最近の森村

2015年12月24日 (木)

合唱部ボランティア公演

12月21日(月)、今年も合唱部は、南町田の老人ホーム「鶴の苑」にボランティア公演に出かけました。今年で五回目になり、この行事も恒例となってきました。中には、この日が通所の曜日でない方も、私達の歌を聴きたいと、特別にいらしてくださった方もあり、とても暖かくお迎えくださいます。期末試験前後から体調を崩してしまった部員もおり、施設の性格上、体調が万全でない生徒は参加できないため、体調管理にはとても気を遣いました。「合唱」という身体が楽器となる音楽活動であるため、ベストコンディションで臨むことは必須条件でもあります。

今年は懐かしい童謡から「冬の歌」をメドレーにしたものや「麦の唄」をクリスソングに加え、レパートリーを広げました。また、手遊び歌でのフリも織り交ぜ、楽しんで頂きました。「たきび」や「ペチカ」「ジングルベル」「きよしこのよる」などご存じの方は一緒に口ずさんでくださり、最後には涙を流しながら拍手をしてくださいました。

文化祭の公演とは性格の異なるこの公演で、私達もいろいろなことを学ばせていただきます。鶴の苑の皆様方、どうもありがとうございました。

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2学期終業式

12月22日(火)、第2学期の終業式が行われました。

式の中で髙橋校長は次のように述べました。『2学期には学園最大の行事「みずき祭」が行われました。今年は例年に比べ準備期間が短かったにもかかわらず、最高のパフォーマンスを披露してくれました。準備から片付けまですべて生徒たちが主体的に取り組むこのみずき祭は、大きな成長の糧となる行事です。これからもこの伝統を受け継いで欲しいと思います。さて、本日は一人一人に成績表が渡されます。成績の結果だけにこだわることなく、プラス思考で努力を続けてください。日々の授業を大切にするという地道な努力こそ基礎学力を育みます。高い目標をもって頑張って欲しい。高等部3年生は、森村生活の最終段階になります。中高6年間で積み上げたことを試す時です。今までの努力を信じ、ぶれることなく、諦めず、妥協しないことがいい結果につながります。森村の全教職員が応援しています。』

この後、生徒会長から1月6日の「生徒会3校交流会(聖光・洗足・森村)」のお知らせをはさみ、終業式恒例、活躍した部活動・個人への表彰式が行われました。

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2015年12月22日 (火)

国会議事堂・東京地方裁判所見学ツアー

12月14日(月)、高等部1・2年生の希望者24名で、国会議事堂見学と裁判傍聴に出かけて参りました。午前中は国会議事堂の中を衛視さんの案内のもと、約1時間かけて見学しました。議事堂の中では、参議院本会議場傍聴席に着席し、国会議事堂の説明や国会の働き等の説明を受けました。説明後の質問タイムでは、衛視さんが参議院と衆議院の議場の違いなど、実物を目の前に丁寧に説明してくださり、実際に政治が行われている場の雰囲気に圧倒されながらも理解の進む生徒が多かったようです。国会議事堂の外で記念撮影をした後は、議員会館に移動し、衆議院議員の政策秘書をされている方のお話しを聴くことができました。午後は、東京地方裁判所にて刑事裁判を傍聴するため、国会から東京地裁まで様々な省庁が立ち並ぶ道のりを徒歩で移動しました。東京地裁では、3つの法廷に分かれて、それぞれ刑事裁判を傍聴しました。このうち1つの法廷では、裁判官のご厚意により、傍聴席から法廷内に入り、裁判官の椅子に座り、裁判官に直接質問をする機会を設けていただきました。これまで授業の説明でしか知ることのなかった裁判について、身近に感じることのできる良いきっかけになったと思います。午前・午後を通して、この体験が今後のニュースや社会の動きに敏感になり、社会を見る眼差しを培う一端になればと思っております。 

参加した生徒の感想より

・はじめて裁判を傍聴して、授業で学んだことをふまえてより理解を深めることができました。議員秘書の方のお話を聞けたのが、貴重な体験で個人的に一番うれしかったです。実際に政治に深くかかわっている人にお会いするのはやっぱり違ったし、今までより政治に関心を持つこともできました。

・法廷は思ったより小さかった。被告人が警備員2人に連れられて入ってきた時、一瞬でその場が凍りついた気がした。裁判が授業でやった模擬裁判の流れと同じで感動した。ただ、目の前で行われている裁判がとてもリアリティーで劇なのではないかと疑いを抱いてしまうほどだった。

・法廷はすごく緊張感があってドキドキしました。

・思っていたよりも裁判の過程が形式的で驚きました。法廷の中に入らせてもらえたのはとても貴重な体験でした。裁判官の方と直接お話しできる機会もめったにないことだと思うので大切にしようと思います。

・政策秘書のお話では、様々な数値をグラフ化したものを見せて頂いた。中でも投票率が今年過去最低で、そのうち20歳代の投票率が下降傾向にあるということがよくわかった。それと、最近話題の軽減税率などの最新の時事も良くわかってとても勉強になった。また、一年間の予算の項目を見せてもらいこんなに細かいのかと驚きました。

・政策秘書さんは、私たちのようなにぎやかな学生に丁寧に細かく教えてくれました。これから若い人たちが投票できるようになるからどうやってその若い人たちに投票してもらうか考えたりすることもお仕事のひとつだと言っていました。

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2015年11月30日 (月)

中等部2年 職業調べ講演会

進路指導の一環として、中等部2年では毎年「職業調べ学習」を行っています。今年度は、元救命救急士、動物園職員、有名スーパーの広報担当、舞台俳優の方など、多様な職業人のお話を聴くことができました。

 第1回目は、救命救急士の方です。私たちが緊急の怪我や病気をしたときに応急処置をしながら病院まで搬送してくれる救命救急士です。その仕事に就くには大学や専門学校等を卒業し、国家試験に受かる必要があります。大学や専門学校でも実習なども多く、また医薬品を扱うこともあるので、その知識も学ばなければならないので、勉強と運動の両方を必要とされるようです。

 第2回目は、動物園職員の方です。動物園で見かけることはあってもなかなか仕事内容までは知らない職種の一つかもしれません。動物園では動物の生態等を研究し、そのレポートを発表するこということに生徒たちは驚いていました。また、生徒たちの関心が高かったことは、動物園で動物が死んだ場合、その動物をすぐに解剖し、なぜ死に至ったかを調べるということでした。毎日が楽しそうだというイメージが強い動物園でのお仕事、この日の講演の内容生徒たちにとって刺激が強かったようです。

 第3回目は、有名スーパーの広報の方です。この方は以前に某有名アパレル企業に在籍していた方です。「広報ってどんな仕事?」と投げかけられた生徒たちは「なんだろう?」と首をかしげていました。広報とは会社が何をしているかをPRし、広く自社を売り込む仕事とのことです。また、危機管理を行うことも広報の仕事の一部だそうです。「このような講演会をして会社をアピールすることが仕事ですよ。」この言葉に多くの生徒が納得していたようでした。

 最後は舞台俳優の方です。国内のみならず、ロンドンやパリ、台湾などいろいろな舞台に出演しています。生徒たちにも人気の俳優、女優とも共演したことがあるそうです。講演の中で生徒3名をホール舞台上に誘い、一緒に「台本読み」をしていただきました。さすがプロの演技、生徒たちはみな圧倒されていたようでした。 

「今の仕事に就くきっかけは森村学園での生活の中にありました。」「14歳で将来の職業が見つかっていなくても大丈夫。人生の準備を今からしっかりと行ってください。」「可能性は無限にあります。」卒業生講演者からいただいた一言一言が、生徒の心の中に刻み込まれたようでした。

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2015年11月24日 (火)

第4回学校説明会 中1生がパネリストとして参加

11月22日(日)、「第4回学校説明会」が行われました。日曜日開催となる今回の説明会には、親子での参加も多く、昨年同時期の説明会より多くの皆様にご来校いただきました。誠に有難うございました。11月の説明会では「中等部1年生によるパネルディスカッション」が毎年の恒例企画となっております。今年も中等部1年生男女6名がパネリストとして参加。以下は、進行役の中1担任とパネリストたちとの主なやりとりです。 

①なぜ森村を受験しようと考えましたか。

 -校舎がきれいでグラウンドが広いから。

 -家から近く通いやすいから。

 -校風が自分の性格に合っていると思ったので。

 -文化祭で管弦楽部の演奏を聴いて。

 -大学進学実績が良いから。

 -塾の先生から勧められたから。

②入学当初の不安について聞かせてください。

 -友達ができるかどうか。

 -勉強についていけるかどうか。

③初等部出身者とどのように仲良くなりましたか。

 -登下校が一緒で仲良くなった。

 -部活動が一緒で仲良くなった。

 -初等部出身者が声をかけてくれ嬉しかった。自分からも積極的に声をかけた。

④昨年の今頃のことを聞かせてください。

 -塾から帰宅したら、過去問を毎日一教科ずつ解いていました。

 -テレビ番組は、ニュース以外禁止でした。

 -勉強に行き詰ると、母が息抜きにカフェに連れて行ってくれて嬉しかった。

⑤受験生に向けて応援メッセージをどうぞ。

 -わからない問題があったら飛ばして、余った時間で解きなおしてみましょう。

 -結果は後からついてくるから、絶対にあきらめないで頑張ってください。

 

パネリスト一人一人に対して、会場からは温かい視線をいただきました。

 

◎「入試問題解説会」のお知らせ◎ (6年生児童はHPで要予約)

日時 12月6日(日)14:00~16:00 

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2015年11月13日 (金)

中等部1年 創立者研究

幕末から明治の激動期にかけ、日米貿易を切り拓いた創立者森村市左衛門。中等部1年では創立者の研究を毎年行っております。創立者の長き苦悩とその成功ストーリーを関連書籍やビデオ、インターネットなどから学び、創立者の人生訓で学園の校訓でもある「正直・親切・勤勉」の真の意味を追求します。生徒たちはグループに分かれ研究を進め、クラス内でプレゼンテーションしました。去る11月4日には、各クラスの代表グループが学年全員の前でプレゼンテーションを行い、最優秀グループには、校長から賞状が手渡されました。

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2015年11月 5日 (木)

中等部3年 ニュージーランド修学旅行

10月24日から30日にかけて、中等部3年生はニュージーランド修学旅行を実施しました。初日は、成田からの直行便で約11時間かけて無事オークランド空港に到着。そこからバスに乗り換え3時間の移動。道中生徒たちは旅の疲れからか、ぐっすりと寝ていました。バスは「ワイトモ鍾乳洞」に到着。『天空の城ラピュタ』の飛行石の洞窟のモデルともなった幻想的な土ボタルの世界に浸りました。その後は、少人数グループに分かれて3泊4日間のファームステイに向かいました。大規模酪農家、貿易商、キウイフルーツ農家、犬のブリーダーなど多様なファームステイ先で、生徒たちはそれぞれにかけがえのない体験をしたようです。各ファームステイ先では、羊の毛刈りや乳しぼりを体験し、中には牛の出産シーンに立ち会うグループもありました。そのような貴重な体験を通して、英語でのコミュニケーションに挑戦し、ひとまわり成長して帰ってきたようです。5日目の午前は、コース別のアクティビティに挑戦。スリル満点の川下り「ラフティング」、最高時速80キロで湖面を疾走する「ジェットボード」、ニュージーランドの国鳥でもあるキウイバードの飼育施設を見学する「レインボースプリングス」、そして「乗馬」にそれぞれ参加し、楽しい思い出をつくることができました。午後は、高さ30メートルまで噴き上げる間欠泉を見学した後、先住民マオリのコンサートを堪能しました。生徒もマオリの伝統的なハカと呼ばれる芸能に参加し、異文化を体感していました。6日目の午前は、オークランド市内の学校との学校交流が行われ、現地の同年代の学生との交流を深めることができました。ジャズの演奏やダンスなどの披露で歓待された後、森村生からはそのお礼に、全生徒による振りを付けた合唱から始まり、ソーラン節・ダンス・空手の演武・新体操を披露しました。午後は、オークランド博物館見学とオークランド市内班別散策を行いました。帰国後、「フォトコンテスト」と「ニュージーランド事後学習ミニレポート」の指導が進んでおります。今回の修学旅行をきっかけに、様々な分野で野心的なチャレンジをする生徒が増えることを願っています。

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Farm_visit_1ホストファミリーと一緒に

Hakka踊り「ハカ」の体験

Jetboardingジェットボード体験

School_visit交流校での授業体験①

School_visit_2交流校での授業体験②

2015年10月30日 (金)

中等部1年 芸術鑑賞

本校では毎年中等部1年次に太鼓集団「天邪鬼」に来校して頂き、和太鼓の生演奏を鑑賞しています。世界でそして各メディアでも活躍する「天邪鬼」のホンモノの演奏に触れ、生徒たちは心を動かされました。以下は生徒の振り返りシートより一部を抜粋したものです。「太鼓の演奏を初めて聴いたが、迫力がありすぎて驚いた。」「とってもかっこよくて、とっても感動した。自分も何か伝統を守って伝えていけるような、そんなことをしていきたいと思った。」「太鼓どうしの音の重なりが心臓や持っている紙に響いて感激した。耳だけではなく体や心で聴いているという感覚になった。」「幕が開いてすぐ言葉がつまりました。すごい迫力で緊張感が高まりました。床から振動が響いてきて、体育館が生きているように感じました。」講話やレクチャーも受け、舞台上で体験もさせて頂き、大満足した様子の生徒たちが印象的な芸術鑑賞でした。

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高等部3年 大学出張説明会

10月9日と23日の2日間にわたり、青山学院大学、中央大学、明治大学、法政大学、北里大学の計5大学の担当者が来校し、「大学出張説明会」を開催しました。生徒たちは、それぞれの大学の概要はもちろん、学部の詳細説明に真剣に耳を傾けていました。

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2015年10月28日 (水)

ESS部 ハロウィン

日本にもすっかり定着したハロウィン。元々は古代ケルト人のお祭りで、秋の収穫を祝い、悪霊を追い払う宗教的な行事です。森村学園のESS部では毎年この時期になると、部員みんなで大きなかぼちゃの中身をくり抜き、「ジャック・オー・ランタン」を作ります。今年もユニークな作品が出来上がりました。

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2015年10月 8日 (木)

中等部3年 機内マナー研修

10月7日(水)、中等部3年生はホームルームの時間を使って、約2週間後に迫ったニュージーランド修学旅行に向けて「機内マナー研修」を行いました。キャビンアテンダントとしてのキャリアをお持ちの卒業生が講師として登壇して下さいました。さすが本場の経験を積んでいる方のお話ということもあり、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。機内で重宝するアイマスク・耳栓・保湿マスクについて「全て身に付けるとちょっとみっともないけれど、リラックスできる」というお話が出ると、生徒は楽しそうにメモをとっていました。また、実体験に基づいて「機体が乱気流に入ったときに席を離れていると、体が浮いて客室の天井裏に入ってしまう」というお話には生徒も大変驚き、着席時のシートベルト着用の重要性をよく理解できていたようです。他にも、ニュージランド航空で実際に行われるであろう英語での機内アナウンスを想定し、生徒にも実演してもらいました。当日も聞き取れるといいですね。

英語を満喫する1週間の修学旅行。出発の日が近付く中、生徒たちの実感も増したのではないでしょうか。

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2015年9月16日 (水)

みずき祭

今年度の「みずき祭」のテーマは、「閃光(せんこう)」。「閃光」とはもともと、瞬間的に発する光を意味します。このテーマには、「生徒一人一人が光を重ね合わせることで強い光にし、あらゆる方向にその光を放つことで生徒たちのパワーを発信したい」という願いが込められています。お客様をかけがえのない存在だと認識し、自己満足で終わらず、お客様のことを考えた行事にしたいと、生徒たちはこのみずき祭りに意欲的に取り組んでまいりました。9月12日(土)・13日(日)の2日間、大勢のお客様にご来校いただきました。心から御礼申し上げます。生徒たち一人一人が「光」を届けられたなら幸いです。

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2015年9月 1日 (火)

2学期始業式

夏休み中には中等部体育館(体育館1階)のトイレ・更衣室の改修工事が、また各教室には新たな遮光カーテンの取り付けがそれぞれ完了し、教育環境が更に整いました。さて、本日9月1日(火)、中等部・高等部合同で「2学期始業式」が行われ、2学期がスタートしました。式の中で髙橋校長は次の言葉を述べました。『「どうせだめだから」と諦めてはなりません。最初から無理と思えば目標は叶いません。自分自身の姿勢次第では、運も味方に引き込めることもあるでしょう。高い目標に挑戦し、諦めず、ベストを尽くして欲しい。』最後に、全国俳句大会、中高テニス部、陸上競技部、中高新体操部、空手道部で活躍した生徒への表彰式が行われ、始業式が締めくくられました。

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2015年8月31日 (月)

オープンスクールが行われました

8月29日(土)、朝から小雨が降り続く中、昨年を上回る人数の小学生および保護者の方をお迎えし、無事にオープンスクールを終えることができました。小学生対象の17のアクティビティーに加え、今年も保護者対象の「言語技術体験講座」はHPによる事前受付開始直後に満席となる人気ぶりでした。アクティビティー終了後は、カフェテリアでのお食事、校内ご見学、新作の学校紹介DVD(有志生徒制作)をご覧いただくなど、大勢の方が最後までオープンスクールを満喫してくださったようです。

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オーストラリア語学研修③

長いと思っていた3週間という時間もあっという間に過ぎ、いよいよ帰国の時を迎えました。生徒達は帰国前最後の大イベント、3週間お世話になった学校とホストファミリーのみんなに感謝の気持ちを伝える「さよならパーティー」をメルトン、ジーロングの各校で実施しました。ジーロングの学校では初めにコーディネーターの先生から生徒一人一人に研修の終了証明書が手渡されます。そして生徒各自が毎日コツコツと作成してきたファミリーへのギフトを手渡しました。その後の生徒達からの発表では歌(Let It Go)とダンス(恋するフォーチュンクッキー)を披露、他にも空手道の演武や茶道部の生徒がお茶を振舞ったりしました。メルトンでは舞台上で一人一人がホストファミリーに感謝の言葉を伝えます。そして同じくコーディネーターから修了証を受け取った後にダンス(ハイスクールミュージカル)を披露、つづいてクイズ大会を実施した後にホストファミリー達と円になって盆踊りを指導、一緒に踊りました。ジーロング、メルトン共に生徒達は浴衣などの日本古来の衣装を身にまとい、ホストファミリーからは感嘆の言葉が聞かれました。出国時には期待と不安の両方でいっぱいだった生徒達から帰国時には帰国の淋しさと研修を終えた自信を感じ取れるようになり、この3週間が充実したものであり参加者各自の成長に確実につながったものであると確信しています。そして、帰国後もお世話になった方々とコミュニケーションをとり続けることによりこの研修で学んだ英語力を維持し、さらにはこの研修で巡り合った人々との出会いと絆を大切にしてほしいと切に願います。

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中等部新体操部 県大会優勝

7月29日にひらつかサンライフアリーナにて、神奈川県中学校新体操大会が行われました。そこで、森村らしい伸び伸びとした演技をミスなくできたことは、生徒たちにとって大きな自信となったようです。おかげさまで優勝という結果により進出した関東大会では、温かい声援をいただき、踊りきることができました。

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2015年8月27日 (木)

高等部2年 勉強合宿

高等部2年生が、8月22日から1泊2日で勉強合宿を行いました。朝8:30にホールに集合し、学年主任から「思い出作りにしないこと。これをきっかけに自分を変えていくこと。」という開式の言葉があり、1限9:00~12:00、2現13:00~16:00、3限19:00~22:00の計9時間の学習とその後に「努力」に関するディスカッションと自習を行いました。ご飯は初日の昼、夜、2日目の朝の計3回。全て学食を利用しました。これからの生活を変える、「ちょっとした1日」になったのではないかと思います。

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2015年8月21日 (金)

高等部 囲碁・将棋部 団体戦第3位

8月1日(土)に開催された、『第10回 神奈川工科大学杯 神奈川県高等学校 囲碁大会』において、団体戦で第3位に入りました。この大会は、段級位認定戦も兼ねておりました。生徒たちは、個人の昇級を意識して勝負に集中していたため、思わぬ結果に驚いていました。高等学校の囲碁大会では、1日に4戦対局し、4戦全勝できれば2級昇級、3勝1敗なら1級昇級、2勝2敗なら申請級認定となります。大会にエントリーすれば、申請級を認定してもらえる中学生の大会とは異なり、高校生の大会は2勝しなければいけない厳しさがあります。また、棋力もバラつきが大きいので、つねに同等の棋力の相手と対戦できるとは限りません。今大会でも、全勝者は参加70名中、4名のみでした。その中で、今回出場した3人が揃って3勝できたことは、立派だったと思います。団体戦は、個人の勝ち数をチームとして集計し、順位を決定します。昨年度は、1勝するのも苦しかった経験から、団体戦は全く意識していませんでした。中等部時代にはどんどん昇級できたのに、高等部生になってからは停滞気味、後輩の棋力にも追いつかれてしまいそうな中、自分たちの苦手な打ち方やあまり使ったことがない定石などをお互いに研究しあいながら練習できたことが、結果につながったようです。この経験を励みに、結果は個人の棋力次第と思われがちですが、互いに勉強・研究し合う姿勢を大切に、今後の練習に励んでくれればと思います。

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2015年8月20日 (木)

美術部 「学展」に9名入選

美術のコンクールである第65回「学展」に今年は美術部から9名が挑戦し、全員無事に入選しました。入選作品は8月10日まで上野の東京都美術館に飾られました。たくさんの出品作品の中で賞を獲るにはまだまだと痛感しましたが日頃と違う緊張感での制作は良い経験になったと思います。文化祭でも展示しますのでぜひご覧ください。

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2015年8月 1日 (土)

中等部1年 林間学校

中等部1年生は7月23日(木)より26日(日)まで3泊4日で林間学校に行ってきました。

23日(木)…霧ヶ峰高原をハイキング。本来であれば車山高原から八島が原湿原へと3時間余りのハイキングを予定していましたが、年間260日は霧が出るという霧ヶ峰高原。濃霧に見舞われ当初の予定を短縮し、八島が原湿原を一周するという1時間半コースへと変更。生徒たちはまだ力を余していた様子で、夜に行われた講話「自然学習」にも積極的に取り組んでいました。

24日(金)…この日は登山日。茶臼山という山に登頂し、世にも珍しい「縞枯れ現象」が起きている縞枯山を脇目におよそ5時間の登山を敢行。夜には翌日のキャンプファイヤーで行われるクラススタンツ練習やオプションツアーの「ナイトウォーキング」も行われ、充実の一日となりました。

25日(土)…早朝に行われたオプションツアー「湖畔ハイキング」の疲れを見せる様子もなく、午前中は2時間のオリエンテーションに取り組み、チームごとに頭脳と体力を使い点数を競い合いました。昼より野外炊飯。それぞれ分業の責任を担い、お昼にはおいしい豚汁、焼きりんご、キノコのホイル焼きができあがりました。夕方はキャンプファイヤーのスタンツ練習に全力を投じ、夕飯後にキャンプファイヤーが行われました。個人で、グループで、クラスで、学年で楽しむキャンプファイヤーとなり、最後にはクラスカラーの花火があがり、大興奮のうちに最終夜が更けていきました。

26日(日)…最終日は朝一番より、鷹山ファミリー牧場にて農業体験。初めは班を離れて仕事の担当ごとに分かれてミニ研修を受け、班に戻って他の班員にそれぞれの内容を伝えて、全員で協力してレタスの苗植えの作業に取り組みました。牧場でお弁当を食べてデザートで食べたご褒美のソフトクリーム!生徒たちの笑顔がはじけていました。

生徒たちはこの林間学校のために統括スタッフを中心に準備に次ぐ準備を積み重ねてきました。その甲斐もあり、開校式から食事、起床、就寝、閉校式に至るまでのほとんど全ての行程をスタッフが取り仕切り、教員の手を借りることがほとんどないままに林間学校を終えることができました。入念に準備してきたスタッフとそのスタッフに協力して過ごした生徒全員の努力の賜物だったと言えそうです。こうした自立的な姿勢は、今後の行事にきっとつながっていくことと思います。

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オーストラリア語学研修②

3週間の語学研修も早くも半分を過ぎました。現地での生活にも慣れ、ホストファミリーとの信頼関係も築きつつある中で、メルトンとジーロングに分かれた2つのグループはそれぞれ学生の本分である現地校での学習に励んでいます。今回は現地での学習内容についてお伝えします。午前中は基本的には森村生とコーディネーターの先生による特別授業を実施しています。現地の留学生受入れ団体であるAIIUが特別に作成したテキストを元に、各コーディネーターが授業を進めます。今年は週に2回ほどアシスタントの先生も参加し、より授業中に英語で発言をする機会が増えました。そして午後は現地校の授業に参加します。2~5人のグループに分かれさまざまな授業を体験することになります。情報や国語(現地では英語が国語の授業です)の授業はもちろん、調理実習や理科実験の授業などにも参加します。時には日本語の授業に参加し、生徒自身が「先生」になることもあります。より様々な体験をするために毎週遠足を実施しています。先週はバララットという町へ行き、動物園でオーストラリア固有の生き物たちを見学したりしました。昨日はメルボルン市内観光を実施、大聖堂や公園、ビクトリアマーケットなどの観光地を見学しました。さらには路面電車に乗る機会や現地の図書館を見学する機会もありました。学内での学習やホームステイだけでは得られない日本との違いを肌で感じることができたのではないかと思います。この研修も残すところあと1週間となりました。残りの時間を最大限に活用し、すべてを事故の成長につなげてもらえればと願っています。

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Photo_4演劇の授業②

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2015年7月21日 (火)

2015年度オーストラリア語学研修①

今年もオーストラリア、メルボルンへの語学研修が、7月19日(日)より始まりました。夕方シンガポール航空にて羽田を飛び立ち、深夜にシンガポールで乗り換え、メルボルン空港には現地時間の20日(月)朝09:30頃に着陸しました。当日は朝に霧が発生して離着陸に規制がひかれていた為に空港は大混雑、滑走路上で40分ほど待たされることになりました。その後定刻より1時間ほど遅れで無事に現地コーディネーターの先生方と合流でき、そのままフェデレーションスクエアやセントポール大聖堂など市内の一部を見学、ヤラ川沿いのフードコートで各自昼食をとりました。そしてメルトンおよびジーロングの各学校へ移動し、いよいよホストファミリーと対面。緊張しながらも笑顔であいさつした瞬間からもうお互いは「家族」です。温かい歓迎を受けた後に各自が新しい「家」へと帰って行きました。 

今年のメルボルンはここ20年で一番寒いとのこと。到着した日も昼間こそ過ごしやすい気温でしたが、朝はなんと2℃でした。寒さに強い現地の人々でさえも「今年は寒い」と口を揃えます。そんな例年にない厳しい冷え込みの中、通っている学校の小学2年生のクラスに以下のような掲示がありました。 

The temperature may be dropping, but the 2nd year is hopping!!

(確かに気温は下がってゆくかもしれないけれども、僕らはどんどん上昇してゆくんだ! )

参加した生徒たちも同様に、日々のさまざまな体験を通してこの3週間で大きく成長することを願っています。

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Photo_7ヤラ川沿いの昼食の後

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高等部3年理系生徒への講演会

7月18日(土:終業式の日)、アメリカニューヨーク州のロチェスター大学の博士研究員の足立大典さんをお招きし、高等部3年生理系選択生徒の希望者を対象に、「科学者の生活と研究の実態」について講演していただきました。研究者になるにはどうすればよいか、アメリカの大学院の仕組みなど、ユーモアいっぱいに話していただき、生徒達も興味深く聞き入っていました。

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2015年7月18日 (土)

1学期終業式

現在、体育館1階のトイレや更衣室の改修工事が行われています。通常の終業式には全校生徒が体育館に集まりますが、現在の体育館入口付近の広さを勘案し、今回は放送による終業式を行いました。生徒たちは教室で静かに放送に耳を傾けていました。 

髙橋校長は、放送で以下の言葉を述べました。『一昨日、お笑い芸人の又吉直樹さんが芥川賞を受賞しました。彼は生まれつき体が弱く、子供の頃に始めたサッカーは他の子どもたちよりもひどく劣っており、母親は見ていられなかったとのことです。ところが、高校時代にはサッカーで高校総体(インターハイ)に出場。毎日部活動の練習後も一人で練習していたそうです。今回の受賞作もタレントとしての仕事を終えてから書き続けていたとのことです。このような「プラスαの努力」は、「自分からやろう」という姿勢です。だから伸びるのでしょう。皆さんもこの夏休み中に「プラスαの努力」をして有意義に過ごして欲しいと思います。』

校長の後、みずき祭実行委員長から「今年のみずき祭は、例年より1週間早く9月12日・13日です。この夏休みを各団体で工夫して、有意義に過ごしましょう。力を合わせて頑張りましょう。」と全校生徒を鼓舞。続けて、生徒会長からみずき祭の作業規定やパンフレット表紙デザインの決選投票について説明がありました。

2015年6月23日 (火)

中等部3年 芸術鑑賞会と浅草散策

6月13日(土)、芸術鑑賞と浅草散策のため、中等部3年生は浅草演芸ホールへ寄席を観に行きました。落語・漫才・紙切りなど、生徒の大半は生で見るのは初めての体験。生徒たちは江戸の庶民文化として生まれた落語や次から次へと話題を変え巧みな間合いをとる漫才に心から笑い、「線香花火を楽しむ浴衣の少女」や「紫陽花」など上品な色気の漂う題材を余裕たっぷりに切り出す紙切り芸に感嘆の声をあげていました。その後、ニュージーランド修学旅行のファームステイ先に地域文化を紹介する「レコメンドカード」作成に必要な素材を集めるため、浅草散策を実施しました。仲見世周辺でユニークなお土産を紹介する班、かっぱ橋の食品サンプル店をめぐる班など、計画に沿って意欲的に散策に取り組んでいました。自分の暮らす地域の文化、これから訪れるニュージーランドの文化、ともに理解を深めて充実した修学旅行にして欲しいと思います。

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高等部1年 芸術鑑賞会

高等部1年生は6月13日の土曜日に、初台にある新国立劇場にてバレエ「白鳥の湖」を鑑賞しました。事前学習として5月の半ばに、新国立劇場の担当者にご来校いただきバレエの解説を受け、学年のバレエ経験者が生徒の目線で見どころをまとめた通信を前日に発行するなどをしました。当日は人生初めてのバレエという生徒も多かったのですが、迫力ある演技に引き込まれ、皆真剣に鑑賞していました。以下は生徒の感想です。 

・黒鳥と白鳥を演じる米沢さんの踊り分けもしっかりされていて、白鳥の儚さと黒鳥の強さが伝わってきました。

・踊りだけでなく表情や手足の動きなどの表現力が素晴らしかったです。また見たいです。

・オディールの32回転、本当に凄かったっす!

・出ている一人一人がちゃんと一つの作品を作り上げていた。プロの精神はすごいと思いました。

・目の前にあるものが同じ人間が演じているものだとは思えなかった。光の当て方などもすごくきれいでした。感動しました。

・道化の人がすごいキレとジャンプ力で、軽々と演じていて足にばねがついているみたいでした。すごかったです。

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高等部2年 芸術鑑賞会

6月11日(木)、高等部2年生全員で、先月公開したばかりの劇団四季のミュージカル「アラジン」を鑑賞してきました。先週のロングホームルームの授業では劇団四季の広報の方に学校にお越しいただき、劇団の活動と「アラジン」についての講演をいただいていたこともあり、この日を待ちわびていました。普段なかなか鑑賞することのできないミュージカルに興奮する生徒の笑顔が印象的でした。右の写真の男女3人は左から「ジャスミン」・「アラジン」・「ジーニー」をそれぞれ表現しています。

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2015年5月29日 (金)

体育祭が行われました

5月29日(金)時折雨が降る中、中等部高等部の体育祭が行われました。中高生はそれぞれ赤・黄・白・青・緑の5色に縦割りでチームを編成。各チームの応援団長による堂々とした選手宣誓で幕を開けました。午後の部終盤入り雨は止んだものの、気温が下がり始めましたが、グラウンドは生徒たちの熱気が最高潮に達し、大いなる盛り上がりを見せました。どの競技においても、生徒一人一人が全力を出し切って戦い、また仲間を応援する姿勢はとてもすがすがしいものでした。

Photo_2堂々とした選手宣誓

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Photo_3一糸乱れぬ応援団のパフォーマンス

Photo_5中等部女子恒例の大玉転がし

Photo_6高等部男子による騎馬戦

Photo_7フィナーレは色別対抗リレー

2015年5月28日 (木)

「ハナミズキ」レコーディング 合唱部参加

合唱部では卒業生一青窈さんの新しいアルバム発売に伴い、「ハナミズキ」のレコーディングに協力しました。「今回は女声合唱をバックコーラスに使いたい、ついては母校である森村学園の合唱部に協力してほしい」という依頼を受けました。歌の中に出てくる「ミズキの葉」は一青さんが森村学園や二子玉川のハナミズキをイメージして作られた曲です。合唱部でも何度か公演で歌ってきたとても親しみのある曲です。5月10日、都内のレコーディングスタジオに合唱部14名が出かけました。初めて入る何本ものマイクとカメラとコードに囲まれたスタジオに、生徒たちは緊張した面持ちでスタジオ入りしました。発声練習をしますが、吸収される壁にいつものような声が返って来なく、自分たちの声に不安を覚えます。伴奏もイヤホンを通じてそれぞれの耳に個別に入ってきます。伴奏とともにメトロノームに刻まれた音も一緒に耳に響き、テンポとリズムを耳からとります。日ごろの練習では「ソプラノとアルトのバランス……」や「上のパートを聴いて……」という指示が飛び交いますが、ここではとなりの人の声を聴くことは求められません。すべてをマイクが拾い、調整されます。緊張の中、数回の録音が進んだところで、一青さんがお話をしてくれました。「みんな好きな人っているかな?例えば、水に囲まれた街で災害にあって、ボートで避難を待っているところを想像して……。最後のボートにあと2つしか空席がない、そのボートに自分が乗ろうとしたとき、自分の思いを寄せている人が恋人を連れてそこに現れたとしましょう。どうしますか?そこで、あなた方2人お先にいきなさいと言えたら、世界から争い事が消えて平和になれると思いませんか。」その瞬間に、それまで部活の中で歌詞の意味を研究し、どうしても理解できなかった疑問点がすっと解決しました。そして、みんなの声質が変わりました。流石だなと感じました。あの高校生だった頃の一青窈ちゃんを思い出すと、こうして言葉に想いを託し、メッセージを大切に伝えながらプロとして活躍されていることをとてもうれしく思います。今年、7月に発売となりますが、完成が楽しみです。

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2015年5月26日 (火)

体育祭予行練習

体育祭は中高合同の「縦割り行事」です。最近はどのチーム(色)も大勢の生徒たちが早朝や放課後に体育祭の練習を行っております。そして雲一つない快晴だった本日5月26日(火)、体育祭の全体予行練習が行われました。各競技の順番やルールの確認、入退場の練習などを入念に行いました。生徒たちの熱気も一気に高まっております。体育祭本番は、5月29日(金)です。

Photo_6雲一つない晴天でした

Photo_7気合を入れる応援団長

Photo_8騎馬戦の作戦会議中

Photo_9女子のダンス演技確認

Photo_10心を一つにして…

Wave_2団結式でウェーブ

2015年5月 8日 (金)

中等部1年 校外行事

4月上旬の寒さ、雨天続きが嘘のように気持ちよく晴れ渡った4月24日、中等部1年生は恒例の校外行事「足柄プロジェクトアドベンチャー」に出掛けてきました。1時間ほどバスに揺られて、いざ足柄へ。各クラスバスレクで大いに盛り上がった後、現地では一クラスを2グループに分けて各活動に挑みました。「みんなで!本気で!話す!聴く!周りを見る!」が目標のこの行事。午前中こそ表情の硬さが残る生徒がいたものの、午後にははじけんばかりの笑顔がずらりと並んでいました。「仲良くなれた!」「めちゃくちゃ楽しかった」「今日学んだことは人生においても役に立つと思います!」…生徒たちの感想文から…。これから始まる本格的な中等部生活に向け、全員で気持ちの良いスタートを切ることができました。

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2015年5月 1日 (金)

中等部2年 校外行事

4月月24日、中等部2年生は芸術鑑賞および横浜散策に行ってきました。芸術鑑賞では「狂言」を堪能しました。事前学習に狂言について調べ、テーマごとに分かれ、レポートにまとめていきました。横浜市青少年センターに集合し、会場に入るとステージには狂言の舞台があり、生徒たちは皆、緊張と楽しみが入り混じった雰囲気でした。狂言者の大蔵基誠さんが登場すると生徒たちは静かになり、狂言の解説に耳を傾けていました。演目の「棒縛り」が始まると、狂言独特の言葉に戸惑いながらも、笑いが起きていました。狂言体験では25人の生徒が歩き方や動物、キノコの動きを教えていただきました。やってみると難しい動きばかりで、みんな苦戦していました。「どのくらい稽古をして舞台に臨むのですか?」という質問に対し、「決まった練習はほとんどありません。先輩、師匠の動きを1度だけ見て、あとはそれをできるように自分で練習します。」という回答があり、生徒たちはとても驚いていました。狂言の鑑賞が終わった後は、横浜散策です。桜木町駅を出発し、それぞれのグループで決めた見学、撮影ポイント(県立歴史博物館・旧横浜港駅・神奈川県庁など)を回り、横浜公園に向かいました。集合時間までに無事、全グループが横浜公園に到着し解散できました。長いようで、あっという間の一日でした。生徒たちは楽しく充実した活動ができたようでした。

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2015年4月27日 (月)

中等部3年 校外行事

4月24日(金)、中等部3年生は校外行事として両国の江戸東京博物館見学と両国散策を実施致しました。博物館見学では前年度のアジア史で学んだ知識をもとに、担任の作ったクイズに班ごとに挑む形式で見学を行いました。鹿鳴館など動く展示品などには「わーすごい!」と知的な驚きを楽しむ様子が印象的でした。各班とも、制限時間の最後までクイズに完答するべく熱心に展示物に見入っていました。行事後はそれぞれの関心に合わせてレポートを作成することになっています。2学期のニュージーランド修学旅行に向けて、自ら調べ学ぶ姿勢をより深めていって欲しいと願っています。午後は両国散策。事前学習で学んだ両国橋や回向院などの見どころを中心に、各班古地図片手に江戸時代の風情に想像力をはたらかせることを大いに楽しみました。班によっては自分たちで魅力的な周遊スポットを開拓し、解散地点に戻ってきたときには充実した笑顔を見せてくれました。これもニュージーランド修学旅行での市街地自主研修に向けて貴重な学びの機会になったのではないかと思います。中等部最後の学年をともに過ごすクラスの新しい仲間たちと互いに親睦を深める校外行事となりました。

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高等部 球技会

4月24日(金)、高等部3学年による球技会が行われました。森村学園の球技会は生徒主宰。企画・運営を全て生徒の手で行います。選抜女子バスケットボール、バレーボール、ドッジボール、バスケットボール、選抜男子サッカーの計5種目が行われました。どの学年も競技では奮戦し、応援合戦にも熱が入りました。結果は女子の3種目を制し選抜男子サッカーも優勝するなど3年目の貫録を見せた3年生の優勝でしたが、各競技で高校1年生の活躍も見られ、高等部2年生は男子の3種目と選抜女子バスケットボールで優勝するなど、随所で手に汗握る接戦が見られました。

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2015年4月13日 (月)

管弦楽部 第10回記念定期演奏会

お陰さまで、第10回記念定期演奏会は大盛況のうちに終了いたしました。当日は1400名を超える多くのお客様にご来聴頂きましたことに心から御礼申し上げます。「吹奏楽部」「合奏部」から「管弦楽部」に発展し、そして定期演奏会を開けるようになって10年が経ちました。年々部員の数も増え、難曲に挑める力もつけてきました。今回は記念演奏会ということで、OB・OGにも参加を呼びかけ、34名の卒業生と一緒の舞台に立つことができました。日々の部活動に加えて、早朝練習や休日練習、合宿など練習を積み重ねてきた成果を存分に発揮することができたことと部員一同うれしく思っております。部員たちは緊張の中、演奏すること自体を楽しんでいたようで、その雰囲気がお客様にも十分お伝えできたかと思います。前半の歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲、シューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」ではクラシック曲を通じて。基礎を大切に丁寧に演奏することを心がけました。そして後半、シャブリエの狂詩曲「スペイン」さらにポップスでは、部員が一体となって楽しみながら演奏することができました。さらにアンコール「オーメンズ・オブ・ラブ」ではお客様とご一緒にその音楽空間を共有できたことが、私たちにとってこの上ない幸せな時間であったと感じております。一つの節目をこえ、今後もこれを励みにさらに磨きをかけ、お客様によい演奏をお届けできますよう、音楽を楽しみながら練習を重ねて参りたいと思います。最後になりましたがこの演奏会を開催にするにあたり、ご協力いただいた関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

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2015年4月10日 (金)

1学期始業式

季節外れの強い寒気の影響で、朝から雨やみぞれの降る4月8日(水)、平成27年度1学期始業式が行われました。最初に体育館に入場していたのは中等部2年生から高等部3年生。先輩たちの大きな拍手が鳴り響く中、中等部1年生が入場してきました。式の中で髙橋校長は次のような言葉を述べました。『車でキャンパス内を移動していたお客様が生徒から挨拶をされ、車中にいる来客者に対しても挨拶する森村生に感激した、と。そのことを聞いて私は嬉しく思いました。挨拶がきちんとできることは気持ちの良いことです。(中略)さて、中等部生は毎週木曜日の放課後に「自学自習」の時間が始まります。これは家庭学習の習慣を身に付けるための取り組みです。高等部生は「放課後自習教室」を再開します。夢に向かって努力を続けて欲しい。自分の今の成績が目標から遠くても、努力を続ければ必ず劇的に向上することが来ます。大事なことは続けることです。一年間、夢に向かって頑張りましょう。』その後は、新入生代表の斎藤くんのはつらつとした挨拶。『希望や不安でいっぱいですが、部活動やみずき祭が今から楽しみです。自分らしさを忘れずに、仲間の大切さを忘れずに中高生活を過ごしていきたい。』続いて高等部3年生の高橋くんから、在校生を代表して次のような挨拶がありました。『私の中高生活が始まった5年前は、学園が100周年を迎え、新校舎へと生まれ変わった節目の年でした。大きなガラス窓の、分け隔てのない教室や職員室。校舎の中央を貫くトップライトの吹き抜け空間。初めて地下1階からその吹き抜けを見上げた時、自然の光に向かってためらいもなく突き抜けていくその展望に惹きつけられました。ガレリアと呼ばれるこの開放的な空間は、森村の精神の象徴であるように思いました。人を隔てず、また自分の興味や発見を行き来しながら全体を見渡せる視点に立つ。森村の良いところは、それぞれの個性や能力を、温かい人間関係の中で、まっすぐに探究していけるところだと今も感じています。(中略)私から皆さんに伝えたいことが2つあります。1つめは、「限界を作らないで欲しい」ということです。森村の良いところは、チャレンジゆえの失敗をとがめる環境ではないところです。2つめは、「自ら関わる人であって欲しい」ということです。自ら関わるか、関わらないかで、この先の出会いは大きく変わるのではないかと思うのです。人は無数の縁の中に生きています。大事なのは、自ら出会いを求めること、与えられた縁をどう生かすかだと思います。』新入生代表、在校生代表の堂々とした挨拶に、大きな拍手が起こりました。最後に、春休み中に活躍した生徒たちへの表彰式が行われました。(「道の作文コンクール」「東洋英和大学レシテーションコンテスト」、新体操部、ゴルフ部、テニス部)

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平成27年度 中等部入学式

春の冷たい雨の降る4月7日(火)、新入生206名が森村学園中等部に仲間入りしました。管弦楽部が演奏する「威風堂々」とともに真新しい制服に身を包んだ新入生が入場すると、会場からは温かな歓迎の拍手が起こりました。式の初めは校歌斉唱。2月の入学ガイダンスでの練習および、自宅練習用の校歌CDで練習した成果もあり、新入生の希望に満ちた元気な歌声が体育館いっぱいに響き渡りました。髙橋校長は式辞の中で次のような言葉を述べました。『自学自習の身に付けること、「自分から」という姿勢で何事にも積極的に取り組むこと、読書の習慣を身に付けること。何事も最初が肝心です。誇りをもって勉強に学校行事に部活動に、全力で向かって欲しい。志を高くもち、一日一日を大切に過ごして欲しい。』その後、松本理事長からの祝辞、校長による職員紹介と続き、厳粛さの中にも温かみのある入学式が終了しました。

150507_17新入生の入場

150507_76_2髙橋校長と新入生

150507_78_2担任が新入生一人一人の名前を読み上げます

150507_300入学式の教室風景①

150507_327入学式後の教室風景②

150507_335入学式後の教室風景③

2015年3月23日 (月)

高等部卒業式

3月20日(金)、第97期高等部卒業式が行われました。管弦楽部の演奏と共に179名の卒業生が右胸に花を添え、一同晴れやかな表情で入場しました。校歌斉唱後、髙橋校長より卒業生一人一人に卒業証書が手渡されました。校長は式辞の中で「これからも学ぶことへの感謝の気持ちと、森村学園の卒業生としての誇りを忘れずに社会で活躍してほしい」と話していました。その後皆勤賞の授賞があり、該当の生徒が檀上で表彰されました。本校の皆勤賞は在学中無遅刻・無欠席・無欠課だった生徒に送られます。この厳しい条件の中97期には14名の皆勤賞受賞者がいました。生徒たちにとって森村学園で過ごす6年間はかけがえのないものであったこと、また心身共に元気よく学校に通う生徒がたくさんいるのだということを印象付けました。在校生代表の送辞そしてそれに対する卒業生代表の答辞があり、先輩たちの卒業を惜しむ後輩とこれからの森村学園を後輩たちに託そうという卒業生からのエールがありました。学年を越えた縦の繋がりの強さを確認すると共に、高等部1・2年生たちはまた新たな希望を胸にしたようです。最後には卒業生全員による担任の教員に対する感謝状授与と合唱によって、館内は盛大な拍手と温かい雰囲気に包まれました。97期の皆さん、卒業おめでとうございます。

15_25卒業生入場

15_58担任から一人一人名前を呼ばれる

15_65卒業生一人一人に校長から証書が手渡される

15_74厳粛な進む証書授与

15_167髙橋校長の式辞

15_258卒業生から保護者・教員・在校生に対して歌のプレゼント

2015年3月19日 (木)

大学受験を語る会

3月13日(金)、高等部1・2年生の希望者約130名がホールに集い、大学受験を終えたばかりの高等部3年生の先輩12名による受験体験談を聞く機会がありました。「日々の小テストはもちろん、定期試験に全力を尽くしてきた。」「高3秋までは基礎固めを徹底的に行った。」「朝のホームルーム前や放課後、学校で自習するスタイルを貫いた。わからないところがあればすぐに質問できるし、支え合える仲間がいたのがよかった。」「仲間とのランチタイム。何よりも楽しく、リフレッシュできた。」「僕は文系だけど、受験科目にはない物理基礎の授業を最後まで楽しく受講した。」「受験勉強を通して、無駄な勉強などないことに気づいた。」高3パネリスト一人一人の、大学受験という目標に対して自分と真剣に向き合った結果から生まれた説得力ある体験談に、参加した生徒たちは真剣に耳を傾けていました。先輩達からの「バトン」をしっかり引き継いで欲しいと思います。

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2015年3月13日 (金)

高等部3年代表生徒13名で森村家の墓参り

3月10日(火)、高等部3年生代表13名および、担任5名、学年保護者幹事は、青山墓地にて森村家の墓参りをしました。3月恒例のこの森村家墓参では、創立者の眠る墓碑に手を合わせ、在籍中の感謝の意とこれからの進路のご報告をします。生徒たちは市左衛門翁が遺された校訓「正直・親切・勤勉」を人生の大切な行動指針として生きていくことを確かめていたようです。また、お隣の墓碑にお眠りになる元学園長松本重一郎先生へもお参りし、謝意を表しました。

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2015年2月23日 (月)

第37回合唱コンクール

2月18日(水)みなとみらいホールにて、「第37回合唱コンクール」が執り行われました。中等部の学年別クラス対抗戦であるこの合唱コンクールに向けて、どのクラスも音楽の授業だけでなく、朝や放課後の練習も重ねてきました。その過程ではクラス内の意見の食い違いなど様々なドラマがありました。そのひとつひとつが成長の瞬間であり、クラスの団結力につながる原動力となりました。各学年の優勝クラスおよび曲目は以下の通りです。 

中等部1年 D組 自由曲「僕の宝物」

中等部2年 D組 課題曲「風と光」 自由曲「風の星 水の星」

中等部3年 A組 課題曲「柚子の村から」 自由曲「朝靄」 

今年もまた、森村のよき伝統が引き継がれました。

150218_4放課後の練習風景

150218_1クラスがひとつになって…

150218_2指揮と伴奏も息がぴったり…

2014年12月25日 (木)

合唱部 ボランティア公演

12月22日(月)、終業式を終えて、合唱部は、南町田の老人ホーム「鶴の苑」にボランティア公演に出かけました。この時期、インフルエンザやノロウィルスなどがはやり始める時期で、1人でも咳や腹痛を訴える部員がいると、施設に伺うことは実現できないため、1人1人が健康管理にとても気を遣います。何とか、クリスマスソングをお届けしたいという熱い思いで、無事、公演を終えることができました。会場では、「あわてんぼうのサンタクロース」や「赤鼻のトナカイ」などよくご存じの曲を一緒に口ずさんでくださったり、「アメージング・グレース」や「あら野のはてに」に涙してくださったりするお姿が見受けられました。また、最後に「きよしこのよる」をお集まりくださった方々とご一緒に合唱しました。「昔、自分が女学生だった頃がよみがえりました」「こどもたちの声に心が洗われました。心が純粋できれいだから、透き通った声が出せるのね。」とお声をかけてくださったおばあさま方のお言葉が印象的でした。この公演は、なかなか外にお一人でお出かけになりにくくなられた方々に歌声をお届けしようと企画し、4年前より1年に1度伺っています。いつも暖かくお迎えくださり、部員にとっても、いろいろな勉強をさせていただく貴重な体験です。鶴の苑の皆様方、どうもありがとうございました。

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2学期終業式

12月22日(月)、2学期の終業式が行われました。式の中で髙橋校長は、次のような言葉を述べました。『ノーベル物理学賞に日本人研究者3人が選ばれました。発光ダイオードは、赤色と緑色はすでに開発されていましたが、青色は難しいとされ開発が遅れていました。今回の青色の開発で光の三原色が揃い、応用範囲が急速に広がり普及し始めました。受賞者の一人、名古屋大学の天野教授自身、この研究は大学院生時代に始めたとのこと。世界中の開発者がしのぎを削る中、朝から晩まで繰り返し実験をしたにもかかわらず失敗の連続。失敗の山は1500回にも及んだそうです。何度失敗してもくじけず、ようやく成功にたどり着いたようです。「成功の秘訣は成功するまで続けることにある。継続は力なり。」その言葉通り、諦めることなく続けることで、高い目標の成功につながりました。苦しい時こそ気持ちを切り替えて、高い目標に向かって頑張りましょう。山は登ろうと思わなければ登れない。これからの皆さんの努力に期待します。』 

その後、各種の表彰式が行われました。

(中等部)

全国硬筆コンクール活字文化推進機構賞 中1 荒井詩織

第13回鎌倉全国俳句大賞 青少年の部 NHK学園賞  中2 小野千花

小林一茶記念全国小中学生俳句大会 中2菊地龍太郎 桜井風美香 三宅弦太

テニス部緑区硬式テニス大会 女子シングルス 14歳以下1位小林美音・16歳以下2位高橋佳子

16歳以下ダブルス1位小林・高橋ペア

新体操部横浜市中学秋季大会 団体 Aチーム1位 Bチーム6位 

(高等部)

全国硬筆コンクール 全国高等学校協会会長賞 高3山田京香文字

関東高校選抜新人陸上競技大会110M幅跳び 第3位高1大越崇浩 

空手道部神奈川県高校新人戦 女子 型第5位 組手第5位

新体操部神奈川県高校新人戦 女子団体 Aチーム優勝 Bチーム準優勝

 個人フープ・ボール・クラブ・リボン 3位入賞矢島未和

新体操部は3月21・22日に広島県で開催される全国選抜大会に出場いたします。

第69回国民体育大会神奈川県チーム 4位入賞 高3平田鈴奈・矢島未和

神奈川県体育協会会長賞 平田鈴奈・田中千波・矢島未和・黒田華子・塩田夏菜・嶋井綾菜

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2014年12月10日 (水)

『南極教室』

11月27日(木)の放課後、中等部3年生全員と中等部1年生から高等部3年生までの希望者をあわせて約310人の生徒が学園ホールに集まり、「南極教室」に参加しました。これは、森村学園と「第55次南極地域観測隊越冬隊員」として参加している本校86期卒業生、濱田彬裕さんをはじめとする国立極地研究所のみなさんとの共催企画として実現したものです。濱田さんが中等部3年生の前に姿を見せるのは1年ぶりです。昨年11月に中等部2年生に向けて行われた「職業調べ」の講演者として、南極に出発する直前に来校してくれて以来です。

「南極教室」は、本校77期卒業生である一青窈さんの司会で始まりました。「南極の濱田さん、聞こえますか~?」の呼びかけでスタートすると、マイナス30℃の昭和基地の前から参加者たちに向けて「森村学園のみなさん、濱田です。」と距離を感じさせない声が聞こえ、そこから、濱田隊員の南極での仕事の様子や、南極大陸の様々な魅力を紹介が始まりました。前半の「南極講座」では特に、南極のオーロラの不思議、隕石の話など宇宙との接点の話が南極からの映像を交えて展開されました。

後半の「生徒たちからの質問コーナー」も活発に行われました。「南極にはどんな生き物がいるのですか?人懐っこいですか?」「南極でみられるいろいろな現象の中で一番南極を感じたのは何ですか?」「昭和基地にはシェフがいて美味しいものを作ってくれると聞いたことがありますが、濱田さんは何が一番好きですか?日本に帰ってきたら一番食べたいものは何ですか?」「オゾンホールが南極上空に空いているのには理由があるのですか?地球の環境の変化を実感するようなことはありますか」といった質問に対して一つ一つ丁寧に答えてくれました。その答えの中で、見せてくれたのがカップに入れたお湯を空中に撒くと一瞬で飛び散るようにして凍り付くお湯花火(水ではこの現象は起こらないそうです)。それから、シャボン玉を膨らませると凍り付いてそのままの形で戻ってくる様子。それに息を吹きかけた瞬間にガラスのように細かく砕け散る様子などの映像に、生徒たちからは「うゎ~!!」「え~!!すご~ぃ」といった歓声が自然に湧き上がってきました。

会場いっぱいに温かい雰囲気に包まれ、あっという間の45分間が過ぎてしまいました。濱田隊員からは「皆さんに少しでも南極に興味を持っていただけたら何よりです。将来は様々なことに挑戦して楽しみを増やしてほしいなと思います。挑戦したことの中に夢を見つけて熱中できればこれほど楽しいことはありません。」というメッセージをいただきました。司会を務めてくれた一青さんが「今、南極の様子を見ていたら、詞がひとつ書けました。私もいつか南極に行きます!!」と語ってくれたのも大変印象的でした。

生徒のアンケートには「神秘的なオーロラのでき方が知れて嬉しかった。」「シャボン玉実験がきれいだった。」「南極とライブでつながり、とても近くにいるように感じた。」「森村の先輩が南極で活躍しているのは僕たちの誇りだ。」などの感想が書かれており、参加した生徒たちの満足度の高さがうかがえました。 

この日の夜、テレビ神奈川のニュースの中で、「南極教室」の様子を紹介していただきました。

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2014年12月 8日 (月)

俳句コンクール 中等部生多数入選

国語の夏休みの創作課題「俳句」20句より選んだものを、全国規模のコンクールに応募しています。今年も入選の通知が届く季節となりました。十七音に凝縮された、この夏の思い出が、俳句の中で輝き続けることのなんと素敵なことでしょうか。

≪平成26年度 一茶まつり全国小中学生俳句大会≫(主催:炎天寺)

秀逸  信号を まつのは蝉の 木の下で  (中2菊地龍太郎くん)

入選  真夏の日 畳の色は 薄くなり  (中2桜井風美香さん)

入選  母のとも 日傘が肩に 当たりけり(中2三宅弦太くん)

≪第13回 鎌倉全国俳句大賞≫(主催:鎌倉虚子立子記念館)

NHK学園賞  改札に 色とりどりの 浴衣かな (中2小野千花さん)

秀逸  水やりが 水遊びへと いつの間に (中2森日菜子さん)

佳作  朝ごとに 白きむくげが かがやけり (中1柏晴裕くん)

*写真は、鎌倉全国俳句大賞表彰式(11月24日:鶴岡八幡宮直会殿)の様子

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2014年12月 2日 (火)

高等部2年 京都・奈良修学旅行

高等部2年生は、11月17日(月)から20日(木)まで4日間、京都・奈良修学旅行に行ってまいりました。初日は全員で奈良の法隆寺と薬師寺をめぐり、古都の歴史に思いをはせました。薬師寺の僧侶の方の法話に真剣に耳を傾け、生徒たちはそれぞれの生き方について深く考えることができたようです。二日目の午前中は宇治コースと飛鳥コースに分かれ、宇治コースの生徒は平等院などをめぐり、飛鳥コースの生徒は自転車で史跡をまわりました。午後は「醍醐寺」を訪ねました。醍醐寺では例年「森村特別プログラム」で歓待されています。舞妓さんの舞台鑑賞や僧侶の方々とのディスカッションなど、貴重な体験をさせていただきました。

三日目は終日タクシー研修です。グループごとに分かれて事前にたてた計画に沿って京都の様々な場所を自由に訪れました。夜はホテルで有志の生徒が準備したイベントが行われ、森村最後の宿泊行事の夜として思い出を残すことができました。最終日はクラスごとに分かれて活動しました。座禅や写経、着物の体験、保津川くだり、映画村散策、貴船神社までのハイキング、琵琶湖ランチクルーズなどを楽しむことができました。

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2014年11月26日 (水)

中等部2年 イングリッシュ・キャンプ

中等部2年生は、11月20日から22日にかけて、2泊3日の「イングリッシュ・キャンプ」を成田のラディソンホテルにて実施致しました。英語だけの環境に身を投じ、ホテルマナーを身に付けるなど、次年度のニュージーランド修学旅行を強く意識した、いわばその予行演習にあたる宿泊行事です。バスに乗車した瞬間から、すでに英語漬けの時間が始まっていました。ホテル到着までの2時間、学習班ごとの座席で担当のネイティブ講師との挨拶が交わされると、英語を使ったゲームで車内は徐々に盛り上がっていきます。ホテル到着後は学習班ごとに分かれ、各研修室で実際に英語だけのコミュニケーションを行います。今まで教室で学んできた英語表現で自分の思いをネイティブの先生に伝える喜びを実感していたようです。また、逆に自分の気持ちをうまく英語で伝えられない「もどかしさ」も味わっていたようですが、是非その口惜しさを来年度のニュージーランド修学旅行につなげていってくれたらと思います。学習班ごとの学びの成果は、最終日に劇発表という形で披露されました。歌やダンスも交えて、各班ともに個性あふれるユーモラスな作品を発表してくれました。計20班で3時間近くに及ぶ力作ぞろいでした。その採点時間を利用して、生徒たちは学習班ごとにネイティブ講師に喜んで頂くために準備してきた「サプライズ」を披露しました。折り紙で花束やレイを作る班、人文字で”THANKS”を作る班など様々でしたが、生徒たちにとってはあまりに短く別れ難い貴重な経験になったようです。今回の経験が、英語学習の大きな動機づけになった生徒も多くいるようです。今後の活躍に期待しています。

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2014年11月16日 (日)

中等部1年芸術鑑賞 和太鼓

10月29日(水)の5・6時間目、本校体育館にて中等部1年生の芸術鑑賞会が行われました。生徒たちは、日本の伝統芸能に触れ、日本の心や技を知ることを目標に、和太鼓集団の「天邪鬼(あまのじゃく)」の演奏を堪能しました。暗転した体育館のなか、生徒たちはステージ上で繰り広げられる和太鼓演奏の迫力にしばし言葉を失っていました。大きな和太鼓から打ち出される体全体をズドンズドンと震わせる響き。いっぱいに伸ばされた筋骨隆々とした腕が刻むリズムと躍動感。3人の演奏者が一糸乱れぬ動きで勢いよく撥をふるう様は舞いでも見ているかのような美しさでした。途中で和太鼓のレクチャーや津軽三味線による「津軽よされ節」の演奏もはさみ、生徒たちの太鼓体験コーナーに移ります。各クラスの代表の生徒がステージに上り、演奏者の方の手ほどきの下、実際に和太鼓を敲いてみます。最初は簡単なリズムだったのが徐々に難しくなっていき、余裕な表情を見せていた生徒も次第に熱が入っていきました。この鑑賞会で初めて実際に和太鼓を聞いた生徒も多く、和太鼓の迫力に魅了された様子でした。

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2014年11月11日 (火)

ESS部の活躍

≪Happy Halloween !≫
10月31日(金)はハロウィーンでした。
ESS部では毎年、思い思いのコスチュームで本物のジャコランタンを作り、幼稚園、初等部、中高等部、正門横の守衛所に飾り、訪れた人の心を和ませています。今年のジャコランタンには文化祭で取り組んだ「Lion King」のシンバの顔を模したものもありました。中等部1年から高等部2年のみんなで仲良く楽しいひと時を過ごしました。

 ≪ボランティア公演≫

11月8日(土)、 特養老人ホームまちだ正吉苑でボランティア公演を行いました。演目は文化祭で発表したライオンキングです。皆さんが曲に合わせての手拍子をしてくださったり、どこの劇団の方?と聞いてくださったり・・・。フィナーレには温かい拍手を送ってくださいました。ESS部員も、皆さんに喜んで頂きたい一心で一生懸命の演技でした。まちだ正吉苑の皆さん、どうもありがとうございました。

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2014年11月 7日 (金)

中等部3年生 ニュージーランド修学旅行

中等部3年生は、10月26日(日)から11月1日(土)まで、ニュージーランド修学旅行に行ってきました。初日は、成田からの直行便で約11時間かけて無事オークランド空港に到着。そこからバスに乗り換え3時間の移動。道中生徒たちは旅の疲れからか、ぐっすりと寝ていました。バスは「ワイトモ鍾乳洞」に到着。幻想的な土ボタルの世界に浸りました。その後は、少人数グループに分かれて3泊4日間のファームステイに向かいました。各ファームステイ先では、羊の毛刈りや乳しぼりを体験し、中には牛の出産シーンに立ち会うグループもありました。そのような貴重な体験を通して、英語でのコミュニケーションに挑戦し、ひとまわり成長して帰ってきたようです。5日目の午前は、コース別のアクティビティに挑戦。スリル満点の川下り「ラフティング」、三輪つきカートで山の斜面を滑走する「リュージュ」、最高時速80キロで湖面を疾走する「ジェットボード」にそれぞれ参加し、楽しい思い出をつくることができました。午後は、高さ30メートルまで噴き上げる間欠泉を見学した後、マオリコンサートを堪能しました。6日目の午前は、オークランド市内の学校との学校交流が行われ、現地の同年代の学生との交流を深めることができました。ジャズの演奏やダンスなどの披露で歓待された後、森村生からはそのお礼に、全生徒による合唱(「栄光の架け橋」:出発前毎日終礼時に練習していました。)から始まり、新体操部や空手道部、ESS部のパフォーマンスや、ソーラン節を披露しました。午後は、オークランド博物館見学、オークランド市内班別散策を行いました。帰国後、ニュージーランド修学旅行委員が中心となり「フォトコンテスト」の準備が、また学年としては「ニュージーランド事後学習ミニレポート」の指導が進んでおります。

Photo_2ファームステイ先で

Photo_3マオリ伝統の儀式で迎えられる

Photo_4ラフティング

Photo_5現地校の生徒にジャズの演奏で迎えられる

Photo_6現地校でソーラン節を披露

Photo_8オークランド博物館