2016年3月 3日 (木)

中等部3年 自由課題研究プレゼンテーション

3月2日(水)、中等部3年生は3カ月以上にわたって取り組んでいる自由課題研究論文の中間報告プレゼンテーションを実施致しました。報告者は計6名。中間報告の成果物であるポスターの中から、こだわりのある「問い」を立て、優れた論証を行っているものが選出されました。報告者のテーマを並べてみると、「スナック菓子のおいしい共通点は?」「ネガティヴは役立たずな感情か?」「これからの少子高齢化社会を乗り切るには?」「貧困問題は地域コミュニティで改善可能か?」「女性の権利はなぜ失われてきたのか ~マララさんからみる、中東の子どもたちの教育の実態~」「どうしたら人は飛べるようになるのか?」。どれも個性的で、夢に溢れたものもあれば、パーソナルな関心に基づくものもあり、さらには切実な問いかけを含む普遍的なテーマもありました。どの報告も、さすが高等部進学直前と言うべき論理的でユーモラスなプレゼンテーションでした。聴衆の「聴く力」も素晴らしく、楽しむべきところは共に楽しみ、真剣に聴くべきところは誠実な姿勢で臨む様子が印象的でした。大人から与えられた問いに答えるのではなく、自ら問いを立て、遥か彼方の答えに向けて探求していく今回の取り組みを通じて、「一生ものの学び」を見付けるきっかけをつかみとってくれたらと願っています。

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中等部 合唱コンクール

2月25日(木)、中等部生はみなとみらいホールで「第38回合唱コンクール」を実施致しました。授業だけでなく、朝のホームルーム前や放課後の部活動の合間を縫ってどのクラスも練習に打ち込んできました。各クラスにドラマがありました。時にはぶつかり合いながらも、最後には1年間を共に過ごしてきた仲間たちと一緒に歌える喜びをかみしめるように合唱する姿が印象的でした。初めての合唱に取り組んだ1年生の初々しい姿。自由曲に加えて課題曲にも挑戦した2年生の果敢な姿。そして、今年度の3年生(101期生)は校長先生から「何年も合唱コンクールを聞いてきたが、これほど感動した合唱はない」というお褒めのお言葉を閉会式の中で頂きました。最上級生にふさわしい見事な合唱でした。後輩たちにも、是非この良き伝統を引き継いでもらいたいものです。(写真はリハーサルの様子です)

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2016年2月15日 (月)

高等部1年 広島・山口研修旅行

1月21日(木)から23日(土)の2泊3日、高等部1年生は、広島・山口研修旅行に行って来ました。1日目は新幹線で広島に向かい、原爆ドームと平和資料館を見学しました。その後は班別の市内自主研修を実施、各班事前に決めた袋町小学校平和資料館や本川小学校平和資料館などの指定箇所を見学し宿舎へと戻りました。食事の後はクラスごとに自主研修の報告会を実施。各班が見学してきた場所の説明や感想を発表し、この日の体験をクラスの皆で共有しました。2日目は朝の8時から平和講演会を実施、語り部の寺前妙子さんによる被爆時の体験談を伺いました。その後はバスに乗り込みコースごとの研修です。生徒たち自身が企画した大和ミュージアム、似島散策、二葉山散策の3つのコースに分かれ、それぞれ平和に関連した施設や史跡を見学しました。そして午後3時過ぎには山口県の周防大島に到着、民泊体験の始まりです。入村式の後に3~5人のグループに分かれてお世話になる民泊先へ移動、それぞれが家族の一員として農業や漁業の体験をしました。翌日最終日は昼過ぎに集合し、バスで広島駅へ移動した後に新幹線に乗車、夕方には新横浜に到着し解散となりました。この研修旅行を通して生徒は皆過去の戦争の爪痕を今自分の目で確認し、実際に体験した方々の話を聞くことでその惨劇を実感し、そして民泊体験を通して人と人との絆の大切さを再認識できたのではないかと思います。今後一人一人がこの経験で感じたものを大切に育てて欲しいと思います。

Photo原爆ドーム見学

Photo_2生徒企画の研修

Photo_4夕食はお好み焼き付き

Photo_5学びの夕べ

Photo_7被爆体験講話

Photo_8民泊先で漁業体験

2016年2月 4日 (木)

中等部3年 理科見学

2月3日(水)、中等部3年生の希望者で上野の国立科学博物館に理科見学に行ってきました。最初に生徒同士で事前に調べた知識をもとに展示を説明しました。左の写真は代表の生徒が、加速器の仕組みを説明しているところです。右の写真は、大きな霧箱を観察しているところです。遥か彼方からやって来る宇宙線によって現れた白い足跡を見ながら、参加生徒は皆、広大な宇宙に思いを馳せていました。節分にあたるこの日は学校利用がほとんどなく、知りたいことを充分に学ぶことができました。

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2016年1月24日 (日)

高等部2年 京都奈良修学旅行④

今日は朝早くに京都の宿を発ち、北野天満宮にて来年度の受験合格祈願を99期全員で行いました。その後はクラスごとのコースで保津川下り、嵐山散策、京都水族館見学、和菓子作り、祇園花月鑑賞などを行いました。大型寒波の影響で往路同様に新幹線の遅れも懸念されましたが、特に運行時刻に乱れはなく、18:10ころ新横浜駅で解散をし、99期最後の宿泊行事「京都・奈良修学旅行」~天真爛漫~は幕を閉じました。

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2016年1月23日 (土)

高等部2年 京都奈良修学旅行③

3日目は京都市内のタクシー研修日でした。各班が、事前に回りたい神社仏閣や買い物場所などを決め、お世話になるタクシー会社のインタネットサイトを利用して所要時間やルートの確認を行った上で今日を迎えました。特に生徒に人気のあったところは清水寺、金閣寺、伏見稲荷、龍安寺、二条城、錦市場などでした。夕飯後は生徒企画の夜イベントを行い、事前に生徒が作成していた映像を上映したり、じゃんけん列車を行ったり、舞妓さんをお呼びして舞を踊っていただいたりしました。

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2016年1月22日 (金)

高等部2年 京都奈良修学旅行②

2日目は班別研修と醍醐寺特別拝観をしました。東大寺大仏殿からスタートした班別研修では各班が事前に立てた計画を参考に、春日大社、興福寺、奈良国立博物館を見学したり、ならまちで買い物を楽しんだりしたのち、宇治方面に移動して、平等院を訪れました。宇治では知的な散策に加え、食欲旺盛な年頃の生徒には堪らない抹茶スイーツ巡りを楽しむ班が数多くありました。夕方から夜間にかけての醍醐寺散策ではお勤め、法話ののち、お坊さんとのグループディスカッションを体験させていただきました。普段なかなか接することのないお坊さんとの交流は生徒たちにとって貴重な体験となったようです。

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2016年1月21日 (木)

高等部2年 京都奈良修学旅行①

1月20日(水)7時40分新横浜駅に集合し、99期生最後の宿泊行事が始まりました。中部近畿地方の雪の影響で、新大阪駅への到着は一時間ほど遅れてしまいましたが、生徒みんなの協力のもと、大きな問題なく過ごすことができました。法隆寺では参拝者の少ない境内で写真撮影を行い、クラスごとに見学を行いました。薬師寺では境内の散策後、写経道場において写経を行い、法話を聴きました。真剣に紙に向かい、一字一字を丁寧に描く姿が印象的でした。夜に行った東大寺二月堂の夜間散策は任意参加でしたが、約八割の生徒が参加し、二月堂の厳かな夜の雰囲気と、そこから眺める昼間とは趣きの異なる古都奈良の夜景とを満喫しました。

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2016年1月 9日 (土)

第3学期始業式

1月8日(金)冬晴れの中、第3学期がスタートしました。今学期の始業式は3部構成。ホールでの高等部3年生向け始業式を皮切りに、その後高等部1年生2年生が体育館に集まり始業式。続いて中等部3年生が加わり生徒会執行部演説および選挙を経、高等部1・2年生退場後、中等部生全員での始業式となりました。以下は、高等部1・2年生に向けた髙橋校長の言葉です。

『高等部3年生での始業式では、目前に迫ったセンター試験に向けての緊張感が伝わってきました。皆さんもその時期をやがて迎えます。まだ先のことと思うことも時の経つのは早いものです。その時期に成績が伸びる生徒と伸び悩む生徒には違いがあります。それは、身につけるべき基礎ができているか否かです。その基礎とは、普段の授業を真剣に受ける姿と毎日の家庭学習です。学校行事や部活動に一生懸命に取り組みながらも、そのような習慣がついている人は成績が伸びていきます。勉強はやり始めが一番辛いものです。それは山登りに例えられます。登り始めは森の中の坂道のため周囲が見えず、今までどのくらい進んだのか、その先に何があるのか見えません。勉強も同様です。今取り組んでいることが本当に成果の出るものなのか不安になることもあるでしょう。山登りは、森を抜けると視界が広がります。そこまで辿り着くと今までの道のり、その後に挑戦する頂きが見えてきます。では、どうすれば視界が広がるところまで辿り着けるのか。それは我慢することです。我慢強く努力することで展望が開けます。毎日の授業を大切に、家庭学習の習慣をしっかりと継続してほしいと思います。』

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2015年12月24日 (木)

合唱部ボランティア公演

12月21日(月)、今年も合唱部は、南町田の老人ホーム「鶴の苑」にボランティア公演に出かけました。今年で五回目になり、この行事も恒例となってきました。中には、この日が通所の曜日でない方も、私達の歌を聴きたいと、特別にいらしてくださった方もあり、とても暖かくお迎えくださいます。期末試験前後から体調を崩してしまった部員もおり、施設の性格上、体調が万全でない生徒は参加できないため、体調管理にはとても気を遣いました。「合唱」という身体が楽器となる音楽活動であるため、ベストコンディションで臨むことは必須条件でもあります。

今年は懐かしい童謡から「冬の歌」をメドレーにしたものや「麦の唄」をクリスソングに加え、レパートリーを広げました。また、手遊び歌でのフリも織り交ぜ、楽しんで頂きました。「たきび」や「ペチカ」「ジングルベル」「きよしこのよる」などご存じの方は一緒に口ずさんでくださり、最後には涙を流しながら拍手をしてくださいました。

文化祭の公演とは性格の異なるこの公演で、私達もいろいろなことを学ばせていただきます。鶴の苑の皆様方、どうもありがとうございました。

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