高等部卒業式
3月20日(月・祝)、高等部卒業式が行われました。管弦楽部による「威風堂々」の演奏と共に、第99期生が式場に入場しました。校歌斉唱の後の式辞で、髙橋校長は次のように述べました。『技術革新やグローバル化が急速に進み、保護主義的な動きも見え始め未来が予測しにくい時代。このような時代だからこそ自己の目標を設定し解決していかなくてはならない。自分の頭で考え、物事の本質を見抜く力を意識的に身につけて欲しい。6年前の東日本大震災では多くの同世代の人たちが犠牲となり、大学受験を諦めなくてはならない人も大勢いました。失ってみて初めてわかる有難さ、絆の大切さに感謝する心を忘れないで欲しい。陰日向になり支えてくださった家族の方々に感謝して欲しい。これからは森村の卒業生としての自覚と誇りをもち、校訓「正直・親切・勤勉」を胸に刻み、創立者が願う「真に社会に役に立つ人」になってください。』
皆勤賞授与、記念品贈呈、卒業生保護者代表による祝辞、在校生代表からの送辞、卒業生代表からの答辞、卒業式の歌と、今年の卒業式も厳粛に進行しました。司会の林教頭から閉式の合図が出ると、卒業生の一人が進行を止め、卒業生が全員で後方を向き、後輩たち、保護者、教職員への感謝の気持ちを、ピアノとギター、合唱で表現しました。盛大な拍手と温かな雰囲気が式場全体を包み、また一つ、卒業式の「伝統」が受け継がれました。
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