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2013年11月

2013年11月13日 (水)

中等部2年生 芸術鑑賞

11月8日(金)に神奈川県立青少年センターにて中等部2年芸術鑑賞会が行われました。中等部2年生が観賞するのは数百年以上前の形を全く変えずに現代に伝える伝統芸能、「狂言」です。演目は大蔵流狂言方の大蔵基誠氏による「棒縛」でした。初めて狂言に触れる生徒がほとんどの中、狂言師の演技の巧みさや筋書きの面白さなどもあり、自然と生徒たちは狂言の世界へと入り込んでいきました。さらに鑑賞の後、あらかじめ志願していた生徒が舞台に上がり、狂言特有の構えやすり足、擬声・擬態、所作などを体験しました。舞台に上がった生徒の積極的な態度もさることながら、それを会場で観ている生徒も一緒になって盛り上げていて、大変楽しい時間となりました。その後は班別行動での横浜散策。桜木町の鉄道発祥の碑をスタートに約一時間半、思い思いのコースで横浜を満喫しようという企画です。中には、数組の外国人と話をして狂言とは何かを説明していた班もあるなど、ぽかぽかの小春日和の下、気持ちの良い散策ができました。

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自然に見入る生徒たち 狂言体験の様子 大蔵基誠氏と記念撮影

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夕日の中での横浜散策 赤レンガ倉庫前① 赤レンガ倉庫前②

幼稚園訪問

高等部2年生の「家庭特講」では、高1までの取り組みをふまえ、実践的・体験的な学習を数多く取り入れ、自らの生活や家庭生活を送る上での考え方や技術を身につけられるよう授業を組み立てています。今回は「人生と家族・福祉」の中でも「子どもの発達と保育」の授業の一環として、森村学園幼稚園を訪問しました。年少・年中・年長クラスの3グループに分かれてそれぞれの発達段階に応じた遊びやカリキュラムを体験しました。最初は緊張していた生徒達も、幼稚園児の人なつこさと愛らしさに、知らず知らずのうちに溶け込み、森を一緒にかけまわる生徒、ままごとやブロック遊びの仲間に入る生徒、お弁当を幼児と共に楽しそうに食べる生徒など、誰もが笑顔で、優しく温かい「お兄さん・お姉さん」になっていました。終了後の生徒達からは「幼児はピュアでとてもかわいかった。」「すごく楽しかった。」「また行きたい。」との感想が聞かれ、大満足な様子でした。 今回の体験をふまえ、自分達もこのように大事に育てられたことを知ると共に、これから自分が大人として幼児に関わるときに大切にしなければならないことを理解し、実生活に役に立つ力を養って欲しいと願っています。

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中等部2年 職業調べ講演会 南極観測隊

11月6日(水)、中等部2年生は、森村の卒業生で「第55次日本南極地域観測隊」隊員である濱田彬裕さんをお招きして、「職業調べ学習講演会」を開催しました。南極のブリザードの凄まじさ、隊員のユニフォームに隠された秘密、マイナス60度の世界での「娯楽」など、未知の世界の興味深い話が続き、生徒たちは食い入るように聞いていました。さらに講演は、濱田さんの中高時代の話に移りました。成績が「ふつう」だったという濱田さん。ある時、担任の一言がきっかけとなり自分から「やってやる」と思い、そのタイミングを逃さず、得意だった数学をとことん努力したことで道が拓けたということでした。「濱田先輩」の一言ひとことに、後輩生徒たち一人ひとりは夢と勇気をいただき、心を動かされたようでした。

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2013年11月11日 (月)

イギリスの中高生が来校

11月9日(土)、イギリスの「グリーンフォードハイスクール」の生徒、約20名が来校しました。来校した中高生は、茶道部、管弦楽部、ESS部、ソーラン(文化祭団体)の各ワークショップに分かれ、短時間ながら充実したひと時を共に過ごしました。各ワークショップの後、両校の生徒たちはホールに集まり、それぞれのワークショップの成果をビデオやパフォーマンスで披露し合いました。映像で見た「茶道」は緊迫した静けさの中で各自がお茶せんでお茶を実際にたてる体験をし、グリーンの細かい泡ができたお茶はとてもきれいでした。管弦楽部はいろいろな楽器をもって実際に音を出す体験をしました。手取り足とりで楽器の持ち方を教わる様子が微笑ましかったです。ESSの発表は、お揃いの部活Tシャツを着て、一生懸命覚えたUnder the Sea のダンスを部員と一緒にステージで踊り、拍手喝さいを浴びて大喜びでした。ソーランは黒いはっぴを着て、かっこよくヨサコイソーランを生徒と一緒に踊りました。会場からはみんなの掛け声がかかり、一体感で包まれました。たった数時間の交流なのに、旧知の友だちのように親しくなり、別れるときはあちこちでハグしながら別れを惜しんでいました。本当にどちらの学校の生徒も忘れられないひと時を過ごせたと思います。

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2013年11月 7日 (木)

中等部1年 芸術鑑賞

11月6日(水)、中等部1年生の芸術鑑賞会プログラムとして、和太鼓集団天邪鬼をお招きして演奏会を開催しました。腹の底に響く空気の振動を全身で感じながら、徐々に高揚感を増していくスリリングな演奏に、生徒たちは感動していたようでした。終盤には生徒が参加して太鼓を叩く場面もあり、各自楽しみつつ真剣に演奏に向き合っていました。

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2013年11月 6日 (水)

中等部3年 ニュージーランド修学旅行

10月末からの一週間、中等部3年はニュージーランド修学旅行に行ってきました。初日は「ワイトモ鍾乳洞」で珍しい土ボタルを見学した後、少人数グループに分かれてファームステイに向かいました。例年ファームステイは2泊でしたが、今年は3泊ということで、ゆったりとファームの生活を体験することができました。羊の毛刈りや乳しぼりなどの貴重な体験を通して、英語でのコミュニケーションに挑戦し、ひとまわり成長して帰ってきたようです。ファームステイ後はコース別のアクティビティを楽しみました。スリル満点の川下りの「ラフティング」、三輪つきカートで山の斜面を滑走する「リュージュ」、最高時速80キロで湖面を疾走する「ジェットボード」にそれぞれ参加し、楽しい思い出をつくることができました。「テ・プイア」ではマオリコンサートを鑑賞し、なかには舞台に上がってマオリの伝統的な踊りに挑戦した生徒もいます。最終日には現地校(Block House Bay Intermediate School)との学校交流が行われ、現地の同年代の学生と交流を深めることができました。伝統的な歌と踊りで歓迎され、森村生は御礼に新体操部や空手部、ESSのパフォーマンスや有志によるソーラン節を披露。最後には皆で「上を向いて歩こう」を歌いました。その後は現地校の授業体験やスポーツ交流が行われ、ニュージーランド修学旅行の締めくくりとなりました。

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ファームステイ先で羊にミルクを与える生徒たち お世話になったファミリーとのお別れ 広大なニュージーランドの自然

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「テ・プイア」の間欠泉 ジェットボード ラフティング

2013年11月 5日 (火)

高等部1年 広島・山口研修旅行

高等部1年生は、10月24日から2泊3日で広島・山口へ研修旅行に行って参りました。1日目はまず広島での平和学習。原爆資料館見学とグループに分かれて被爆体験のお話を聞きました。事前学習を十分にしてきた生徒たちですが、やはり現地で見て、聞いて、受け止めることの重さをそれぞれに感じたようで、真剣な表情が印象的でした。その後、山口県周防大島へ移動し民泊をさせていただくご家庭を迎えての入村式。生徒たちの心をこめた出し物がとても好評でした。2日目、この日は終日民泊先で過ごしました。土砂降りの1日でしたが、その中でも各家庭で様々な体験をさせていただきました。瀬戸内海での釣りはもちろん、芋掘りやみかんの選別、染物、現地の小学生との交流などなど、生徒にとっては新鮮な、そしてとても豊かな時間をたくさん作っていただきました。3日目朝、離村式が行われ、各家庭とのお別れです。周防大島の町長にもお越しいただき、「お・も・て・な・し」に加えて「お・も・い・や・り」の気持ちで各家庭が生徒を迎え入れてくれたことをお話して下さいました。別れを惜しんで泣き出す生徒もいるほど、その温かな気持ちは生徒たちの心に染み入ったようです。全く馴染みのなかった周防大島という土地が、民泊を通して愛着を感じる土地になりました。周防大島に名残惜しさを感じつつ、最後は広島に戻り厳島神社を参拝し、新幹線で帰路につきました。天候には恵まれませんでしたがとても充実した研修旅行となりました。

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