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2019年3月24日 (日)

高等部卒業式

早春の暖かな日差しに包まれた3月20日(水)、第101期生の卒業式が行われました。管弦楽部による「威風堂々」の演奏の中、胸元にコサージュをつけた185名の卒業生が入場しました。卒業生、在校生による校歌斉唱、一人一人の卒業証書授与の後、髙橋校長は、次のような式辞を述べました。

『皆さんを待ち受ける社会は第4次産業革命の時代です。それは人の働き方、生き方、社会構造が変化し、その姿とスピードを予測することが難しい時代です。そのような社会を生きる皆さんに、私は2つのことを希望します。1つめは、高い志をもって人生を生きることです。激動の時代を生き抜いた創立者森村市左衛門は、独力で海外との貿易を興し、近代日本の発展に貢献した人物です。私利私欲のためではなく、国家のために生きたその創立者の精神を、森村の卒業生たちは受け継いで欲しいと思います。2つ目は、読書を通して学び続けることです。今は一人の人間が一世紀を生きる時代です。世界の情報や知恵が容易に手に入る時代ではありますが、情報機器に頼らず、あえて本で広い世界を知るために学び続けて欲しいと思います。新しい時代を迎えても、森村生としての自覚と誇りをもち、校訓「正直・親切・勤勉」をしっかりと胸に抱いて、創立者が求めた「真に社会に役に立つ人」になることを願っています。皆さんの人生が幸福で実りの多いものとなることを祈念します。』

3ヵ年、6ヵ年皆勤賞授与、卒業生から学園への記念品贈呈、保護者代表祝辞、在校生代表からの送辞、卒業生代表からの答辞、卒業式の歌と、今年の卒業式も厳粛に進行しました。林教頭から閉式の合図が出ると、卒業生全員が後方を向き、保護者、教職員、後輩たちへの感謝の気持ちを、ピアノと合唱で表現してくれました。盛大な拍手と温かな雰囲気が式場全体を包み、今年もまた卒業生が巣立っていきました。

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