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2016年3月

2016年3月26日 (土)

第98期高等部卒業式

3月20日(日)、高等部卒業式が行われました。管弦楽部員によるエルガーの「威風堂々」の演奏と共に、第98期生191名が晴れやかな表情で体育館に入場しました。校歌斉唱を終えた後に壇上に立った髙橋校長は、卒業生一人一人に卒業証書を手渡しました。校長は式辞の中で次のように述べました。『失敗を恐れていては自分の可能性は広がらない。自分を信じ、一歩を踏み出す勇気を持ち続けて欲しい。また、人とのつながりを大切にして欲しい。学園創立以来の家族的な人とのつながり、互いに助け合うという伝統を感じて欲しい。人は多くの人と支え合って生きていく。人生を変える大きな出会いによって困難においても道が開けることがある。「正直・親切・勤勉」の校訓を胸に、真に社会に役立つ人になって欲しい。』皆勤賞授与、記念品贈呈、卒業生保護者代表による祝辞、送辞、答辞、卒業式の歌と、卒業式は厳粛に進みました。司会の佐﨑教頭から「卒業生退場」との号令が出ると、卒業生の一人が式の進行を止め、親や教職員、後輩たちに感謝の意を伝えたいと、スピッツの「空も飛べるはず」を卒業生全員が合唱。間奏中には「こんなに楽しい毎日を過ごさせてくれて有難う。」「些細なことでケンかもしたけど、僕たち私たちを一番応援してくれた両親に感謝したい。これからは自分たちの力で未来に進んでいきます。」という大きな声が会場に響き渡りました。盛大な拍手と温かな雰囲気に包まれ、今年の卒業式も幕を閉じました。

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2016年3月22日 (火)

第3学期終業式

3月19日(土)、第3学期の終業式が行われました。式の中で髙橋校長は、人工知能と人間により囲碁の対局を例に取り上げ、「これからの社会は、人工知能が人間に取って代わる社会になるかもしれない。皆さんには、人間にしかできない考える力、表現する力、仲間と協働して学ぶ力を培って欲しい。新しい学びに積極的に対応して欲しい。」と述べました。その後は、今年度で退職する教員の紹介・挨拶。そして最後には新体操部、空手道部、全国年賀はがきコンクールなどで優秀な成績を収めた生徒たちへの表彰式がありました。

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2016年3月17日 (木)

大学受験を語る会

3月14日(月)、「大学受験を語る会」が開催されました。卒業を間近に控えた高等部3年生12名が登壇。先輩たちの体験談を直接聞こうと、会場のホールは高等部1年生2年生で埋め尽くされました。「高2のときに受けたチャレンジセンター以降、受験勉強に対する『やる気スイッチ』が入った。」「部活動を最後まで続けたことが、受験勉強においても集中力を維持することに役立った。」「スランプだったとき、『お前なら大丈夫だ』と仲間に励まされたことが嬉しかった。」「自習室で勉強をし、休憩時間に友達や先生たちとおしゃべりすることが楽しみだった。」「何よりも基礎が大切。基礎が身についたら、仲間に教えることができるようになっていた。」「興味あることを見つけると学問が楽しくなった。」「同じ大学を目指す仲間で先生に相談をしたら、特別補講を開いてくださり嬉しかった。」「定期試験や模試の振り返りは大切だ。」先輩たちの経験に裏打ちされたひとつ一つの言葉には説得力があり、後輩たちはメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。

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2016年3月 7日 (月)

高等部3年 墓参

3月5日(土)、高等部3年生代表17名および、担任5名、学年保護者幹事は、青山墓地にて森村家の墓参りをしました。3月恒例のこの森村家墓参では、創立者の眠る墓碑に手を合わせ、在籍中の感謝の意とこれからの進路のご報告をします。生徒たちは市左衛門翁が遺された「独立自営」の精神と、校訓「正直・親切・勤勉」を人生の大切な行動指針として生きていくことを確かめていたようです。

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2016年3月 3日 (木)

中等部3年 自由課題研究プレゼンテーション

3月2日(水)、中等部3年生は3カ月以上にわたって取り組んでいる自由課題研究論文の中間報告プレゼンテーションを実施致しました。報告者は計6名。中間報告の成果物であるポスターの中から、こだわりのある「問い」を立て、優れた論証を行っているものが選出されました。報告者のテーマを並べてみると、「スナック菓子のおいしい共通点は?」「ネガティヴは役立たずな感情か?」「これからの少子高齢化社会を乗り切るには?」「貧困問題は地域コミュニティで改善可能か?」「女性の権利はなぜ失われてきたのか ~マララさんからみる、中東の子どもたちの教育の実態~」「どうしたら人は飛べるようになるのか?」。どれも個性的で、夢に溢れたものもあれば、パーソナルな関心に基づくものもあり、さらには切実な問いかけを含む普遍的なテーマもありました。どの報告も、さすが高等部進学直前と言うべき論理的でユーモラスなプレゼンテーションでした。聴衆の「聴く力」も素晴らしく、楽しむべきところは共に楽しみ、真剣に聴くべきところは誠実な姿勢で臨む様子が印象的でした。大人から与えられた問いに答えるのではなく、自ら問いを立て、遥か彼方の答えに向けて探求していく今回の取り組みを通じて、「一生ものの学び」を見付けるきっかけをつかみとってくれたらと願っています。

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中等部 合唱コンクール

2月25日(木)、中等部生はみなとみらいホールで「第38回合唱コンクール」を実施致しました。授業だけでなく、朝のホームルーム前や放課後の部活動の合間を縫ってどのクラスも練習に打ち込んできました。各クラスにドラマがありました。時にはぶつかり合いながらも、最後には1年間を共に過ごしてきた仲間たちと一緒に歌える喜びをかみしめるように合唱する姿が印象的でした。初めての合唱に取り組んだ1年生の初々しい姿。自由曲に加えて課題曲にも挑戦した2年生の果敢な姿。そして、今年度の3年生(101期生)は校長先生から「何年も合唱コンクールを聞いてきたが、これほど感動した合唱はない」というお褒めのお言葉を閉会式の中で頂きました。最上級生にふさわしい見事な合唱でした。後輩たちにも、是非この良き伝統を引き継いでもらいたいものです。(写真はリハーサルの様子です)

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