« 2014年1月 | メイン | 2014年3月 »

2014年2月

2014年2月27日 (木)

高等部2年 薬品毒性学講演会

2月24日(月)、高等部2年の合同ホームルームにおいて、「脱法ドラッグと医療用モルヒネ」に関する講演を星薬科大学の薬品毒性学の先生を招いて行いました。終了後、先生を囲んで座談会を行い、2時間以上にわたって熱心に討論を行いました。

Cimg1954

Cimg1959

Cimg1962

     

モンゴルから高校の先生ご来校

2月22日(土)、モンゴルから日本に国費留学中の高校の先生が、森村学園の理科教育の見学研修のために来校しました。高校生の実験や授業を見学し、午後には科学部の英語による研究発表のプレゼンテーションに参加しました。

Img_6184

Img_6188

Img_6190

     

Img_6194

Img_6195

Img_6189

高等部2年 芸術鑑賞会

2月19日(水)、高等部2年生は芸術鑑賞会で劇団四季によるミュージカル「Wicked」を観にいってきました。ひとときの夢のような舞台の世界を堪能しました。昨年も劇団四季の芸術鑑賞会を行いましたが、その時の事前学習で来校したタップダンスを披露してくださった役者さんがキーパーソンとして出演していることに生徒たちが気づき、より印象深い舞台となりました。

Img_6178

Img_6179

2014年2月26日 (水)

第36回合唱コンクール

2月20日(木)横浜みなとみらいホールにて、「第36回合唱コンクール」が行われました。大雪で臨時休校を余儀なくされ、音楽の授業が十分に行えなかったクラスもあり、集中して合唱を仕上げるのが例年以上に難しい状況でしたが、中等部各クラスの合唱はどの曲も素晴らしく歌い上げることができました。各学年の優勝クラスおよび曲目は以下の通りです。 

中等部1年  A組 自由曲「道」 (三浦真理作詞・作曲)

中等部2年  A組 課題曲「心の瞳」 (荒木とよひさ作詞 三木たかし作曲)

             自由曲「虹を渡って」 (山崎朋子作詞・作曲)

中等部3年  D組 課題曲「YELL」 (水野良樹作詞・作曲)

             自由曲「ヒカリ」 (瀬戸沙織作詞 松下耕作曲) 

中等部3年の川内美月さんは、以下のような閉会の辞を述べました。『中1のみなさん、初めての合唱コンクールはいかがでしたか。今日のために約2ヶ月間、1年生は1曲、2年生・3年生は2曲を一生懸命に練習してきました。そして先ほど、全員の輝いたステージが終わりました。皆さん、今までを思い返してみてください。どのクラスにも色々なドラマがあったのではないでしょうか。「男子と女子の壁」、「歌い手と指揮、伴奏者の壁」、「どのように合唱コンクールに向き合うかの考えの違いによる壁」。3回の合唱コンクールを経験した私たちは、この「3つの壁」に悩まされていました。しかし、「ハモリがきれいになって自信を持った強さ」、「クラスにまとまりが見えてきて曲を楽しもうとする強さ」、「何が何でも最後は勝ちたいとクラス全員が同じ思いを持つ強さ」。この「3つの強さ」で成長もすることができました。そもそも合唱コンクールはなぜ学年の最後の行事として行われるのでしょうか。理由は必ずあるはずです。皆さんはどう考えますか。私は、合唱の練習中にふとある考えが思い浮かびました。それは、「1年間共に教室で過ごしてきた仲間とどれだけ深く理解し合えたかを確認するためだ。」ということです。つまり、理解し合えてなかったら「壁」ができ、理解し合えたら「強さ」に変わる、これを乗り越えられたら次のステップへ上がってよいという「GOサイン」を私たち自身が出す課題が合唱コンクールなのではないかということです。2ヶ月間という期間、私たちは歌の練習だけをしていたのではなく、クラスの仲間との心のつながりをも鍛えていたのではないでしょうか。そして合唱コンクールという課題をクリアし、次のステップへ上がってよいという「GOサイン」が、今皆さんの心にあるキラキラした達成感です。どうか自信を持って次のステップに進んでください。そしてこれからも仲間を大切にしてください。(以下省略)』 

合唱のレベルもさることながら、生徒たちの鑑賞態度も高いご評価をいただくことができました。今年もまたひとつ、森村のよき伝統が引き継がれました。

4_4

1_2

11

13

14

16

2014年2月25日 (火)

中等部3年 自由課題研究 学年プレゼンテーション大会

「進路指導」の一環として、中等部3年生は「自由課題研究」を行っています。この活動は中等部教育の集大成として各生徒が興味のある分野を追及し、「未知の世界」を切り拓くことを目的としています。各クラスでの研究成果発表を経て代表に選ばれた生徒たちは、2月12日(水)の合同ホームルームにおける「学年プレゼンテーション大会」に参加しました。「日本の原子力発電」、「おいしい牛乳」、「プログラミング」、「睡眠と暗記力の関係」、「野菜の効能」、「空を飛ぶこと」…、などの幅広いテーマにおける研究発表に対して、生徒も教員たちも真剣に耳を傾けていました。また、ユーモアあふれるプレゼンテーションには大きな笑い声と拍手が沸き起こりました。

Img_0460

Img_0461

Img_0468

Img_0469

Img_0470_2

Img_0477_2

中等部2年 職業調べ講演会 パイロット・弁護士

1月29日(水)の中等部2年生職業調べ講演会では、事前のアンケートで希望の多かった2職種、「パイロット」と「弁護士」の先輩、田中大雅さん(ANAパイロット)と藤江勇佑さん(弁護士)をお招きしました。2職種の方を一度にお呼びした理由は、その個々の仕事についてだけでなく、そこに共通する大切なことに目を向けて欲しいからでした。ウォーミングアップ代わりに、人気テレビドラマの1シーンを流し、それぞれの職業の世間のイメージと実際のギャップについてお話しいただきました。「実際にその通り」というものもあれば、「それはフィクション」というものもありで、生徒たちの興味をかきたてました。パイロットの田中さんは、「一つのフライトが終わったらまた急いで別のフライトに向かうというハードな毎日。しかも汗で手袋がびっしょりになるほどの緊張の連続…。」、弁護士の藤江さんは、「仕事の8~9割はデスクワーク。毎日遅くまで文章を作っていくのは学校の宿題の比ではない。それでいて裁判中に傍聴席からヤジが飛び傷つくこともしばしば。この仕事が自分に本当に向いているのか思う毎日です。」とそれぞれお話ししてくださいました。田中さんは、パイロットの操縦技術も大切ですが、コミュニケーション力も同様に大切という話題をされ、実際に会社の研修で行われている内容を紹介してくださいました。二人の生徒を登壇させ、一人はホワイトボードの片面に予め描かれた絵を見、その絵を見ていないもう一人にその絵の内容を口頭で伝え、絵を再現させるものです。森村学園の新カリキュラム「言語技術」で扱う「空間配列」と同じ内容であるために、再現された絵は予め描かれた絵にそっくりでした。講演会の後半は、それぞれの仕事のやりがいを語ってくださいました。お二人に共通したこと、それは仕事とは誰かの役に立つこと、自分の力で社会に貢献することでした。憧れの職業に携わる先輩から、働くとはどういうことなのか、夢実現のためにどのような経験をされたのかを聞くことができました。

Img_0437

Img_0438

Img_0442

人気TVドラマの1シーン パイロットの田中さん 弁護士の藤江さん(右)

Img_0446

Img_0451

Img_0456

担任の司会で講演会は進行 パイロット研修体験「絵の描写」 弁護士体験も・・・

2014年2月17日 (月)

中等部3年陸上競技部 大越くん快挙

中等部3年の大越崇浩くんは、2月8日(土)大阪城ホールで開催された「日本ジュニア室内陸上競技大会」の「中学60mハードル」に出場し、見事第5位(タイム8秒21)に入賞しました。全国大会優勝者とも互角に戦えたことに大きな自信をもって帰ってきました。

Photo

Photo_2

2014年2月 7日 (金)

中等部2年 職業調べ講演会 歌手 一青窈さん

1月15日(水)、中等部2年生の「合同HR」は、来る2月20日(木)に予定されている「合唱コンクールの学年練習」という様相で始まりました。学年代表の指揮者と伴奏者が舞台に上がり、共通の課題曲「心の瞳」を5クラス全員で練習をし始めました。一回通しで歌い終えた後、司会の学年主任が「では本日はここで講評を専門家にお願いしてあります。」という前フリの後、突然、「ハナミズキ」がBGMで流れ始めました。最初、生徒たちはきょとんとしていましたが、ほどなくして何人かが騒ぎ始めました。そこに登場したのは歌手で第77期卒業生の一青窈さん。一青さんは、笑顔で手を振りながらステージへと向かいました。「先輩」一青さんの第一声、「みんな、覇気がなかったぞ。歌は楽しみながら歌うといいよ。」はとても印象的でした。一青さんの森村生時代の合唱コンクールの思い出や、課題曲の作者坂本九さんのエピソードも交えて、実際に「心の瞳」をご自身で歌いながら、上手に歌うコツを数々披露してくださいました。さて、歌の練習はここまで。ここからは本来の目的である「職業調べ講演会」に入りました。 

~作詞を始めたきっかけは小学生の時。詞を書いたら教室のボックスに入れるということがありました。『自信をください』という詞を投稿しました。クラスの仲間が騒ぐ中、先生が言った一言、「よい詞でしたね。」この一言が自信となりました。中高時代は、趣味の作詞を続けながら、バスケットボールと美術部、行事等で楽しい日々を送っていました。しかし、クラスの友人が事故で下半身不随となってしまいました。いつも仲間を励まし、盛り上げていたその友人の境遇は他人事とは誰も思えなかったのです。みんなで代わりにノートをとったり、どうずれば車椅子でも学校生活が送れるか必死で考えたり…、一青さんの心の中に「人を助ける」という意識が芽生えました。更に転機が訪れました。既に小学校2年生でお父様がお亡くなりになっていました。寂しい思いの一青さんの心の穴を懸命に埋めてきてくれた最愛の母が末期のガンに襲われました。日に日に衰えて行く体、失われていく体力。そんな中、一青さんはお母様の大好きな森公美子さんのコンサートにお母様を招待しました。するとお母様にみるみる力が蘇ってきました。「音楽ってこんな力があるんだ。ならば自分は音楽で人を助けたい、役に立ちたい、人々を元気づけたい。」一青さんの夢の方向性は決まりました。後は、それを進路につなげることでした。音楽療法のある病院を建築しようと建築学科を考えたり、音楽で人を元気にする仕事が学べる学科を探したり…。入学した慶應義塾大学では、アカペラサークルで歌を歌い始めました。高等部時代に見定めた生き方の方向性がいつも指針になってくれました。車椅子の人もおしゃれになれるようなファッション雑誌を作るボランティアをしたり、車椅子の人の介助者として社会を見たり、聾唖者の方々の前で歌ったり…。人を元気づけたい、助けたい。これが原点でした。そんな活動が、芸能事務所の社長の目に留まり、今につながっています。~ 

あっという間の50分間でした。一青さんの言葉の中に繰り返し強調されていることがありました。それは、「喜んでくれるひとのために頑張る」「誰かを助けたい」「人の役に立ちたい」。憧れの「大先輩」が語る一言一言に、中等部2年生たちは真剣に耳を傾けていました。

Photo

Photo_2

Photo_4

一青さん、ご入場(生徒はびっくり) 合唱コンクールの練習①(男子の指揮者とともに) 合唱コンクールの練習②(一青「先輩」のご指導に応える生徒たち)

Photo_5

一青「先輩」のお言葉を真剣に聞き入る生徒たち