です。身振り手振りを踏まえて必死に教えた折り鶴が完成した時にはラウンジにいる皆が笑顔になりました。多国籍国家らしく現地の方々の出身地も27か国に及びます。一方で本校生徒は平成生まれの日本育ちです。そんな生まれも育ちも全く違う人々が紙一枚で一つになる、そんな素敵な体験ができたひと時でした。
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