オーストラリア語学研修④
3週間のオーストラリア語学研修も、残すところ約1週間となりました。現地で生徒たちがどのように過ごしているかを紹介します。平日は学校の授業があり、午前中には森村生だけの英語の授業が行われます。最初の頃よりも質問に対する受け答えがスムーズで、聞く力が伸びてきている様子がうかがえます。午後には現地生徒の授業に参加したり、ボランティア活動を行ったりしています。参加した授業は料理、園芸、美術、日本語、体育など、なかには演劇の授業もありました。ボランティア活動として、老人ホームと幼稚園をそれぞれ訪問しました。老人ホームでは、日本の音楽の授業で習ったイタリアの歌「サンタルチア」と本校の校歌を披露したところ、イタリアからの移民の入所者の方はとても感激してくださいました。また、幼稚園では全身全霊で小さな子どもたちと遊ぶ本校生徒に対し、幼稚園の先生から"Unbelievable."(信じられないくらいすばらしい)とお褒めの言葉を戴くことができました。1週間に一度、学校を出てオーストラリアの自然や文化にふれる課外研修があります。バララット自然動物公園ではカンガルーやコアラ、エミューを間近で見ることができました。次の研修では、アボリジニー文化センターを訪れる予定です。週末は、それぞれの生徒がホストファミリーとともに過ごします。ファミリーとスポーツをしたり、一緒に料理をしたり、小旅行に出掛けたりと、充実した日々を過ごすことができているようです。海外での生活は生徒たちにとって楽しいことばかりではありません。意思疎通がうまくいかずくやしい思いをしたり、ホームシックになったり、日本との違いに戸惑ったりすることも多々あります。しかし、その度にどうすればいいのかを考え、日々変わり続ける彼らをとても頼もしく思います。現地の英語教員が繰り返し言っている "If you make mistakes, you'll learn."(間違えることによって人は学ぶ)をまさに実践している生徒たちが、この研修が終わったときに何を思うのか、とても楽しみです。