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2018年12月26日 (水)

中等部3年 社会科校外学習

中等部3年生では、希望する生徒を募り、12月に2日にわけて、社会科の校外学習に出かけて参りました。

1日目、生徒20名が神奈川県弁護士会の主催する刑事裁判傍聴会に参加しました。まずは弁護士会館にて、弁護士の方から裁判に関する講義を受けてから、横浜地方裁判所に移動し、刑事裁判を傍聴しました。裁判傍聴後は、再び弁護士会館に戻り、傍聴した裁判に関する事後講義の時間を設けていただきました。担当の弁護士の方は丁寧にお話しくださり、生徒たちは熱心に質問をするなど、普段はなかなか接する機会のない司法の世界について理解を深めることができました。

2日目は、23名の生徒が午前中に国会議事堂を見学し、午後は東京地方裁判所にて刑事裁判の傍聴をしました。国会では議員の政策秘書の方に細かく案内して頂いたり、政治に関する解説を聞くことができ、知識を深めることができました。午後の東京地方裁判所では4つの法廷に分かれて、刑事裁判を傍聴しました。生徒たちは実際の裁判のようすに圧倒されながらも、様々なことを観察しながら多くの事を感じ、学びとることができたようです。

 ~参加生徒の感想より~

  • 私は、初めて裁判を傍聴して思った事の1つとして、思ったより傍聴席と被告人や弁護士の席が近いので表情などが細やかに分かるということです。実際に弁護士の方に質問してみて私はより一層検事になりたい思いが強くなりました。
  • 裁判では、途中、被告人が涙ながらに話していて思わず同情してしまいそうなこともあったけれど、裁判官は一切表情を変えず公平に裁判をしていてしっかりしていてすごいと思いました。また違う裁判も傍聴してみたいです。
  • 初めて裁判所に行ったので、最初はとても緊張しました。よくテレビで見るドラマの法廷シーンと似ていて、実際に裁判は行われているのだなと改めて思いました。ただ1つドラマと違うなと思ったのは、ドラマでは裁判官や検察官はじっとして表情を変えないイメージだけど、実際、裁判官は表情を変えてじっくり考えている様子だったり、検察官は弁護士と被告人がやりとりしている間もずっと資料を見たり何か書いたりしていた。また、話す言葉も私たちでも分かる言い方をしていた。裁判は堅苦しいものだと思っていたけど、被告人にとって罪を償い更生するという一面もあるものだと知りました。
  • 国会議事堂は小学生で訪れた時よりも深いところまで入って見学できました。登院表示盤や衆議院本会議場、委員会室、中央広間など、メディアを通して見たことがあるものを、生で近くで見ることができ、壁にあるポストや赤じゅうたんの話、石の彫刻の話など、今回知らなかったことをたくさん学ぶことができて嬉しかったです。本会議場では閉会中でも机の下のスペースに資料などを入れっぱなしの議員もいるなど、なかなか聞けないお話しを聞けて、もっときっと面白い話があるのだろうなと、より興味を持ちました。

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