冬期講習(高校生物学実験)の様子
冬期講習における「高校生物学実験」は、学年や文系・理系に関係なく受講できるように開講しています。難しい講義は後に回して、現象と向き合い、感動し、「何故だろう?」と考えるきっかけになるように実験を選んでいます。
今回は「ニワトリ胚のアポトーシス観察実験」を行ないました。アポトーシスとは、高等生物の発生過程で予めプログラムされている細胞死のことです。ヒトの指もニワトリの指も同一の原理で形成されます。この実験ではニワトリの有精卵を買ってきて受精後5日、7日、9日の状態を観察します。特に肢芽(手や足になる部分)に注目して、形態形成がどのように進むかを観察しました。しゃもじのようだった肢芽が段々と指の形になっていく様子に生徒達は感動しながら一生懸命観察を行っていました。