2014年12月25日 (木)

合唱部 ボランティア公演

12月22日(月)、終業式を終えて、合唱部は、南町田の老人ホーム「鶴の苑」にボランティア公演に出かけました。この時期、インフルエンザやノロウィルスなどがはやり始める時期で、1人でも咳や腹痛を訴える部員がいると、施設に伺うことは実現できないため、1人1人が健康管理にとても気を遣います。何とか、クリスマスソングをお届けしたいという熱い思いで、無事、公演を終えることができました。会場では、「あわてんぼうのサンタクロース」や「赤鼻のトナカイ」などよくご存じの曲を一緒に口ずさんでくださったり、「アメージング・グレース」や「あら野のはてに」に涙してくださったりするお姿が見受けられました。また、最後に「きよしこのよる」をお集まりくださった方々とご一緒に合唱しました。「昔、自分が女学生だった頃がよみがえりました」「こどもたちの声に心が洗われました。心が純粋できれいだから、透き通った声が出せるのね。」とお声をかけてくださったおばあさま方のお言葉が印象的でした。この公演は、なかなか外にお一人でお出かけになりにくくなられた方々に歌声をお届けしようと企画し、4年前より1年に1度伺っています。いつも暖かくお迎えくださり、部員にとっても、いろいろな勉強をさせていただく貴重な体験です。鶴の苑の皆様方、どうもありがとうございました。

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2学期終業式

12月22日(月)、2学期の終業式が行われました。式の中で髙橋校長は、次のような言葉を述べました。『ノーベル物理学賞に日本人研究者3人が選ばれました。発光ダイオードは、赤色と緑色はすでに開発されていましたが、青色は難しいとされ開発が遅れていました。今回の青色の開発で光の三原色が揃い、応用範囲が急速に広がり普及し始めました。受賞者の一人、名古屋大学の天野教授自身、この研究は大学院生時代に始めたとのこと。世界中の開発者がしのぎを削る中、朝から晩まで繰り返し実験をしたにもかかわらず失敗の連続。失敗の山は1500回にも及んだそうです。何度失敗してもくじけず、ようやく成功にたどり着いたようです。「成功の秘訣は成功するまで続けることにある。継続は力なり。」その言葉通り、諦めることなく続けることで、高い目標の成功につながりました。苦しい時こそ気持ちを切り替えて、高い目標に向かって頑張りましょう。山は登ろうと思わなければ登れない。これからの皆さんの努力に期待します。』 

その後、各種の表彰式が行われました。

(中等部)

全国硬筆コンクール活字文化推進機構賞 中1 荒井詩織

第13回鎌倉全国俳句大賞 青少年の部 NHK学園賞  中2 小野千花

小林一茶記念全国小中学生俳句大会 中2菊地龍太郎 桜井風美香 三宅弦太

テニス部緑区硬式テニス大会 女子シングルス 14歳以下1位小林美音・16歳以下2位高橋佳子

16歳以下ダブルス1位小林・高橋ペア

新体操部横浜市中学秋季大会 団体 Aチーム1位 Bチーム6位 

(高等部)

全国硬筆コンクール 全国高等学校協会会長賞 高3山田京香文字

関東高校選抜新人陸上競技大会110M幅跳び 第3位高1大越崇浩 

空手道部神奈川県高校新人戦 女子 型第5位 組手第5位

新体操部神奈川県高校新人戦 女子団体 Aチーム優勝 Bチーム準優勝

 個人フープ・ボール・クラブ・リボン 3位入賞矢島未和

新体操部は3月21・22日に広島県で開催される全国選抜大会に出場いたします。

第69回国民体育大会神奈川県チーム 4位入賞 高3平田鈴奈・矢島未和

神奈川県体育協会会長賞 平田鈴奈・田中千波・矢島未和・黒田華子・塩田夏菜・嶋井綾菜

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2014年12月10日 (水)

『南極教室』

11月27日(木)の放課後、中等部3年生全員と中等部1年生から高等部3年生までの希望者をあわせて約310人の生徒が学園ホールに集まり、「南極教室」に参加しました。これは、森村学園と「第55次南極地域観測隊越冬隊員」として参加している本校86期卒業生、濱田彬裕さんをはじめとする国立極地研究所のみなさんとの共催企画として実現したものです。濱田さんが中等部3年生の前に姿を見せるのは1年ぶりです。昨年11月に中等部2年生に向けて行われた「職業調べ」の講演者として、南極に出発する直前に来校してくれて以来です。

「南極教室」は、本校77期卒業生である一青窈さんの司会で始まりました。「南極の濱田さん、聞こえますか~?」の呼びかけでスタートすると、マイナス30℃の昭和基地の前から参加者たちに向けて「森村学園のみなさん、濱田です。」と距離を感じさせない声が聞こえ、そこから、濱田隊員の南極での仕事の様子や、南極大陸の様々な魅力を紹介が始まりました。前半の「南極講座」では特に、南極のオーロラの不思議、隕石の話など宇宙との接点の話が南極からの映像を交えて展開されました。

後半の「生徒たちからの質問コーナー」も活発に行われました。「南極にはどんな生き物がいるのですか?人懐っこいですか?」「南極でみられるいろいろな現象の中で一番南極を感じたのは何ですか?」「昭和基地にはシェフがいて美味しいものを作ってくれると聞いたことがありますが、濱田さんは何が一番好きですか?日本に帰ってきたら一番食べたいものは何ですか?」「オゾンホールが南極上空に空いているのには理由があるのですか?地球の環境の変化を実感するようなことはありますか」といった質問に対して一つ一つ丁寧に答えてくれました。その答えの中で、見せてくれたのがカップに入れたお湯を空中に撒くと一瞬で飛び散るようにして凍り付くお湯花火(水ではこの現象は起こらないそうです)。それから、シャボン玉を膨らませると凍り付いてそのままの形で戻ってくる様子。それに息を吹きかけた瞬間にガラスのように細かく砕け散る様子などの映像に、生徒たちからは「うゎ~!!」「え~!!すご~ぃ」といった歓声が自然に湧き上がってきました。

会場いっぱいに温かい雰囲気に包まれ、あっという間の45分間が過ぎてしまいました。濱田隊員からは「皆さんに少しでも南極に興味を持っていただけたら何よりです。将来は様々なことに挑戦して楽しみを増やしてほしいなと思います。挑戦したことの中に夢を見つけて熱中できればこれほど楽しいことはありません。」というメッセージをいただきました。司会を務めてくれた一青さんが「今、南極の様子を見ていたら、詞がひとつ書けました。私もいつか南極に行きます!!」と語ってくれたのも大変印象的でした。

生徒のアンケートには「神秘的なオーロラのでき方が知れて嬉しかった。」「シャボン玉実験がきれいだった。」「南極とライブでつながり、とても近くにいるように感じた。」「森村の先輩が南極で活躍しているのは僕たちの誇りだ。」などの感想が書かれており、参加した生徒たちの満足度の高さがうかがえました。 

この日の夜、テレビ神奈川のニュースの中で、「南極教室」の様子を紹介していただきました。

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2014年12月 8日 (月)

俳句コンクール 中等部生多数入選

国語の夏休みの創作課題「俳句」20句より選んだものを、全国規模のコンクールに応募しています。今年も入選の通知が届く季節となりました。十七音に凝縮された、この夏の思い出が、俳句の中で輝き続けることのなんと素敵なことでしょうか。

≪平成26年度 一茶まつり全国小中学生俳句大会≫(主催:炎天寺)

秀逸  信号を まつのは蝉の 木の下で  (中2菊地龍太郎くん)

入選  真夏の日 畳の色は 薄くなり  (中2桜井風美香さん)

入選  母のとも 日傘が肩に 当たりけり(中2三宅弦太くん)

≪第13回 鎌倉全国俳句大賞≫(主催:鎌倉虚子立子記念館)

NHK学園賞  改札に 色とりどりの 浴衣かな (中2小野千花さん)

秀逸  水やりが 水遊びへと いつの間に (中2森日菜子さん)

佳作  朝ごとに 白きむくげが かがやけり (中1柏晴裕くん)

*写真は、鎌倉全国俳句大賞表彰式(11月24日:鶴岡八幡宮直会殿)の様子

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2014年12月 2日 (火)

高等部2年 京都・奈良修学旅行

高等部2年生は、11月17日(月)から20日(木)まで4日間、京都・奈良修学旅行に行ってまいりました。初日は全員で奈良の法隆寺と薬師寺をめぐり、古都の歴史に思いをはせました。薬師寺の僧侶の方の法話に真剣に耳を傾け、生徒たちはそれぞれの生き方について深く考えることができたようです。二日目の午前中は宇治コースと飛鳥コースに分かれ、宇治コースの生徒は平等院などをめぐり、飛鳥コースの生徒は自転車で史跡をまわりました。午後は「醍醐寺」を訪ねました。醍醐寺では例年「森村特別プログラム」で歓待されています。舞妓さんの舞台鑑賞や僧侶の方々とのディスカッションなど、貴重な体験をさせていただきました。

三日目は終日タクシー研修です。グループごとに分かれて事前にたてた計画に沿って京都の様々な場所を自由に訪れました。夜はホテルで有志の生徒が準備したイベントが行われ、森村最後の宿泊行事の夜として思い出を残すことができました。最終日はクラスごとに分かれて活動しました。座禅や写経、着物の体験、保津川くだり、映画村散策、貴船神社までのハイキング、琵琶湖ランチクルーズなどを楽しむことができました。

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2014年11月26日 (水)

中等部2年 イングリッシュ・キャンプ

中等部2年生は、11月20日から22日にかけて、2泊3日の「イングリッシュ・キャンプ」を成田のラディソンホテルにて実施致しました。英語だけの環境に身を投じ、ホテルマナーを身に付けるなど、次年度のニュージーランド修学旅行を強く意識した、いわばその予行演習にあたる宿泊行事です。バスに乗車した瞬間から、すでに英語漬けの時間が始まっていました。ホテル到着までの2時間、学習班ごとの座席で担当のネイティブ講師との挨拶が交わされると、英語を使ったゲームで車内は徐々に盛り上がっていきます。ホテル到着後は学習班ごとに分かれ、各研修室で実際に英語だけのコミュニケーションを行います。今まで教室で学んできた英語表現で自分の思いをネイティブの先生に伝える喜びを実感していたようです。また、逆に自分の気持ちをうまく英語で伝えられない「もどかしさ」も味わっていたようですが、是非その口惜しさを来年度のニュージーランド修学旅行につなげていってくれたらと思います。学習班ごとの学びの成果は、最終日に劇発表という形で披露されました。歌やダンスも交えて、各班ともに個性あふれるユーモラスな作品を発表してくれました。計20班で3時間近くに及ぶ力作ぞろいでした。その採点時間を利用して、生徒たちは学習班ごとにネイティブ講師に喜んで頂くために準備してきた「サプライズ」を披露しました。折り紙で花束やレイを作る班、人文字で”THANKS”を作る班など様々でしたが、生徒たちにとってはあまりに短く別れ難い貴重な経験になったようです。今回の経験が、英語学習の大きな動機づけになった生徒も多くいるようです。今後の活躍に期待しています。

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2014年11月16日 (日)

中等部1年芸術鑑賞 和太鼓

10月29日(水)の5・6時間目、本校体育館にて中等部1年生の芸術鑑賞会が行われました。生徒たちは、日本の伝統芸能に触れ、日本の心や技を知ることを目標に、和太鼓集団の「天邪鬼(あまのじゃく)」の演奏を堪能しました。暗転した体育館のなか、生徒たちはステージ上で繰り広げられる和太鼓演奏の迫力にしばし言葉を失っていました。大きな和太鼓から打ち出される体全体をズドンズドンと震わせる響き。いっぱいに伸ばされた筋骨隆々とした腕が刻むリズムと躍動感。3人の演奏者が一糸乱れぬ動きで勢いよく撥をふるう様は舞いでも見ているかのような美しさでした。途中で和太鼓のレクチャーや津軽三味線による「津軽よされ節」の演奏もはさみ、生徒たちの太鼓体験コーナーに移ります。各クラスの代表の生徒がステージに上り、演奏者の方の手ほどきの下、実際に和太鼓を敲いてみます。最初は簡単なリズムだったのが徐々に難しくなっていき、余裕な表情を見せていた生徒も次第に熱が入っていきました。この鑑賞会で初めて実際に和太鼓を聞いた生徒も多く、和太鼓の迫力に魅了された様子でした。

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2014年11月11日 (火)

ESS部の活躍

≪Happy Halloween !≫
10月31日(金)はハロウィーンでした。
ESS部では毎年、思い思いのコスチュームで本物のジャコランタンを作り、幼稚園、初等部、中高等部、正門横の守衛所に飾り、訪れた人の心を和ませています。今年のジャコランタンには文化祭で取り組んだ「Lion King」のシンバの顔を模したものもありました。中等部1年から高等部2年のみんなで仲良く楽しいひと時を過ごしました。

 ≪ボランティア公演≫

11月8日(土)、 特養老人ホームまちだ正吉苑でボランティア公演を行いました。演目は文化祭で発表したライオンキングです。皆さんが曲に合わせての手拍子をしてくださったり、どこの劇団の方?と聞いてくださったり・・・。フィナーレには温かい拍手を送ってくださいました。ESS部員も、皆さんに喜んで頂きたい一心で一生懸命の演技でした。まちだ正吉苑の皆さん、どうもありがとうございました。

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2014年11月 7日 (金)

中等部3年生 ニュージーランド修学旅行

中等部3年生は、10月26日(日)から11月1日(土)まで、ニュージーランド修学旅行に行ってきました。初日は、成田からの直行便で約11時間かけて無事オークランド空港に到着。そこからバスに乗り換え3時間の移動。道中生徒たちは旅の疲れからか、ぐっすりと寝ていました。バスは「ワイトモ鍾乳洞」に到着。幻想的な土ボタルの世界に浸りました。その後は、少人数グループに分かれて3泊4日間のファームステイに向かいました。各ファームステイ先では、羊の毛刈りや乳しぼりを体験し、中には牛の出産シーンに立ち会うグループもありました。そのような貴重な体験を通して、英語でのコミュニケーションに挑戦し、ひとまわり成長して帰ってきたようです。5日目の午前は、コース別のアクティビティに挑戦。スリル満点の川下り「ラフティング」、三輪つきカートで山の斜面を滑走する「リュージュ」、最高時速80キロで湖面を疾走する「ジェットボード」にそれぞれ参加し、楽しい思い出をつくることができました。午後は、高さ30メートルまで噴き上げる間欠泉を見学した後、マオリコンサートを堪能しました。6日目の午前は、オークランド市内の学校との学校交流が行われ、現地の同年代の学生との交流を深めることができました。ジャズの演奏やダンスなどの披露で歓待された後、森村生からはそのお礼に、全生徒による合唱(「栄光の架け橋」:出発前毎日終礼時に練習していました。)から始まり、新体操部や空手道部、ESS部のパフォーマンスや、ソーラン節を披露しました。午後は、オークランド博物館見学、オークランド市内班別散策を行いました。帰国後、ニュージーランド修学旅行委員が中心となり「フォトコンテスト」の準備が、また学年としては「ニュージーランド事後学習ミニレポート」の指導が進んでおります。

Photo_2ファームステイ先で

Photo_3マオリ伝統の儀式で迎えられる

Photo_4ラフティング

Photo_5現地校の生徒にジャズの演奏で迎えられる

Photo_6現地校でソーラン節を披露

Photo_8オークランド博物館

2014年11月 4日 (火)

高等部1年 広島研修旅行

10月23日から25日まで、高等部1年生は広島研修旅行へ出かけました。1日目は平和学習です。原爆ドーム周辺の碑めぐり、原爆体験の講和、原爆資料館の見学をしました。碑めぐりで各クラスの代表がガイド役として解説を行い、それを熱心に聞く姿や、講話での悲惨な話に真剣に耳を傾ける姿には、知らない戦争や原爆について懸命に想像を巡らせ、考えている様子がうかがえました。2日目は山口県周防大島での民泊体験。5~6人のグループで島の家庭にお世話になり、漁や農業の体験をさせていただきながら1日を過ごしました。島の生活や人の温かさに存分に触れることが出来たようで、離村式では別れを惜しむ姿があちらこちらに見られました。その後宮島へ移動し、厳島神社の参拝と宮島散策を楽しみました。(写真 上段左:原爆ドーム前 上段中央:生徒による碑めぐりガイド 上段右:ちょうどTVの取材が来ていたお宅にお世話になった生徒もいました。その模様はテレビ朝日「人生の楽園」で放送予定です。下段左:離村式にて)

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