高等部 球技会
4月28日(金)、前日の曇り空が嘘のような澄み切った青空のもと、今年も生徒主催による球技会が行われました。執行部を中心に企画から運営まで全てを生徒たち自身で行う、高等部生ならではの恒例行事です。バスケットボール、バレーボール、ドッジボール、バドミントン、サッカーなどの種目で学年対抗の熱い戦いが繰り広げられました。今回見せてくれた力を、様々な行事に活かしていって欲しいと思います。
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4月28日(金)、前日の曇り空が嘘のような澄み切った青空のもと、今年も生徒主催による球技会が行われました。執行部を中心に企画から運営まで全てを生徒たち自身で行う、高等部生ならではの恒例行事です。バスケットボール、バレーボール、ドッジボール、バドミントン、サッカーなどの種目で学年対抗の熱い戦いが繰り広げられました。今回見せてくれた力を、様々な行事に活かしていって欲しいと思います。
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4月28日(金)、中等部2年生は「芸術鑑賞」および「横浜散策」を目的に、桜木町・関内に行ってきました。まず、芸術鑑賞では横浜市青少年センターにて狂言を堪能しました。狂言の面白さが子供たちに伝わるかとヒヤヒヤしていましたが、こちらの心配をよそに、笑うべきところで笑いもおき、鑑賞マナーも申し分ないものでした。鑑賞後には狂言体験もさせていただき、狂言における笑い声や、動物の鳴き声、すり足での移動など様々な表現方法を教えていただきました。とりわけ、簡単そうに見えるすり足は、実際にやってみると非常に難しく、演者の方々も「すり足は何十年やっても難しい」と話していました。最後の質問コーナーでは様々な質問が出てきましたが、「狂言は、リハーサルはせずに本番を迎える。狂言には型があるからできること。これは650年の歴史があるからこそできる。」という言葉には、狂言の歴史の深さをまじまじと感じさせられました。そして、狂言の鑑賞が終わった後は、グループ毎に横浜散策に出発しました。スタートの桜木町駅からゴールの横浜スタジアムまで、その間のルートでグループ毎に決めた見学地を見て回ります。事前学習のかいもあり、横浜の歴史について思いを馳せながら見学していた班もありました。ゴールの横浜スタジアムへの集合時間に遅れる班もなく、短い散策時間ではありましたが充実した校外行事となりました。
狂言体験教室 横浜散策① 横浜散策② |
4月9日(日)、川崎駅前の「ミューザ川崎」において管弦楽部第12回定期演奏会は大盛況のうちに終了いたしました。当日は朝方、雨の降る中でしたが、1600名のお客様にご来聴頂きました。日々の部活動に加えて、早朝練習や休日練習、合宿など練習を積み重ねてきた成果を存分に発揮することができたことと部員一同うれしく思っております。前半はチャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」より「ポロネーズ」に続いて、交響曲第1番「冬の日の幻想」という難曲に挑みました。クラシック曲を通じて、基礎を大切に丁寧に演奏すること、パート間のバランスを意識することを心がけました。そして後半は映画音楽を取り上げ、「アマデウス」より交響曲第25番第1楽章、「荒野の7人」のテーマ、「サウンド・オブ・ミュージック」、「ニューシネマ・パラダイス」、「ジェラシック・パーク」組曲をお送りしました。部員が一丸となって自発的に演奏することを心がけましたが、お客様の中には、それぞれの思い出を思い描き、身体でリズムをとられたり、涙ぐまれたりと映画の世界をお楽しみくださいました。お客様とご一緒にその音楽空間を共有できたことが、私たちにとってこの上ない幸せな時間であったと感じております。さらにアンコール・チャイコフスキーの劇付随音楽「雪娘」では、景気よく元気に演奏し終えることができ、たくさんの拍手を頂きました。最後になりましたがこの演奏会を開催にするにあたり、ご協力頂きました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。(以下はリハーサル中の写真です。)
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4月8日(土)、2017年度第1学期始業式が行われました。体育館に並んだ中等部2年生から高等部3年生の生徒たちが、新入生201名を温かな拍手で迎えました。今年度は全校生徒1165名でスタートします。初めに髙橋校長が次のような言葉を述べました。『明確な目標を持つことが大切である。その目標を実現するためには、何を優先して何を我慢するべきか。優先順位によって結果が変わってくる。気分や感情に振り回されず上手に時間を使って欲しい。目標に対してぶれることなく努力することを期待します。』その後、新入生代表挨拶、在校生代表挨拶、表彰式(英検満点賞・新体操部・テニス部・バドミントン部)と続きました。
新入生入場 校長先生 新入生代表挨拶 在校生代表挨拶 テニス部表彰 |
時折小雨が混じる4月7日(金)午前、中等部新入生201名の入学式が行われました。今年も管弦楽部の演奏と大きな拍手で迎えられた新入生は、少し緊張した様子で体育館に入場しました。式の始めは校歌斉唱。2月のガイダンスから練習してきた校歌の歌声が体育館に響き渡りました。次に担任が新入生を一人ずつ呼称。元気に返事して起立する制服姿はとてもまぶしく輝いていました。式辞として髙橋校長は次のような言葉を述べました。『創立者森村市左衛門は、激動の幕末から明治期の荒波を乗り越え、日米貿易の先駆者として活躍した実業家です。「依頼心を起こさず、胆力至誠の決心にて困難に打ち勝ち、人類社会の幸福を求める為に奮励努力する」という「独立自営」の精神を礎としました。自らの実業界での経験から「人を育てる」ことの重要性を悟り、その情熱を教育に注ぎました。今年で創立107年。独立自営の精神と、校訓「正直・親切・勤勉」は森村教育の根幹を成し、しっかりと受け継がれています。歴史ある森村学園での6年間、校訓をもとに、真に社会に役に立つ人へと成長することを願っています。6年間の成長の過程は楽しいことばかりではありません。悩みや葛藤、困難が待ち受けているかもしれません。どんなことでも乗り越えてこそ強く、たくましく成長します。中高6年間を過ごす上で、胸に刻んでほしい3つのことを伝えます。一つ目は、「自分からやろう」という前向きな姿勢をもつこと、二つ目は、挨拶の習慣を身につけること、三つ目は読書の習慣をつけることです。6年後、森村学園に入って本当によかったと思えるようになって卒業してほしい。』さらに松本理事長からの祝辞、校長による職員紹介と続きました。
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3月20日(月・祝)、高等部卒業式が行われました。管弦楽部による「威風堂々」の演奏と共に、第99期生が式場に入場しました。校歌斉唱の後の式辞で、髙橋校長は次のように述べました。『技術革新やグローバル化が急速に進み、保護主義的な動きも見え始め未来が予測しにくい時代。このような時代だからこそ自己の目標を設定し解決していかなくてはならない。自分の頭で考え、物事の本質を見抜く力を意識的に身につけて欲しい。6年前の東日本大震災では多くの同世代の人たちが犠牲となり、大学受験を諦めなくてはならない人も大勢いました。失ってみて初めてわかる有難さ、絆の大切さに感謝する心を忘れないで欲しい。陰日向になり支えてくださった家族の方々に感謝して欲しい。これからは森村の卒業生としての自覚と誇りをもち、校訓「正直・親切・勤勉」を胸に刻み、創立者が願う「真に社会に役に立つ人」になってください。』
皆勤賞授与、記念品贈呈、卒業生保護者代表による祝辞、在校生代表からの送辞、卒業生代表からの答辞、卒業式の歌と、今年の卒業式も厳粛に進行しました。司会の林教頭から閉式の合図が出ると、卒業生の一人が進行を止め、卒業生が全員で後方を向き、後輩たち、保護者、教職員への感謝の気持ちを、ピアノとギター、合唱で表現しました。盛大な拍手と温かな雰囲気が式場全体を包み、また一つ、卒業式の「伝統」が受け継がれました。
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3月18日(土)午前は、中等部3年生の中等部終業式および中等部3年証書授与式、午後は、高等部終業式および卒業式予行練習が行われました。午前の式で、髙橋校長は次のような言葉を述べました。「中等部3年生は義務教育が修了する大事な節目を迎えました。4月からの高等部生活では自分の進路を決定する大事な3年間になります。人はダイヤモンドのような原石で、磨けば燦然と輝き、磨かなければ石ころと同じ。一つのことに挑戦することは人生の大きな支えとなります。挫折や失敗を乗り越えてこそ人は強くなれます。何事も”自分から”という姿勢で高等部生活を送ることができるなら、充実した実りの多い3年間になるでしょう。更に成長することを期待しています。」
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3月14日(火)、「大学受験を語る会」が行われました。高等部1年生・2年生で満員になったホールには、6日後に卒業式を控えた高等部3年生11名が登壇しました。後輩たちからの事前のアンケートを元に、大学受験を終えたばかりの先輩たちが直接後輩たちに語りかけました。「受験勉強中は辛いこともあったけど、部活動で精神力と体力を鍛えられたので乗り越えられた。」「最も辛かった時は、志望校に足を運び、そこに通う自分をイメージした。」「自分は勉強が好きだと思っていたが、受験勉強中は自分の弱さと向き合うことが辛かった。」「時間の管理を徹底した。」「受験勉強のスタートが遅かったので、とにかく量をこなした。」「模試の結果に動じてはいけない。模試でできなかった問題をできるようになればよい。」「学校の自習室を活用した。休憩時間には友達とカフェテリアで昼食を食べたり、グラウンドで体を動かすことが何よりも楽しかった。」先輩たちの経験に裏打ちされた言葉には説得力があり、2時間におよんだ「大学受験を語る会」は有意義な時間になりました。
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3月8日(水)、今年度卒業生のうち10名と保護者代表の方々とで青山霊園にある、森村学園創立者森村市左衛門翁のお墓にお参りしました。6年間の思いを乗せて、手を合わせる生徒たち。一人ひとりどんな言葉を伝えたのでしょう。6年間ありがとうございました。
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2月16日(木)、みなとみらいホールにて、「第39回合唱コンクール」が開催されました。「音楽の授業だけでなく、早朝や放課後にもクラス全員で時間を作り、練習を重ねてきました。」という中1の山本くんの開会の辞でコンクールが始まりました。その後、全員起立しての校歌斉唱、中1、中2、中3の合唱とコンクールは進行しました。今年はインフルエンザの流行が例年より早く、音楽の授業ではクラス全員が揃っての合唱練習が十分にとれないという状況の中で、どのクラスも持てる力を十分に発揮した合唱でした。校長先生の講評および成績発表、中3の近藤くんによる堂々とした閉会の辞で今年の合唱コンクールも幕を閉じました。
各学年の優勝クラスおよび曲目は以下の通りです。
中等部1年 A組 自由曲「この空の青さよ」
中等部2年 E組 課題曲「明日に渡れ」 自由曲「君と歩こう」
中等部3年 E組 課題曲「予感」 自由曲「二十億光年の孤独」
前日のリハーサル(中1)
本番直前にクラスの団結を高める
最上級生に相応しい合唱(中3) |
1月17日(火)から20日(金)にかけて、高等部2年生は修学旅行で京都と奈良へ行きました。前日までの大雪の影響で新幹線が一部区間徐行運転をする中、まずは京都の醍醐寺へ。まだ雪が残る醍醐寺では金堂にて法要の後に雨月茶屋にて昼食、その後は茶道や華道、写経などのグループに分かれて京都の文化体験、そしてさらには霊宝館において舞妓さんによる舞を鑑賞しました。その後、宇治にて夕日に染まる平等院鳳凰堂を見学し、奈良のホテル「ニューわかさ」に宿泊です。2日目は東大寺、法隆寺、薬師寺とめぐり昼には近鉄奈良駅に到着、そこからは班別の自主研修です。今夜の宿である京都のホテル「花かんざし」まで、それぞれが自分たちで設定したルートで向かいます。早く京都へ行くグループもあれば奈良に残り散策をするグループもありました。3日目は市内タクシー研修です。2日目とは違う班で今度は京都市内を見学しました。生徒の人気No1はやはり清水寺です。他にも伏見稲荷神社、金閣寺など各班が事前に調べ設定したルートを運転手さんの解説と共にまわりました。また、夜には生徒が企画したイベントもあり大いに盛り上がりました。最終日はクラス別の研修となります。錦市場や和菓子作り体験、寺院や祇園花月など、クラスごとに希望するコースをまわりました。そして午後4時半の新幹線で京都を出発、夕方には新横浜に到着し解散となりました。宿泊行事では普段学校では見ることができない生徒の違う一面を見ることができます。また、高等部の修学旅行ともなると本校に入学してからの5年間、本校で何をしてきたのかが全て出るように思います。この研修旅行で見せてくれたひとりひとりの行動力が、それぞれの希望する未来へとつながることを切に願っています。
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現在高等部1年には1年間共に学校生活を過ごす香港からの留学生がいます。その留学生の所属する留学団体のご協力のもと、日本に留学に来ている様々な国出身の留学生(タイ、スウェーデン、ドイツ、ニュージーランド、チリ)を招いて国際交流会を行いました。以下、参加生徒のレポートです。
今回、6か国から日本に留学に来ている、出身の違う6名の留学生をむかえ、総勢30名程で国際交流会を行いました。校内をご案内し、茶室では実際にお茶をたてていただき、留学生は本物の茶道を体験しました。留学生の皆さんからも出身の国についてそれぞれ紹介していただき、私たちの知らない文化に沢山触れることができ、とても有意義な時間にすることができました。英語ではない様々な言語で自己紹介の仕方を教えてもらい、また早口言葉にも挑戦しました。今回来てくださった留学生の皆さんはとても日本語が上手で、英語に自信がある人もそうでない人もすぐに打ち解けることができました。交流会は異国の文化に触れるとても良い時間になりました。6名の留学生の皆さん、ありがとうございました。
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年の瀬迫る12月26日(月)、今年も合唱部は、南町田の老人ホーム「鶴の苑」にボランティア公演に出かけました。今年で6回目となり、この行事も恒例となりました。この日が通所の曜日でない方も、毎年いらしてくださり、今年もぜひ……と、特別にいらしてくださった方もありました。暦の関係で今年はクリスマスの翌日になってしまいましたが、それでも「クリスマスコンサート」と称し、暖かくお迎えくださいました。「合唱」という身体が楽器となる音楽活動であるため、ベストコンディションで臨むことは必須条件ですが、11月よりインフルエンザや胃腸炎が流行り、体調管理にはとても気を遣いましたが、全員元気に公演を楽しむことができました。今年は懐かしい童謡や新しいクリスマスキャロルメドレーに、レパートリーを広げました。また、震災の復興ソングも手話をつけて歌いました。ご存じの曲は一緒に口ずさんでくださったり、一緒に手話をしてくださったり、会場も一緒になって合唱を楽しんでくださいました。そして「天使の歌声ね……」と最後には涙を流しながら拍手をしてくださいました。文化祭の公演とは性格の異なるこの公演で、私達もいろいろなことを学ばせていただきます。鶴の苑の皆様方、どうもありがとうございました。
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12月16日(金)、中等部3年生の希望者20名で神奈川県弁護士会が主催する刑事裁判傍聴会に出かけて参りました。まずは弁護士会館にて、弁護士の方から裁判に関する講義を受けてから、横浜地方裁判所に移動し、二つの法廷に分かれて刑事裁判を傍聴しました。裁判傍聴後は、再び弁護士会館に戻り、傍聴した裁判に関する事後講義の時間を設けていただきました。担当して下さった弁護士の方は卒業生ということもあり、生徒たちは熱心に質問をするなど、普段はなかなか接する機会のない司法の世界について理解を深めることができました。
参加した生徒の感想より
●私にとって裁判を生で傍聴したのは今回が初めてだった。実際に裁判所へ行ってみるとドラマなどとは違い、こじんまりとした印象を受けた。しかし、裁判官の礼から始まった裁判は、ドラマなどでは味わえないような緊張感が傍聴席にも伝わってきた。検察官、弁護士、裁判官がとても速いスピードで資料を読み上げ、被告人や証人の質問をしている姿は圧巻で、今まで自分とはほど遠かった司法を身近に感じることができた。
●薬物についての裁判でした。この裁判で思ったことは、「今後、被告人は本当に更生していけるのか」と判断する裁判官の観察力のすごさでした。「起訴状一本主義」という事を、裁判前、弁護士さんからの事前講習で初めて知りました。つまり、裁判官はその場で考え、尋問しているのです。その対応力もさすがだなと思いました。裁判を傍聴すると被告人の人生観などが分かり、考えるものは沢山ありました。善悪を判断するのはとても難しいことであるという事も実感できました。
●私が今日の裁判に行って良かったことは、裁判の流れや雰囲気などをドラマや映画のようなある意味では偏っている見方ではなく、ありのままに知れたことです。(中略)今回の裁判官は被告人の目をよく見ていました。特に印象深かったのが、最後に被告人に「何か一言言いたいことはあるか」と聞いたとき、被告人から「二度と覚せい剤をしません」という言葉が出るまで目を被告から離さなかったことです。
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第2回理科見学
12月16日に高等部1年生の希望者で、東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 島野研究室を訪問しました。光物性物理学という難しい分野ですが、最初に島野教授より光についてわかりやすい講義をしていただき、その後実験室を見学しました。特に理系に進む生徒たちにとって、とても刺激になり、またこれからの勉強の励みになったことと思います。最後に学食で昼食をいただき、解散しました。
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11月19日(土)~21日(月)、高等部1年生は広島・山口で2泊3日の研修旅行を行いました。1日目、新幹線で広島に到着してすぐ平和記念公園へ。被爆体験者の方から講話を聞き、その後班別研修として資料館、記念公園内、原爆ドーム等の見学を行いました。講話をしていただいた方が被爆したのは15歳の時。自分たちと同じ年頃であった少女がどのようにして悲惨な状況を生き延びてきたのか。静まり返った会場で各々がその光景を想像しながらじっと耳を傾けている様子でした。自分たちが被爆体験の生の声を聞くことの出来る最後の世代であるという自覚と共に、貴重な時間が胸に刻まれました。その日のうちに山口県周防大島へ移動し、穏やかな瀬戸内海に囲まれた自然豊かな島で民泊体験2泊のスタートです。班ごとに様々な家庭にお世話になり日常と違う風土の中での生活を体験させていただきました。漁船に乗ってハマチやアジ、鯛などを釣り上げた班や島の特産であるみかん狩りをする班、染め物を体験する班など、充実した体験を通して自然が生活の中心にある島の暮らしに様々な事を感じたことと思います。2泊3日の短い時間の中に、これからの皆にとって大切なこと、知っておいて欲しいことが凝縮された研修旅行となりました。
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中等部2年生は11月17日~19日の2泊3日で、成田にあるラディソンホテルにて「イングリッシュ・キャンプ」を実施いたしました。学校集合後、行きの行程から10人の生徒に1人のネイティブの先生(NT)が担任として付き、英語での自己紹介や伝言ゲームが始まり親睦を深めていきました。最初は緊張していた生徒達もNTの雰囲気に引き込まれ、知らず知らずのうちに英語での会話が広がっていきました。ホテルでは英語を使って様々な言葉遊びやゲームを楽しみました。例えばトレジャーハント(英語で書かれた3つのヒントを手がかりに、ホテル内外に隠された10個のKey Wordを探し英文を完成するゲーム)では、皆ヒントを読み解くことからグループで協力し、必死に探し回りました。スポーツバーでドリンクオーダーをするプログラムでは、ネイティブのホテルスタッフが、英語で自分のドリンクを注文する生徒に上手にアドバイスしてくださり、全員がオーダーをすることができました。2日目のディナーにはフライトを終えたクルーが食事に加わって下さり、「職業調べ学習」にもつながる貴重な経験をすることができました。最終日にはそれまで何時間も使って台本から作り上げた、英語創作劇を発表しました。20班それぞれの頑張りが手にとるように分かる力作ばかりでした。この3日間で生徒達は「英語が通じた」という喜びや、「言いたいことがうまく表現できなかった」というもどかしさを感じていました。この気持ちがきっと、英語をもっと学びたい、1年後のニュージーランド修学旅行ではもっと会話できるようになりたいという次なる目標につながってくれることと思います。
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『「未知の世界」を切り広げ、生徒一人ひとりの「志」や「夢」を応援したい。』そのためのひとつの手段として、中等部1年次には毎年「創立者森村市左衛門研究」を行っております。この取り組みは始めてからすでに15年以上が経過しています。この研究の主たる目的は次の通りです。『市左衛門翁の遺した「独立自営」の精神を汲み取り、青年として自立し(=独立)、何事に対しても自ら率先して行動できる(=自営)人間であることの大切さを伝えること、また、自らの進むべき路を模索するにあたり、自らが社会を構成する一員であることの自覚を促し、他者の存在や異なる価値観を受容できる姿勢を身に付けさせること。』今年度は10月上旬から研究をスタートしました。まずは、約20年前に制作されたビデオ「未来への英知~森村市左衛門物語~」(約50分)を鑑賞しました。ビデオはオールドノリタケの「NIPPON」のコレクターであり研究家でもあるアメリカ人女性による「NIPPON」への絶賛から始まり、その後は市左衛門翁の生涯、翁が遺された数々のお言葉などが紹介されていました。次は各クラスでのグループ別研究作業です。配布された参考資料は全部で5種類(❶「森村市左衛門の無欲の生涯」、❷「儲けんと思わば天に貸せ」、❸「2013年中日新聞社連載記事」、❹「創立者森村市左衛門翁の言行録」、❺「学園創立者森村市左衛門翁のお話」)。❶と❷の資料を中心に、各グループは与えられた「シーン」ごとにその資料を読み解き、互いに相談し合い、最終的には個人で「市左衛門新聞ポスター(Bサイズ1枚)」を作成しました。(シーン1:市左衛門の若き日々、シーン2:貿易商への展開、シーン3:森村組誕生・豊をアメリカへ、シーン4:洋食器への挑戦、シーン5:教育への情熱、シーン6:森村の精神、シーン7:その後の森村)同研究は1か月半におよび、クラス内でのグループ別プレゼンテーション大会を経て、11月16日(水)には各クラスの代表グループがホールにて研究成果を披露しました。度重なる大きな困難を他人に依存することなく乗り越え、私利私欲のためでなく国家将来のために生き抜いた森村市左衛門翁の偉大さを皆さんは実感したことと思います。
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高等部3年生は最後の校外行事である芸術鑑賞に行きました。今年度は劇団四季のロングランミュージカル『ライオンキング』を鑑賞しました。力強い歌声と迫力のダンスを満喫しました。日ごろの疲れも少し癒されたのではないでしょうか。
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10月23日(日)から29日(土)にかけて、中等部3年生はニュージーランド修学旅行を実施しました。初日は、成田からの直行便で約11時間かけて無事オークランド空港に到着。そこからバスに乗り換え数時間の移動後、生徒達が向かった先は「ワイトモ鍾乳洞」。原住民マオリの人々が今も大切に管理している洞窟で、生徒達は幻想的な土ボタルの光の世界に浸りました。その後は、少人数グループに分かれて3泊4日間のファームステイへ。人間よりも羊の数の方が多いニュージーランドにおいて、日本ではなかなか経験できない広大なファームを身近に感じながら、大規模酪農家、キウイフルーツ農家、アボカド農家など、多様なファームステイ先で生徒達はお世話になることになりました。各ファームステイ先では、羊の毛刈りや乳しぼり、子羊や子牛へのミルクあげ、作物の収穫などを体験したようです。自ら英語を使わざるをえない状況の下、悪戦苦闘しながらもコミュニケーションを取ろうと挑戦し、ひとまわり成長して帰ってきた生徒達の顔が印象的でした。5日目の午前は、現地の学校との交流が行われました。初めにマオリの伝統的な歓迎の儀式を受け、こちらからは全生徒の合唱や、ESS部のダンス、空手道、新体操、ソーラン節などを披露しました。その後は少人数のグループに分かれ、マオリ伝統の「ハカ」を習ったり、現地校の生徒と英語で1対1の会話をするなどコミュニケーションの場を多く取ることができました。帰りには、道路まで現地校の生徒達が出てきて見送ってくれるほど充実した時間になりました。午後からは、コース別のアクティビティに挑戦。スリル満点の川下り「ラフティング」、最高時速80キロで湖面を疾走する「ジェットボード」、ニュージーランドの国鳥でもあるキウイバードの飼育施設を見学する「レインボースプリングス」、そして「乗馬」にそれぞれ参加し、楽しい思い出をつくることができました。6日目の午前は、高さ30メートルまで噴き上げる間欠泉を見学し、オークランド博物館へ。オークランド博物館では、キウイバードの剥製やゼロ戦などが見学できます。そして午後からは待ちに待った自主研修。班ごとにオークランドの街並みを自由に散策します。7日目は朝早くの飛行機に乗り日本へ。夕方に無事日本に帰国することができました。今回の修学旅行をきっかけに、今まで知らなかった分野に興味が広がり、新たなことにチャレンジする生徒が増えることを願っています。
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今年もESS部では恒例のハロウィーン・パーティが行われました。部員みんなで大きなかぼちゃの中身をくり抜き、「ジャック・オー・ランタン」を作ります。今年もユニークな作品が出来上がりました。
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毎年恒例の中等部1年芸術鑑賞は、太鼓集団「天邪鬼」による和太鼓公演です。伝統と創造の中で新たなる和太鼓音楽の確立を目指す同集団。日本人の心と江戸前の粋を根底に、ラテン音楽で体得したリズム感と高度に洗練されたテクニックが加わり、変幻自在に具現化される彼らの演技に生徒たちは圧倒されていました。公演の最後には、希望者がステージに上がり、和太鼓体験。緊張しながらも力強く和太鼓を叩くことができ、生徒たちは大満足の様子でした。
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今年度の文化祭(みずき祭)のテーマは、「笑顔満祭(えがおまんさい)」。ご来場いただいた皆様に笑顔になっていただきたいという思いで決めました。9月17日(土)・18日(日)の2日間、生徒一人ひとりが「笑顔」を結集し、文化祭は無事に幕を閉じることができました。今年もたくさんのお客様にお越しいただき、心から御礼申し上げます。
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9月1日(木)、第2学期の始業式が行われました。はじめに今学期迎えた香港からの留学生が紹介されました。その後、髙橋校長は次のような言葉を中高全生徒に述べました。『この夏はオリンピックでの日本人選手の活躍をテレビで観戦し、目頭が熱くなるほど感動しました。選手インタビューの中で印象的だったのは、若い選手たちの口々から出る感謝の言葉でした。オリンピックという最高の舞台に立つまでの道は決して平たんではなかったはずです。そんな選手たちからは次々と感謝の言葉が出てきていました。「コーチを信じて本当によかった。」「家族や地元の方々が応援してくれてありがとうございました。」高いレベルで戦うための辛い練習に耐えられたのも、陰で応援してくださる人がいたからだ、と。皆さんも普段から気づかぬところで支えられているという自覚をし、感謝の気持ちを忘れずに日々過ごして欲しい。皆さんを期待しています。』続いて、夏休み中の生徒の活躍を称える表彰式が行われました。(新体操部・テニス部・陸上競技部・美術部)
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8月27日(土)、今年度もたくさんの方にご来校いただき、オープンスクールを終えることができました。受付時間中に降り出した雨の影響で、「MORIMURAサッカー」の体験は体育館に場所を変更して行い、また「テニス」体験は、雨天のためやむを得ず中止になりました。今年度は、小学生対象の全アクティビティ、保護者対象の「言語技術体験講座」ともに、HPによる事前受付開始から数日で満席となりました。残念ながらアクティビティにお申込みが出来なかった方は、「生徒による学校見学ツアー」に参加していただきました。アクティビティ終了後は、カフェテリアでのお食事、校内の自由見学など、最後までオープンスクールを満喫してくださったようです。
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今年度のオーストラリア語学研修もいよいよ終わりを迎え、各学校でお世話になった方々に今までの感謝の気持ちを伝えるさよならパーティーを実施しました。さよならパーティーでは全員で校歌を歌ったのちにソーラン節を披露、男子によるパワーポイントを使った日本についてのプレゼンテーションの後に「It’s a small world」の合唱と空手の演武を行いました。そしてこちらに来てから毎日記入してきた日記とお礼の手紙をホストファミリーにプレゼントしました。最終日、いつものように朝に学校に集合。いよいよホストファミリーとお別れです。それぞれが再会を約束し、9時過ぎに学校を出発。メルボルン市内で博物館や図書館を見学し、ハーバータウンで最後のランチを食べ、空港へ移動しました。搭乗機は定時に離陸、シンガポール経由で8月11日朝8時ごろ無事に日本に帰国となりました。オーストラリア到着直後は不安そうにしていた生徒も、帰りの飛行機がメルボルン空港を離陸するときは、とても名残惜しそうにしていました。短いようで長く、長いようで短かったこの3週間の様々な経験や発見と、共に過ごした新しい家族との絆をこれからも大切にしてほしいと思います。
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3週間に及ぶ語学研修も早いものであと数日となりました。今回はホストファミリーとの週末の様子やメルトンの授業の様子、遠足の内容をお伝えします。週末の過ごし方はファミリーによって様々です。買い物や水族館、動物園、遊園地、ビーチ、観覧車…中には全豪オープンのテニス会場に行き内部を見学した生徒もいました。また、メルボルンのハーバーでは花火大会もあり、日本と違い音楽に合わせて打ちあがる花火を楽しむ家族もいました。メルトンでは中学3年生の日本語の授業に参加しました。日本の歌の紹介ということでギターに合わせて皆で「上を向いて歩こう」を披露したところ、日本語の先生より「次週までにメルトンの生徒も歌えるように練習をしてくるから、一緒に歌いましょう。」との提案が。今週の授業でメルトン生は見事に練習の成果を見せてくれ、またも合唱を通じて心温まるひと時となりました。最初の遠足は車で1時間ほどにあるバララットの動物園です。ここではカンガルーやエミューが放し飼いにされており、現地ガイドの説明を受けながらオーストラリア固有の動物を見ることができました。その後のショッピングセンターではこちらの生活にだいぶ慣れてきたためか、お店で昼食の内容を細かく指示する姿も見られ、少しずつですが自信もついてきたようです。2回目の遠足ではオーストラリア先住民族の文化を学びました。言葉の代わりに様々なことを伝えてきた記号の読み方を学んだうえで、各自がオリジナルデザインのブーメランを作成しました。また、ジーロングの街の礎となったウール産業の博物館へ行き、ウールの製造過程やオーストラリアの移り変わりを学ぶことができました。生徒たちは日々成長してゆきます。帰国前残り少ない時間を生かしてより一層の経験を積んでもらえればと思います。
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メルトンでの初めての校外学習は老人ホーム訪問でした。生徒たちは事前にプログラムを相談し、初めに歌とクイズを披露、その後折り紙を教えることになりました。カントリーロードを歌った際には入居者の方々が一緒に口ずさんで下さり、歌の持つ力を改めて実感しました。続いて日本クイズ。「日本の国旗はどちらでしょう?」、「どちらが日本の総理大臣でしょう?」 等、視覚的にも分かりやすいクイズになるよう工夫しました。その後は折り紙を教えながら会話を楽しみました。「入居者の方々は高齢だから、あまり伝わらないかもしれないけれどめげないでね。」事前にそう伝えていたのですが、訪問を終えた生徒たちの感想は「たくさん話せて楽しかった!!」というもの。出身も言語も年代も異なる相手とコミュニケーションを楽しめる姿勢は間違いなく今後の彼らの糧となっていくでしょう。ジーロングのグループも同じく水曜日の午後に老人ホームを訪問しました。皆が事前に準備した浴衣に着替え 現地では2つのグループに分かれてそれぞれが校歌を披露した後で一緒に折り紙を楽しみました。オーストラリアならではのコアラなどもありますが、やはり一番人気は折り鶴です。身振り手振りを踏まえて必死に教えた折り鶴が完成した時にはラウンジにいる皆が笑顔になりました。多国籍国家らしく現地の方々の出身地も27か国に及びます。一方で本校生徒は平成生まれの日本育ちです。そんな生まれも育ちも全く違う人々が紙一枚で一つになる、そんな素敵な体験ができたひと時でした。
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オーストラリア語学研修の速報第2弾として、今回はメルトンクリスティアンカレッジにて行われたホストファミリーとの対面式の写真と、ジーロングカバナントカレッジでの初日の授業風景をお届けします。メルトンは今年で6年目ということもあり、今回のホストファミリーもそのほとんどが過去に本校生徒を受け入れてくれた家庭です。受け入れて頂いた実績があるので安心してお願いできるとともに、再び本校の生徒たちを受け入れたいと申し出ていただけたことに感謝の気持ちがつきません。今年で5年目という家族もおり、この縁を今後も大切にしていきたいと思います。また、ジーロングの学校には本校中等部生17名が通っています。今年は現地コーディネーターも常時2人態勢となり、よりきめ細かい指導が可能となりました。生徒たちは積極的に授業に参加するとともに、新たな友人を作るべく休み時間に現地生徒に自分たちから話しかけていました。生徒たちは期待と不安が入り混じる初めての週末をホストファミリーと過ごしています。すべてが英語の2日間を通して一回り成長した生徒たちと週明けに出会えることを楽しみにしています。
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7月20日(水)、高等部生9名、中等部生17名の合計26名が今年で6回目を迎えるオーストラリア語学研修に出発しました。乗り継ぎ先であるシンガポールからの飛行機において離陸前にトラブルが発生し、予定より2時間遅れてのメルボルン到着となりました。到着後は市内で昼食の時間です。さっそく一人一人が緊張しながらも英語で注文をしていました。その後ジーロングとメルトンそれぞれの学校へ移動しホストファミリーと対面、各自が自己紹介を行います、出発前から多くの生徒がメールでやり取りをしているせいか、少し緊張しながらも比較的スムーズに皆が新しい「家庭」とへと帰ってきました。これから3週間のホームスティ体験がはじまります。長いようで短いこの3週間を一人一人が最大限に楽しみ、多くのこと学んでくれることを切に願います。」
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7月19日(火)、中等部と高等部別々に終業式が行われました。式の中で髙橋校長は、次のような話をしました。『朝顔の種を入学ガイダンスで3粒配りました。それは、皆さんの先輩たちが自分たちで育てた朝顔の種を受け継いだものです。ところで朝顔はいつ咲くのでしょうか。そのことを疑問に思い、中学時代の自由課題として研究した人がいます。朝早く起きてベランダの朝顔を見てみるとすでに咲いていたので、今度は部屋の中に朝顔を移し一晩中観察をしたが一向に咲かなかった。やがて、朝顔は日が沈んでから約10時間後に開花することをその人は気づきました。この人は、京都大学の大学院で朝顔の研究をしたそうです。その研究のきっかけは中学時代の自由課題研究でした。夏休みは時間にゆとりがあります。自分の時間の使い方は自分で決められます。有意義な夏休みを送ってもらいたいと思います。』中等部の終業式では、この後バレーボール部の表彰と、漢字検定協会から最優秀団体賞受賞の報告がありました。(写真は高等部終業式の様子)
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6月13日(月)、高等部1年生は、東京演劇集団風の公演「ヘレンケラーひびき合うものたち」を観劇しました。直前の6月10日には事前学習として人と人がいかに伝え合うのか、俳優の方よりワークショップでお話を伺いました。「だるまさん転んだ」や「じゃんけん」を通じて相手をいかに見るか、見えないものをいかに伝え合うのか、ということを楽しみながら教えていただき、さらに当日の観劇を通じて、言葉のもつ力や、いかに喜びを感じて生きるか、という大きなテーマを考える機会となりました。公演後の感想メモには、「目が見えない、耳が聞こえない、話せないという状態はなかなか想像できるものではありません。そんな役をリアルに演じることは難しいと思いますが、ヘレンケラー役の方の演技力に圧倒されました。事前学習でおっしゃっていた通り、舞台のテレビや映画と違いはアップがなく全体が見えていることを思い出し、意識してみていました。するとセリフを話していない役者さんもただ立っているだけではなく、事前に動いたり反応したりしていて、改めて役者さんのすばらしさを感じました」という感想が寄せられました。ヘレンとアニーの姿に涙する生徒もあり、有意義な鑑賞会となりました。
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降雨のため1日延期されましたが、5月28日(土)体育祭は無事に行われました。中高生は縦割り5色のチームを編成します。今年も管弦楽部のファンファーレと各チームの応援団長による選手宣誓で幕を開けました。どの競技においても真剣勝負で、一人一人が精一杯力を出し切りった姿が印象的でした。
さわやかな選手宣誓 |
中1 ロデオリレー |
大接戦の綱引き |
中3 心も体もジャンプ |
麻袋に入ってゴール!障害物競争 |
フィナーレは色別対抗リレー |
4月26日(火)晴れ渡る青空のもと、今年も生徒主催による球技会が行われました。執行部を中心に企画から運営まですべてを生徒たち自身で行う、高等部生ならではの恒例行事です。バスケットボール、バレーボール、ドッジボールの3種目で学年対抗の熱い戦いが繰り広げられます。今年は全ての種目で高3チームの優勝!高1、高2も健闘したものの、最高学年としての意地を見せ、見事に有終の美を飾りました。
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校内の桜が前日の風雨にも負けずにまだ花びらを残す中、2016年度1学期の始業式が行われました。新入生はここで初めて先輩たちと対面となります。温かく大きな拍手で迎えられて新入生211名が入場。今年度森村学園中高等部は全校生徒1178名でのスタートです。はじめに髙橋校長から中高6年間がいかに心身ともに発達する時期であるか、それを支えるための「睡眠」と「食事」がいかに大切であるかというお話がありました。心身の著しい発達の分、不安定になりやすい時期でもあるこの6年間、健全な発達のためにどのようなことを心がければ良いのか、スマホやインターネットによる睡眠時間の減少など具体的なデータを用いてのお話に、自分の生活状況と照らし合わせながら聞いていた生徒も多かったことでしょう。新しい年度のスタートに、生活習慣の大切さを述べました。その後、新入生代表からの挨拶では「得意な事だけではなく苦手な事にも精一杯取り組んでいきたい!」と堂々とこれからの抱負が語られ、在校生代表からはそれに答えるように「精一杯取り組むこと」の大切さや「悩んだり困った時には先輩としてサポートしていきます」というメッセージが新入生へ送られました。新入生はもとより、各学年とも新しい教室、新しいクラス、新しい担任の先生など学校中が新鮮な空気に包まれた一日となりました。
新クラスの発表を見る生徒たち |
拍手で迎えられる新入生 |
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始業式の挨拶をする校長 |
堂々とした新入生代表の挨拶 |
4月7日(木)、花散らしの雨の中、中等部1年生に211名を迎えて、入学式を挙行いたしました。管弦楽部の生演奏による『威風堂々』と盛大な拍手に迎えられ、少し緊張した表情で新入生が入場します。まず、はじめは校歌斉唱。2月のガイダンスから練習してきた校歌の歌声が体育館に響き渡りました。続いて、担任が新入生を一人ずつ呼称。元気に返事して起立する制服姿はとてもまぶしく輝いていました。髙橋校長から「自分からやろうとする姿勢をもち、何事にも前向きな姿勢で臨むこと、挨拶を習慣づけ、自ら学習する力を鍛え、読書の習慣を身に付け、6年後森村学園に入って本当によかったと思えるようになって卒業してほしい」というお話がありました。さらに松本理事長からの祝辞、校長による職員紹介と続きました。そして『サーカス・ギャロプ』の軽快なリズムにのって体育館を背に教室へと向かいました。
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4月1日(金)から4月3日(日)の3日間、横浜市民ギャラリーあざみ野において「第3回森村学園中高等部美術部展覧会」が開催されました。中高合わせて32人の部員が制作した約90点の個人制作と、この会場に合わせて作られた共同制作によってギャラリーの広い空間が活き活きとした空気に満たされました。特に共同制作では「めでたい」をテーマに琳派の作品をアレンジした大きな屏風や巨大な水引などを配置し、目を引く空間構成に来場された方々から大変ご好評いただきました。そして、最終日には屏風の前で東日本大震災からの復興をテーマに合唱部がミニコンサートを開催し、透き通った歌声とハーモニーがギャラリーに響きました。合唱と美術で視点や表現は異なりますが、若い世代の希望の芽が広がっていくような素敵な催しとなりました。
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3月20日(日)、高等部卒業式が行われました。管弦楽部員によるエルガーの「威風堂々」の演奏と共に、第98期生191名が晴れやかな表情で体育館に入場しました。校歌斉唱を終えた後に壇上に立った髙橋校長は、卒業生一人一人に卒業証書を手渡しました。校長は式辞の中で次のように述べました。『失敗を恐れていては自分の可能性は広がらない。自分を信じ、一歩を踏み出す勇気を持ち続けて欲しい。また、人とのつながりを大切にして欲しい。学園創立以来の家族的な人とのつながり、互いに助け合うという伝統を感じて欲しい。人は多くの人と支え合って生きていく。人生を変える大きな出会いによって困難においても道が開けることがある。「正直・親切・勤勉」の校訓を胸に、真に社会に役立つ人になって欲しい。』皆勤賞授与、記念品贈呈、卒業生保護者代表による祝辞、送辞、答辞、卒業式の歌と、卒業式は厳粛に進みました。司会の佐﨑教頭から「卒業生退場」との号令が出ると、卒業生の一人が式の進行を止め、親や教職員、後輩たちに感謝の意を伝えたいと、スピッツの「空も飛べるはず」を卒業生全員が合唱。間奏中には「こんなに楽しい毎日を過ごさせてくれて有難う。」「些細なことでケンかもしたけど、僕たち私たちを一番応援してくれた両親に感謝したい。これからは自分たちの力で未来に進んでいきます。」という大きな声が会場に響き渡りました。盛大な拍手と温かな雰囲気に包まれ、今年の卒業式も幕を閉じました。
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3月19日(土)、第3学期の終業式が行われました。式の中で髙橋校長は、人工知能と人間により囲碁の対局を例に取り上げ、「これからの社会は、人工知能が人間に取って代わる社会になるかもしれない。皆さんには、人間にしかできない考える力、表現する力、仲間と協働して学ぶ力を培って欲しい。新しい学びに積極的に対応して欲しい。」と述べました。その後は、今年度で退職する教員の紹介・挨拶。そして最後には新体操部、空手道部、全国年賀はがきコンクールなどで優秀な成績を収めた生徒たちへの表彰式がありました。
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3月14日(月)、「大学受験を語る会」が開催されました。卒業を間近に控えた高等部3年生12名が登壇。先輩たちの体験談を直接聞こうと、会場のホールは高等部1年生2年生で埋め尽くされました。「高2のときに受けたチャレンジセンター以降、受験勉強に対する『やる気スイッチ』が入った。」「部活動を最後まで続けたことが、受験勉強においても集中力を維持することに役立った。」「スランプだったとき、『お前なら大丈夫だ』と仲間に励まされたことが嬉しかった。」「自習室で勉強をし、休憩時間に友達や先生たちとおしゃべりすることが楽しみだった。」「何よりも基礎が大切。基礎が身についたら、仲間に教えることができるようになっていた。」「興味あることを見つけると学問が楽しくなった。」「同じ大学を目指す仲間で先生に相談をしたら、特別補講を開いてくださり嬉しかった。」「定期試験や模試の振り返りは大切だ。」先輩たちの経験に裏打ちされたひとつ一つの言葉には説得力があり、後輩たちはメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。
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3月5日(土)、高等部3年生代表17名および、担任5名、学年保護者幹事は、青山墓地にて森村家の墓参りをしました。3月恒例のこの森村家墓参では、創立者の眠る墓碑に手を合わせ、在籍中の感謝の意とこれからの進路のご報告をします。生徒たちは市左衛門翁が遺された「独立自営」の精神と、校訓「正直・親切・勤勉」を人生の大切な行動指針として生きていくことを確かめていたようです。
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3月2日(水)、中等部3年生は3カ月以上にわたって取り組んでいる自由課題研究論文の中間報告プレゼンテーションを実施致しました。報告者は計6名。中間報告の成果物であるポスターの中から、こだわりのある「問い」を立て、優れた論証を行っているものが選出されました。報告者のテーマを並べてみると、「スナック菓子のおいしい共通点は?」「ネガティヴは役立たずな感情か?」「これからの少子高齢化社会を乗り切るには?」「貧困問題は地域コミュニティで改善可能か?」「女性の権利はなぜ失われてきたのか ~マララさんからみる、中東の子どもたちの教育の実態~」「どうしたら人は飛べるようになるのか?」。どれも個性的で、夢に溢れたものもあれば、パーソナルな関心に基づくものもあり、さらには切実な問いかけを含む普遍的なテーマもありました。どの報告も、さすが高等部進学直前と言うべき論理的でユーモラスなプレゼンテーションでした。聴衆の「聴く力」も素晴らしく、楽しむべきところは共に楽しみ、真剣に聴くべきところは誠実な姿勢で臨む様子が印象的でした。大人から与えられた問いに答えるのではなく、自ら問いを立て、遥か彼方の答えに向けて探求していく今回の取り組みを通じて、「一生ものの学び」を見付けるきっかけをつかみとってくれたらと願っています。
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2月25日(木)、中等部生はみなとみらいホールで「第38回合唱コンクール」を実施致しました。授業だけでなく、朝のホームルーム前や放課後の部活動の合間を縫ってどのクラスも練習に打ち込んできました。各クラスにドラマがありました。時にはぶつかり合いながらも、最後には1年間を共に過ごしてきた仲間たちと一緒に歌える喜びをかみしめるように合唱する姿が印象的でした。初めての合唱に取り組んだ1年生の初々しい姿。自由曲に加えて課題曲にも挑戦した2年生の果敢な姿。そして、今年度の3年生(101期生)は校長先生から「何年も合唱コンクールを聞いてきたが、これほど感動した合唱はない」というお褒めのお言葉を閉会式の中で頂きました。最上級生にふさわしい見事な合唱でした。後輩たちにも、是非この良き伝統を引き継いでもらいたいものです。(写真はリハーサルの様子です)
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1月21日(木)から23日(土)の2泊3日、高等部1年生は、広島・山口研修旅行に行って来ました。1日目は新幹線で広島に向かい、原爆ドームと平和資料館を見学しました。その後は班別の市内自主研修を実施、各班事前に決めた袋町小学校平和資料館や本川小学校平和資料館などの指定箇所を見学し宿舎へと戻りました。食事の後はクラスごとに自主研修の報告会を実施。各班が見学してきた場所の説明や感想を発表し、この日の体験をクラスの皆で共有しました。2日目は朝の8時から平和講演会を実施、語り部の寺前妙子さんによる被爆時の体験談を伺いました。その後はバスに乗り込みコースごとの研修です。生徒たち自身が企画した大和ミュージアム、似島散策、二葉山散策の3つのコースに分かれ、それぞれ平和に関連した施設や史跡を見学しました。そして午後3時過ぎには山口県の周防大島に到着、民泊体験の始まりです。入村式の後に3~5人のグループに分かれてお世話になる民泊先へ移動、それぞれが家族の一員として農業や漁業の体験をしました。翌日最終日は昼過ぎに集合し、バスで広島駅へ移動した後に新幹線に乗車、夕方には新横浜に到着し解散となりました。この研修旅行を通して生徒は皆過去の戦争の爪痕を今自分の目で確認し、実際に体験した方々の話を聞くことでその惨劇を実感し、そして民泊体験を通して人と人との絆の大切さを再認識できたのではないかと思います。今後一人一人がこの経験で感じたものを大切に育てて欲しいと思います。
原爆ドーム見学 |
生徒企画の研修 |
夕食はお好み焼き付き |
学びの夕べ |
被爆体験講話 |
民泊先で漁業体験 |
2月3日(水)、中等部3年生の希望者で上野の国立科学博物館に理科見学に行ってきました。最初に生徒同士で事前に調べた知識をもとに展示を説明しました。左の写真は代表の生徒が、加速器の仕組みを説明しているところです。右の写真は、大きな霧箱を観察しているところです。遥か彼方からやって来る宇宙線によって現れた白い足跡を見ながら、参加生徒は皆、広大な宇宙に思いを馳せていました。節分にあたるこの日は学校利用がほとんどなく、知りたいことを充分に学ぶことができました。
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今日は朝早くに京都の宿を発ち、北野天満宮にて来年度の受験合格祈願を99期全員で行いました。その後はクラスごとのコースで保津川下り、嵐山散策、京都水族館見学、和菓子作り、祇園花月鑑賞などを行いました。大型寒波の影響で往路同様に新幹線の遅れも懸念されましたが、特に運行時刻に乱れはなく、18:10ころ新横浜駅で解散をし、99期最後の宿泊行事「京都・奈良修学旅行」~天真爛漫~は幕を閉じました。
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3日目は京都市内のタクシー研修日でした。各班が、事前に回りたい神社仏閣や買い物場所などを決め、お世話になるタクシー会社のインタネットサイトを利用して所要時間やルートの確認を行った上で今日を迎えました。特に生徒に人気のあったところは清水寺、金閣寺、伏見稲荷、龍安寺、二条城、錦市場などでした。夕飯後は生徒企画の夜イベントを行い、事前に生徒が作成していた映像を上映したり、じゃんけん列車を行ったり、舞妓さんをお呼びして舞を踊っていただいたりしました。
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2日目は班別研修と醍醐寺特別拝観をしました。東大寺大仏殿からスタートした班別研修では各班が事前に立てた計画を参考に、春日大社、興福寺、奈良国立博物館を見学したり、ならまちで買い物を楽しんだりしたのち、宇治方面に移動して、平等院を訪れました。宇治では知的な散策に加え、食欲旺盛な年頃の生徒には堪らない抹茶スイーツ巡りを楽しむ班が数多くありました。夕方から夜間にかけての醍醐寺散策ではお勤め、法話ののち、お坊さんとのグループディスカッションを体験させていただきました。普段なかなか接することのないお坊さんとの交流は生徒たちにとって貴重な体験となったようです。
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1月20日(水)7時40分新横浜駅に集合し、99期生最後の宿泊行事が始まりました。中部近畿地方の雪の影響で、新大阪駅への到着は一時間ほど遅れてしまいましたが、生徒みんなの協力のもと、大きな問題なく過ごすことができました。法隆寺では参拝者の少ない境内で写真撮影を行い、クラスごとに見学を行いました。薬師寺では境内の散策後、写経道場において写経を行い、法話を聴きました。真剣に紙に向かい、一字一字を丁寧に描く姿が印象的でした。夜に行った東大寺二月堂の夜間散策は任意参加でしたが、約八割の生徒が参加し、二月堂の厳かな夜の雰囲気と、そこから眺める昼間とは趣きの異なる古都奈良の夜景とを満喫しました。
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1月8日(金)冬晴れの中、第3学期がスタートしました。今学期の始業式は3部構成。ホールでの高等部3年生向け始業式を皮切りに、その後高等部1年生2年生が体育館に集まり始業式。続いて中等部3年生が加わり生徒会執行部演説および選挙を経、高等部1・2年生退場後、中等部生全員での始業式となりました。以下は、高等部1・2年生に向けた髙橋校長の言葉です。
『高等部3年生での始業式では、目前に迫ったセンター試験に向けての緊張感が伝わってきました。皆さんもその時期をやがて迎えます。まだ先のことと思うことも時の経つのは早いものです。その時期に成績が伸びる生徒と伸び悩む生徒には違いがあります。それは、身につけるべき基礎ができているか否かです。その基礎とは、普段の授業を真剣に受ける姿と毎日の家庭学習です。学校行事や部活動に一生懸命に取り組みながらも、そのような習慣がついている人は成績が伸びていきます。勉強はやり始めが一番辛いものです。それは山登りに例えられます。登り始めは森の中の坂道のため周囲が見えず、今までどのくらい進んだのか、その先に何があるのか見えません。勉強も同様です。今取り組んでいることが本当に成果の出るものなのか不安になることもあるでしょう。山登りは、森を抜けると視界が広がります。そこまで辿り着くと今までの道のり、その後に挑戦する頂きが見えてきます。では、どうすれば視界が広がるところまで辿り着けるのか。それは我慢することです。我慢強く努力することで展望が開けます。毎日の授業を大切に、家庭学習の習慣をしっかりと継続してほしいと思います。』
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