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2019年7月27日 (土)

2019年度 グローバル研修③

<Japan Day>
i) Preparation
今回のグローバル研修の中で入念な準備を重ねて取り組んだのがこの "Japan Day" です。これは、日本の文化をグローバル研修に参加している他国の研修生たちに披露するもので、まさにコミュニケーション能力が問われる重要なイベントです。そのために、出発前から入念な準備を重ねました。ポスター作成を任された生徒は、「わたし、できませんよぉ」と言いながらも、なんと下の図のような全紙サイズのポスターを書き上げてきてくれました。ポスターを開いた瞬間、周りから「ウォー!!」と歓声が上がるほどの出来映えでした。

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予定している内容は、Hip-Hop, 19thソーランReturns, 書道、折り紙、縁日、浴衣の着付けと言った内容で、ポスターを中心にPRデコレーションを行いました。昨日(24日)は最後の準備に余念が無く、汗だくになりながら、ダンスやソーランの練習を繰り返したり、縁日で使う、水ヨーヨーを作ったりと懸命な取り組みを見せてくれました。水ヨーヨーは100個以上を作らなければならず、この日の持ち帰り仕事となり、Dormitoryで2時間以上もわいわいとみんなで作っていました。プールサイドでのこの作業は、とても楽しく風船が時々はじけてびしょ濡れになりながら進めることができました。あとは、いよいよ本番に臨むばかりです。

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ii) Japan Day Count Down
当日の朝、最初にして最大の仕事は水ヨーヨーの運搬です。さすがに100個を超える水ヨーヨーを学校まで運ぶのは骨が折れる仕事で、朝からみんな大いに汗をかいて取り組みました。実は、このタイミングでトラブル発生!ダンスの音楽を収めたCDをホテルにおいてきてしまったのです。いろいろな手配をして何とか、本番にはディスクを間に合わせることができて、皆ほっと胸をなで下ろしました。学校に着くと、うれしい景色も見ることができました。学校に通う他国の学生がスマホで "Japan Day" の宣伝ボードの撮影をしていたのです。また、休み時間の準備中も気になって、のぞき込む他国の学生も大勢いて、特に水ヨーヨーやスーパーボールすくいのコーナーは、インスタ映えする映像が撮れるのか、スマホを片手に人だかりができていました。大勢のゲストが来てくれることを期待して、いよいよ本番を迎えます。

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iii) Start with Dance Performances!!

オープニングスピーチに続くようにして、ダンスパフォーマンスが始まりました。授業が終わったばかりで会場は黒山の人だかりです。Cuteなセーラームーンの音楽に合わせたダンスや、リズミカルなHip-hopは世界共通、軽快なリズムにあわせた動きに会場は呑み込まれていきました。引き続き、第19代ソーランRが始まります。ソーラン節リーダーの挨拶に引き続き「構え!!」の一言で緊張感は大いに高まります。津軽三味線の音色が響き渡り15人のパフォーマンスが披露されました。Japan Dayの第2部、伝統文化体験に移ってからも、「ソーランは次はいつやるの?」とか「あのダンスを教えて」と行ってくる子たちが大勢いました。もしかしたらソーラン教室でも開催したらよかったかもしれません。そう思わせるような反応でした。

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iv) En-Nichi Performance
縁日のブースはみんなお待ちかねでした。ソーランの舞手を兼ねていて、ソーランの衣装から浴衣に着替えるのに手間取り、開始が少々遅くなりましたが、みんな首を長くして待っていてくれました。水の中にあるスーパーボールや水ヨーヨーと格闘しながら、紙のはかなさ(?)を感じてくれたのではないでしょうか。釣り上げた成果を手にすると、皆、にこにこしながら去って行きました。それにしても、スタッフの皆さん、ソーランのダンスを踊った後の浴衣は相当な暑さだったのではないでしょうか。

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V) Origami
折り紙には、チャレンジしようとしてきてくれる生徒がいました。説明も難しく、当たり前のように日本語で使う山折り、谷折りなどを説明しようとするとなかなかの高さのハードルです。やる気になるとコミュニケーションはとれるものなのですね。

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vi) Calligraphy
書道は、先輩たちから受け継いでいる伝統的な出し物です。それぞれの名前を漢字で当てはめて書いてあげると大喜びです。意味を聞かれて、タジタジになる場面も見かけました。音を表しているものですからね、なかなか意味を添えるのは難しいです。中には、「友達の名前も書いて」と言って、一人で5枚も書いてもらった人もいました。その子に聞くと、「私、日本が大好きで、絶対に日本に行きたいの!!」と目をきらきらさせて離していました。どうもマンガにも興味があるみたいで、ポスターの前で記念写真を撮っていました。

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vii) 2019 Summer Malta Collection Super Models
着付けは女の子たちにとってはあこがれの体験だったようです。浴衣を着せてもらって、帯を結んでもらって、着付けをした森村っ子と記念写真をとるというとてもすてきな体験をプレゼントできたようです。女子だけでなく、男子も思いの外参加してくれて、盛況なブースとなりました。英語学校の先生たちも、この体験にはこぞって参加をして、とてもすてきなコミュニケーションをとることができていました。

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