2014年1月 8日 (水)

3学期始業式

1月8日(水)、中等部高等部では3学期がスタートしました。今学期の始業式は、高等部3年、高等部1・2年、中等部生の3部形式で行いました。高等部1・2年生の始業式で髙橋校長は、次のような挨拶をしました。『新しい年を迎えました。新たな決意と希望を大事にして、良い年にして欲しいと思います。元巨人軍の桑田真澄氏が東大野球部の特別コーチに就任し、弱小チームが変われるか、という内容を、昨年6月の「NHKクローズアップ現代」が特集していました。東大野球部は連敗続き、一方のライバルは、甲子園で活躍した選手が大勢おり、ライバルとの差は歴然としていました。日本を代表するピッチャーがどのように練習を組み立てるか、私は興味をもって見ていました。そこで桑田氏は「短時間集中、効率的な練習」を提唱しました。野球選手としては小柄な桑田氏は、高校時代からそのハンデを克服するためにどうしたらよいのか考えてきました。東大が勝てないのは練習時間が足りないから、なのではなく、ハンデを克服するためにはどうしたらよいか、「考える野球」の実践を提唱したわけです。例えばピッチャーは、外角低めのストレートが自分の武器になるように、一点に集中して練習させています。桑田氏は、自信をもてる武器を持つことの重要性を教えてくれています。翻って、皆さんは部活動や勉強の取り組みはどうでしょうか。新年の決意を叶えるためにも、時間を効率的に使い、集中して意識的に自分を変えてください。これからの一年に期待しています。』

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2013年12月21日 (土)

2学期終業式と生徒会執行部演説

12月21日(土)、2学期の終業式が中等部、高等部それぞれで行われました。中等部終業式の中で、髙橋校長は次のような言葉を述べました。『今年の世相を表す漢字に「輪」が選ばれました。「輪」には様々な思いが込められていると思いますが、その中には2020年の東京オリンピックがあるようです。皆さんは7年後どのように成長しているのでしょうか。物事は目標が決まると自然と動き出すものです。大事なことは「決める」ということです。自分の目標を決めることで成長を助けることになります。イソップ物語に「ウサギとカメ」があります。ウサギは足の遅いカメに対して油断をして負けました。しかし見方を変えれば、ウサギはカメを見て走ったこと、カメはゴールだけを見て歩いたこと、つまり、「目標設定」という点で両者は決定的に違っていました。自分は目標をしっかり持っているか、そのための努力をしているか、一日一日の時間の使い方はどうか。この機会にこの一年を振り返って欲しい。そしてたとえ足は遅くても、目標に向かって、自分のペースで歩いて行ける森村生になって欲しいと思います。』

この後、今学期に活躍した生徒への表彰式と続きました。(鎌倉俳句大会:入賞・秀逸・大賞、管弦楽部:横浜アンサンブルコンテスト銀賞・金賞、バレーボール部:緑区大会第3位、陸上競技部:県総体走り高跳び第7位、県総体110Mハードル第1位、テニス部:横浜市女子新人戦団体戦準優勝、個人戦ダブルス第5位、新体操部:横浜市秋季大会、団体戦Aチーム優勝、Bチーム準優勝、神奈川県体操協会会長賞(今夏関東大会準優勝・全国大会出場)、全国書写書道総合大会受賞者)

最後に、生徒会執行部立候補者10名による演説会、および投票も行われました。

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中等部生に語りかける校長 表彰式① 表彰式②

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表彰式③ 表彰式④ 生徒会執行部立候補者の演説

2013年12月 2日 (月)

高等部2年 京都・奈良修学旅行

11月19日より3泊4日で、高等部2年生は京都・奈良の修学旅行へ参りました。天候にも全日程恵まれ、ちょうど見ごろとなった紅葉の中、古都の旅を満喫しました。初日は京都でコース別研修、二条城・金閣寺・仁和寺・三十三間堂・天竜寺といった王道を巡り、醍醐寺へ入りました。恒例の醍醐寺研修では、今年は「決断」をテーマにグループに分かれて僧侶の方々とディスカッションを行いました。2日目は終日、タクシー研修を実施しました。予め調査して組んだ行程表に従って、少人数で京都を巡ります。運転手の方とも一期一会、古都をご案内いただきながら、礼儀作法など様々な人生勉強も教えて頂いたようです。三日目は京都で和菓子作り・水族館・太秦映画村を体験した後、各自で交通手段を調べ、自分の足で奈良へ向かい、奈良公園内の遺産を見学しました。そして最終日、薬師寺で法話を伺い、法隆寺を訪ねて授業で学んだ内容を実地見聞し、帰路につきました。修学旅行委員を中心に、自分たちの手で、コースを設定し、十分に事前学習を重ね、自分の足を使って巡った修学旅行、様々な担当を中心に協力し合い、学年の団結力も深めた旅でした。

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鎌倉全国俳句大賞

第12回鎌倉全国俳句大賞(主催:鎌倉虚子立子記念館)青少年の部で、本校の中等部1年生、高橋海くんが、大賞を受賞しました。

『夏休み 消しゴムの減り 遅くなる』

11月24日(日)、鶴が岡八幡宮の直会殿にて、表彰式が行われました。鎌倉虚子立子記念館館長、星野高士氏のご講評は以下の通りです。「中学生の素直な感性で詠まれた句。誰も体験した思いが込められています。春休みでも冬休みでもいけません。夏休みという時間の長さが必要です。その長さの中で「遅くなる」という速度の言葉が生きています。勉強に倦んで消しゴムが使われなくなった、という解釈も出来るし、さっさと仕上げてもう使わなくても大丈夫という解釈もできるし、どちらの解釈でも面白いですね。

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中等部2年 English Camp

11月20日(水)から22日(金)まで、中等部2年生は「イングリッシュ・キャンプ」に行ってまいりました。行きのバスの中からすでに英語によるゲーム(指定されたカテゴリーの英単語を順番に言ったり、伝言ゲームのようなものなど)が始まり、気分が盛り上がったところで「ラディソンホテル成田」に到着。早速10人程度のグループに分かれてネイティブスピーカーの先生による英語のレッスン。ショウ&テルや様々な会話表現、ニュージーランドの文化などを学びました。夜は4グループずつ広い部屋に集まり、フルーツバスケットや短文づくりの速さを競うなどのゲーム。ここでも大いに盛り上がると同時に、懸命に英語で話そうとする姿が見られました。食事(おいしいと評判でした)のときもレッスンの先生と一緒で、英語が飛び交っていました。特に2日目の夕食には、ラディソンホテルを常宿とするデルタ航空のクルーの有志も来て一緒に食事をとってくださいました。思いのほか多数の方に参加していただき、貴重な体験の機会が持てたと思います。さて、クライマックスは、主に後半の1日をかけて各グループで仕上げてきた英語劇の発表です。短期間に台詞を覚え、小道具を作り、演技を練習し、どのグループも予想以上の仕上がりで、見ている方も楽しむことができました。行きの道中、予想外の渋滞に巻き込まれて時間がかかったものの、他は滞りなく進行し、短い期間の中にプログラムが盛りだくさんで、非常に充実した2泊3日だったと思います。「イングリッシュ・キャンプ」の後、英語の学習の意欲が高まった生徒もいるようです。この体験を、来年のニュージーランド修学旅行に活かしてもらいたいと思います。

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2013年11月13日 (水)

中等部2年生 芸術鑑賞

11月8日(金)に神奈川県立青少年センターにて中等部2年芸術鑑賞会が行われました。中等部2年生が観賞するのは数百年以上前の形を全く変えずに現代に伝える伝統芸能、「狂言」です。演目は大蔵流狂言方の大蔵基誠氏による「棒縛」でした。初めて狂言に触れる生徒がほとんどの中、狂言師の演技の巧みさや筋書きの面白さなどもあり、自然と生徒たちは狂言の世界へと入り込んでいきました。さらに鑑賞の後、あらかじめ志願していた生徒が舞台に上がり、狂言特有の構えやすり足、擬声・擬態、所作などを体験しました。舞台に上がった生徒の積極的な態度もさることながら、それを会場で観ている生徒も一緒になって盛り上げていて、大変楽しい時間となりました。その後は班別行動での横浜散策。桜木町の鉄道発祥の碑をスタートに約一時間半、思い思いのコースで横浜を満喫しようという企画です。中には、数組の外国人と話をして狂言とは何かを説明していた班もあるなど、ぽかぽかの小春日和の下、気持ちの良い散策ができました。

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自然に見入る生徒たち 狂言体験の様子 大蔵基誠氏と記念撮影

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夕日の中での横浜散策 赤レンガ倉庫前① 赤レンガ倉庫前②

幼稚園訪問

高等部2年生の「家庭特講」では、高1までの取り組みをふまえ、実践的・体験的な学習を数多く取り入れ、自らの生活や家庭生活を送る上での考え方や技術を身につけられるよう授業を組み立てています。今回は「人生と家族・福祉」の中でも「子どもの発達と保育」の授業の一環として、森村学園幼稚園を訪問しました。年少・年中・年長クラスの3グループに分かれてそれぞれの発達段階に応じた遊びやカリキュラムを体験しました。最初は緊張していた生徒達も、幼稚園児の人なつこさと愛らしさに、知らず知らずのうちに溶け込み、森を一緒にかけまわる生徒、ままごとやブロック遊びの仲間に入る生徒、お弁当を幼児と共に楽しそうに食べる生徒など、誰もが笑顔で、優しく温かい「お兄さん・お姉さん」になっていました。終了後の生徒達からは「幼児はピュアでとてもかわいかった。」「すごく楽しかった。」「また行きたい。」との感想が聞かれ、大満足な様子でした。 今回の体験をふまえ、自分達もこのように大事に育てられたことを知ると共に、これから自分が大人として幼児に関わるときに大切にしなければならないことを理解し、実生活に役に立つ力を養って欲しいと願っています。

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中等部2年 職業調べ講演会 南極観測隊

11月6日(水)、中等部2年生は、森村の卒業生で「第55次日本南極地域観測隊」隊員である濱田彬裕さんをお招きして、「職業調べ学習講演会」を開催しました。南極のブリザードの凄まじさ、隊員のユニフォームに隠された秘密、マイナス60度の世界での「娯楽」など、未知の世界の興味深い話が続き、生徒たちは食い入るように聞いていました。さらに講演は、濱田さんの中高時代の話に移りました。成績が「ふつう」だったという濱田さん。ある時、担任の一言がきっかけとなり自分から「やってやる」と思い、そのタイミングを逃さず、得意だった数学をとことん努力したことで道が拓けたということでした。「濱田先輩」の一言ひとことに、後輩生徒たち一人ひとりは夢と勇気をいただき、心を動かされたようでした。

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2013年11月11日 (月)

イギリスの中高生が来校

11月9日(土)、イギリスの「グリーンフォードハイスクール」の生徒、約20名が来校しました。来校した中高生は、茶道部、管弦楽部、ESS部、ソーラン(文化祭団体)の各ワークショップに分かれ、短時間ながら充実したひと時を共に過ごしました。各ワークショップの後、両校の生徒たちはホールに集まり、それぞれのワークショップの成果をビデオやパフォーマンスで披露し合いました。映像で見た「茶道」は緊迫した静けさの中で各自がお茶せんでお茶を実際にたてる体験をし、グリーンの細かい泡ができたお茶はとてもきれいでした。管弦楽部はいろいろな楽器をもって実際に音を出す体験をしました。手取り足とりで楽器の持ち方を教わる様子が微笑ましかったです。ESSの発表は、お揃いの部活Tシャツを着て、一生懸命覚えたUnder the Sea のダンスを部員と一緒にステージで踊り、拍手喝さいを浴びて大喜びでした。ソーランは黒いはっぴを着て、かっこよくヨサコイソーランを生徒と一緒に踊りました。会場からはみんなの掛け声がかかり、一体感で包まれました。たった数時間の交流なのに、旧知の友だちのように親しくなり、別れるときはあちこちでハグしながら別れを惜しんでいました。本当にどちらの学校の生徒も忘れられないひと時を過ごせたと思います。

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2013年11月 7日 (木)

中等部1年 芸術鑑賞

11月6日(水)、中等部1年生の芸術鑑賞会プログラムとして、和太鼓集団天邪鬼をお招きして演奏会を開催しました。腹の底に響く空気の振動を全身で感じながら、徐々に高揚感を増していくスリリングな演奏に、生徒たちは感動していたようでした。終盤には生徒が参加して太鼓を叩く場面もあり、各自楽しみつつ真剣に演奏に向き合っていました。

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