中等部1年 芸術鑑賞
11月6日(水)、中等部1年生の芸術鑑賞会プログラムとして、和太鼓集団天邪鬼をお招きして演奏会を開催しました。腹の底に響く空気の振動を全身で感じながら、徐々に高揚感を増していくスリリングな演奏に、生徒たちは感動していたようでした。終盤には生徒が参加して太鼓を叩く場面もあり、各自楽しみつつ真剣に演奏に向き合っていました。
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11月6日(水)、中等部1年生の芸術鑑賞会プログラムとして、和太鼓集団天邪鬼をお招きして演奏会を開催しました。腹の底に響く空気の振動を全身で感じながら、徐々に高揚感を増していくスリリングな演奏に、生徒たちは感動していたようでした。終盤には生徒が参加して太鼓を叩く場面もあり、各自楽しみつつ真剣に演奏に向き合っていました。
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10月末からの一週間、中等部3年はニュージーランド修学旅行に行ってきました。初日は「ワイトモ鍾乳洞」で珍しい土ボタルを見学した後、少人数グループに分かれてファームステイに向かいました。例年ファームステイは2泊でしたが、今年は3泊ということで、ゆったりとファームの生活を体験することができました。羊の毛刈りや乳しぼりなどの貴重な体験を通して、英語でのコミュニケーションに挑戦し、ひとまわり成長して帰ってきたようです。ファームステイ後はコース別のアクティビティを楽しみました。スリル満点の川下りの「ラフティング」、三輪つきカートで山の斜面を滑走する「リュージュ」、最高時速80キロで湖面を疾走する「ジェットボード」にそれぞれ参加し、楽しい思い出をつくることができました。「テ・プイア」ではマオリコンサートを鑑賞し、なかには舞台に上がってマオリの伝統的な踊りに挑戦した生徒もいます。最終日には現地校(Block House Bay Intermediate School)との学校交流が行われ、現地の同年代の学生と交流を深めることができました。伝統的な歌と踊りで歓迎され、森村生は御礼に新体操部や空手部、ESSのパフォーマンスや有志によるソーラン節を披露。最後には皆で「上を向いて歩こう」を歌いました。その後は現地校の授業体験やスポーツ交流が行われ、ニュージーランド修学旅行の締めくくりとなりました。
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ファームステイ先で羊にミルクを与える生徒たち | お世話になったファミリーとのお別れ | 広大なニュージーランドの自然 |
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「テ・プイア」の間欠泉 | ジェットボード | ラフティング |
高等部1年生は、10月24日から2泊3日で広島・山口へ研修旅行に行って参りました。1日目はまず広島での平和学習。原爆資料館見学とグループに分かれて被爆体験のお話を聞きました。事前学習を十分にしてきた生徒たちですが、やはり現地で見て、聞いて、受け止めることの重さをそれぞれに感じたようで、真剣な表情が印象的でした。その後、山口県周防大島へ移動し民泊をさせていただくご家庭を迎えての入村式。生徒たちの心をこめた出し物がとても好評でした。2日目、この日は終日民泊先で過ごしました。土砂降りの1日でしたが、その中でも各家庭で様々な体験をさせていただきました。瀬戸内海での釣りはもちろん、芋掘りやみかんの選別、染物、現地の小学生との交流などなど、生徒にとっては新鮮な、そしてとても豊かな時間をたくさん作っていただきました。3日目朝、離村式が行われ、各家庭とのお別れです。周防大島の町長にもお越しいただき、「お・も・て・な・し」に加えて「お・も・い・や・り」の気持ちで各家庭が生徒を迎え入れてくれたことをお話して下さいました。別れを惜しんで泣き出す生徒もいるほど、その温かな気持ちは生徒たちの心に染み入ったようです。全く馴染みのなかった周防大島という土地が、民泊を通して愛着を感じる土地になりました。周防大島に名残惜しさを感じつつ、最後は広島に戻り厳島神社を参拝し、新幹線で帰路につきました。天候には恵まれませんでしたがとても充実した研修旅行となりました。
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秋の収穫を祝い、悪霊を追い出すとされる行事、ハロウィーン。今年もESS部では、用意した大きなカボチャの中身をくり抜き、「ジャック・オー・ランタン」をみんなで仲良く作りました。魔女やお化けに仮装した部員もおり、ハロウィーンパーティーを盛り上げてくれました。
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10月18日(金)、4日間におよぶ2学期の中間試験が終了しました。中間試験2日目には台風が接近していたため、登校時刻を大幅に遅らせて試験を実施するというハプニングもありました。来週早々にはまた、中等部生は学力推移テスト、高等部1・2年生は総合学力テスト、高等部3年生はベネッセ駿台記述模試と試験が続きます。
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試験直前に英語のノートをチェック | 真剣に試験を受ける中2生 | 廊下の掲示コーナーには試験範囲表とハロウィーンの手作り装飾飾られていました |
10月9日(水)、中等部1年生は、「創立者森村市左衛門研究」の一環で、森村学園創立者の曾孫、森村登代子先生からお話を伺いました。事前に映像を通じて市左衛門翁の業績や生き様は学んでいましたが、近くで市左衛門翁そのひと本人をご覧になっていた方からの生々しい証言の数々に、生徒たちは驚きつつも真剣に聞き入っていました。登代子先生は、市左衛門翁が取引の際に「良くないものは決して売らない」という姿勢を貫いたことをお話して下さいましたが、その生き様は学園の校訓の1つ「正直」に脈々と受け継がれています。生徒たちも、この校訓の持つ重みをひしひしと実感していたようです。
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真剣に話を聞く生徒たち | 登代子先生と学年主任の間には「オールドノリタケ」のコレクションを飾りました | |
本校の理科の授業は実験や観察の授業が、公立と比べ3倍~4倍多いことが特徴です。10月8日(火)の中等部2年の「理科Ⅱ」の授業では、先週の「カエルの解剖」に引き続き、イカの解剖を実施しました。先生のお手本をよく見て手順を確認した後、3~4名のグループに分かれて解剖実験スタートです。2週連続の実験とあって段取りよく実験は進み、複数教員のサポートのもと、各自が真剣に生き物の構造を観察できました。
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本日の実験道具 | まずは先生のお手本 | さっそく解剖開始 |
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本日のプリント | 解剖の様子① | 解剖の様子② |
10月2日(水)、中等部2年生では「職業調べ学習」の一環として、講演会を催しました。経済同友会の幹事であり、現在は株式会社メディアゲイン取締役シニアアドバイザーの田端直樹氏を招聘し、「働くとはどのようなことなのか」をテーマにお話を伺うことができました。田端氏から次のようなお話を賜りました。「働くためには自分以外の人に必要とされなければならない。そのためには技や能力に磨きをかけなければならない。時には寝食を忘れて勉強することも必要である。自分に適した仕事は待っていても与えられるものではないので、希望や目的を持って、様々なことに挑戦してみて欲しい。」生徒たちは、メモを取りながら(~「言語技術」の授業内で習得したメモを取る方法が役に立ちました~)、田端氏の一言ひとことに集中して耳を傾けていました。
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パワーポイント資料 | しっかりメモを取る生徒 | 国際機関で出会った友人のエピソードも伺えました |
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質疑応答では生徒たちから積極的に質問が飛び出しました |
大勢のお客様をお迎えし、2日間にわたる「みずき祭」が無事に終了できました。ご来場、誠にありがとうございました。長い準備期間には、それぞれの団体で様々なドラマがありました。困難を乗り越え、達成感に満ち溢れた生徒たちの目には感激の涙がにじんでいました。
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中高ともに全国大会に出場した新体操部 | 科学部の体験教室 | 茶道部のお点前 |
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場内が爆笑「新喜劇」 | 縁日系団体の射的 | 有志生徒による見学ツアー |
9月22日(日)、真夏のような暑さの中、11:30の開場前から正門の外には長蛇の列のお客様をお迎えし、2013年度の文化祭(みずき祭)が幕を開けました。今年のみずき祭のテーマは、「おやすみなさい」。お客様全員が正門を入った瞬間から、覚めて欲しくない「夢」を見て欲しい、終わってほしくない、帰りたくない、と思えるような文化祭を作りあげようと、在校生ひとりひとりが準備してまいりました。ご来場の皆さま、お楽しみいただけたでしょうか。また明日(23日:祝)のご来場を心からお待ち申し上げます。
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校内の風船デコレーション | オープニンングセレモニーの1コマ(在校生向け) | 気合の入った空手道部 |
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大好評の管弦楽部の演奏会 | 美術部の作品 | 高1書道選択者の作品 |
9月14日(土)、学園バザーが開かれました。生徒に加え、同窓生、全学の保護者の方々、そして職員が一同に会するのがこの学園バザー。朝のうちにそぼ降る雨もすぐに止み、大勢のお客様がご来場くださいました。準備から後片付けまで気持ちよくご協力くださる保護者の方々のお姿や、懐かしい卒業生との再会に、学園の温かさを実感した一日でした。ご協力いただきまして、ありがとうございました。
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外の気温30度を超える中、第2学期が始まりました。体育館1階では中等部高等部合わせて約1170名が一斉に集い、始業式が行われました。校長は式の中で次のような言葉を述べました。『アメリカ大リーグのイチロー選手が日米通算4000本安打を達成しました。大リーグの歴史の中でも史上3人目の快挙です。記者会見でイチロー選手は「4000本安打を打つためには8000回以上の悔しい思いがあった。」と述べました。失敗を大事にし、生かしてきたからこそ成し遂げられたことです。成功よりむしろ失敗から学ぶことの方が多いのです。』更に、この夏に部活動で全国大会に出場した中高の新体操部や陸上競技部に触れ、『明確な目標を持ち、悔しい思いをバネにして努力する過程にこそ素晴らしい価値がある。』と生徒たちの活躍を褒め称えました。最後に、森村での生活が最後となる学期を迎えた高等部3年生に対して校長は、『一時たりとも無駄にせず、納得できる結果を得られるように一日一日を大切にしてほしい。』と締めくくりました。校長の後は、新体操部、陸上競技部、テニス部で活躍した生徒への表彰式、生徒総会と続きました。
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残暑の中、キャンパスに咲くキバナコスモス | 校長の挨拶 | 賞状やトロフィーが並びます |
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中等部・高等部ともに全国大会出場を果たした新体操部(写真は中等部新体操部員) | 全国大会をはじめ多くの大会で入賞した陸上競技部員たち |
2012年度から「ターム留学」制度が始まりました。公益財団法人森村豊明会から留学奨励金が支給されるこの留学制度に、今年度選抜された高等部1年、2年合わせて4名の生徒は、オーストラリア・メルボルン郊外の学校で元気に過ごしています。宿題や試験に苦労しながらも、現地先生方や友達に助けられながら充実した日々を送っているようです。7月14日に出発した4人は、9月22日帰国予定です。
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出国時の様子 | 校旗の前で | 図書館内で |
雨天も心配されましたが、8月24日(土)、無事にオープンスクールを終えることができました。暑さの中、たくさんの方々にご来校いただきました。誠にありがとうございました。各アクティビティー会場では参加した小学生たちが在校生や教員たちと楽しそうに交流していました。アクティビティー終了後には、カフェテリアにて管弦楽部のミニライブや、有志生徒が作った「学校紹介ビデオ」の新作発表が行われました。
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MORIMURAサッカー | 新体操 | 英語でミュージカル |
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俳句を作ろう! | 保護者対象 言語技術講座 | 学校紹介ビデオ新作発表 |
3週間のオーストラリア短期留学もいよいよ終わりの時が来ました。最後の週の遠足はマオリの文化体験です。Geelongのすぐ西にある施設でブーメランに絵付けをし、実際に飛ばしてみます。投げてもなかなかイメージ通りには戻って来ない中で、講師の方のブーメランが綺麗に手元に戻ってくると歓声と拍手がわきました。そして金曜日の夜には各学校でさよならパーティーを実施。各ホストファミリーへ感謝の気持ちを書きとめた手紙を読み上げ、手作りのギフトをプレゼントします。3週間前とは違い相手を見つめ堂々と英語で語りかける生徒の姿に、3週間という時間の密度とそれぞれの成長を感じました。最終日はお昼に学校に集まりバスで空港へ向かいます。ホストファミリーは学校を出発するときだけでなく、空港へと向かうバスの横に車を並走させてまで手を振り続けてくれました。その後飛行機は定刻通りにメルボルン空港を出発、シンガポールを経て8月12日午前8時過ぎに無事に日本に到着しました。この3週間の体験を忘れずに、今後の学校生活にぜひとも活かしてもらえたらと思います。
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ブーメランの絵付け体験 | さよならパーティー① | さよならパーティー② |
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お別れの日の朝、学校で | お別れの後、バスに並走して別れを惜しんでくれました。 |
オーストラリアからの近況報告第2弾は、ジーロングのCovenant Collegeという学校で学ぶメンバーの報告です。ここジーロングはメルボルンから南西におよそ100キロほど離れた、Geelong Catsというフットボールチームもあるビクトリア州第2の港街です。今日はそのジーロングからバスで一時間半、かつてゴールドラッシュで栄えたバララットという町へと遠足でやってきました。動物園ではカンガルーやエミューなどといったオーストラリアを代表する生き物が放し飼いにされており、実際に触ったり餌をあげたりすることができます。カンガルーは物音を立てずにやってくるので、いつのまにか後ろにいて気付かずに激突する生徒…また、コアラは予想以上にフサフサしていてかわいいとの声も。他にも事前に学んだオーストラリアの生き物を見学できました。その後はショッピングセンターへ移動しフリータイム。各自が英語で好きな昼食を購入、ショッピングも楽しみました。ホームスティも残すところあと1週間、初めは長いと感じていた3週間も気付けば終わりがすぐそこに来ています。今までの体験を生かし、残りの時間を有意義に過ごしてゆきたいと考えています。
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恐る恐るカンガルーにタッチ | カンガルーにタッチも慣れてきました | コアラをだっこする引率教員 |
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ジーロングの街並み | ショッピングモールで | 学校の掲示はカラフル! |
2013年7月26日(金)から29日(月)まで、長野県白樺湖周辺で中等部1年生の林間学校を実施致しました。全行程を通じ、天候に恵まれた4日間でした。1日目は車山を下山して八島ヶ原湿原を歩きました。爽やかな風が吹く中、生徒たちは楽しげに会話をしながら果敢にハイキングに臨んでいました。夜はネイチャーガイドの方の講話を通じた自然学習を行いました。生徒は昼のハイキングの疲労感をものともせず、熱心に聞き入っていました。2日目は縞枯山の登山を行いました。山のふもとまでは晴天がもちこたえてくれましたが、天候が悪化したためロープウェイで下山しました。登頂できなかったことは残念でしたが、生徒たちは独特の縞枯れ現象に目を奪われ、前夜の自然学習と結び付けながら登山を楽しんでくれました。3日目の午前中はスコア・オリエンテーリングを実施しました。グループに分かれての本格的な競技に生徒たちは夢中になり、地図を片手に真剣に作戦を吟味しながらポイントを回っていました。1000点満点中700点以上をたたきだすチームが3チームも現れ、その健闘ぶりに拍手が起きました。午後はうどん作りを実施しました。各グループが麺・具・スープを調理し、最高の景色を眺めながら自分たちの料理に舌鼓を打っていました。夜は林間学校のハイライトとなるキャンプファイヤーを開催しました。直前まで雷雨と予報され、開催中も時折雨滴が降りましたが、奇跡的に夜空のもとでキャンプファイヤーを開催することに成功しました。自発的に名乗り出た生徒の主催によるキャンプファイヤーは教員も賛辞を惜しまないメリハリの利いた出来栄えでした。生徒たちはゲームに興じ、クラスごとのスタンツに全力投球し、ダンスで全てのエネルギーを発散し、思いきり楽しんでいました。4日目はあいにくの雨となり、高山ファミリー牧場で乳搾り体験・トラクター乗車体験・「命を扱う」農業に関する講話に参加しました。社会科で学んだ農業の知識を農家の方の言葉で再確認することで、知識が実感にもとづくものになってくれたらと願っています。講話でも農薬やTPPに関する質問などが飛び出て、活気溢れる中全行程を終了しました。生徒たちは、受け身ではなく自ら主体的に考え行動する4日間を過ごすことで、大きく成長してくれたように思います。この体験を是非とも今後の学校生活・人生の中で活かして欲しいと思います。
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新体操部が中等部、高等部ともに快挙を達成しました。中等部生は昨日行われました県中学総体新体操女子団体で優勝、高等部生は、8月2日から佐賀県で行われるインターハイに出場します。以下は、神奈川新聞で紹介された記事の内容です。
新体操女子団体で10年ぶりに頂点に立った森村学園の5人は、抱き合って喜んだ。大きなミスなく演技を決め、感涙を抑えられない選手もいた。テーマは「スペインの強く美しい女性」。闘牛場で使われる曲という『エスパーニャ・カーニ』に合わせ、フープを自在に操る。空中に大きく放ったフープをつかむ終盤まで、全員の呼吸がぴたりと合った。一糸乱れぬ演技で栄冠をつかみ取ったチームもとにかくけんかが絶えなかったという。互いにミスを責めた揚げ句、練習で無言になることもしばしば。チームリーダーの青木は「全員個が強く言い方もきつくて。幼かった」と振り返る。転機は優勝を狙いながらミスから3位に終わった5月の県大会。青木が「私も変わるからみんなも」と呼び掛け、全国出場という共通の夢に向けて一つになった。見せ場の手具を投げて交わす技も「以前はただ投げていたけど、相手に届けるという意識になった」と青木。続けて「ステップを踏みながら、みんなの呼吸や体温が伝わってきて。みんながいるな、って感じられた」と笑う。心が通じ合った優勝だった。
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息の合った演技で見事優勝! | ||
今年で3年目になる「オーストラリア語学研修」が始まり1週間が経ちました。参加しているメンバーは成田に向かう飛行機の影響で当初の予定より2時間近く遅れ22:10に成田空港を出発、エアバス社の最新オール2階建て飛行機A380でシンガポールへ向かいました。シンガポール空港でトランジットの為2時間ほど時間をつぶし、シンガポールからは定刻のフライトで7時間余り、無事メルボルンに到着しました。到着前は長旅の疲れを隠せなかったメンバーも、空港に着き入国審査では引き締まった顔つきで英語で会話をしていました。空港ではコーディネーターのヘレン先生らの歓迎を受け、その後バスに乗り、それぞれの学校へと向かいました。研修地の「メルトン」という町へは空港から1時間程で到着、19時過ぎには念願のホストファミリーと対面できました。それぞれがホストファミリーとともに3週間の「自宅」へと帰りました。翌日からの授業はもちろんAll English、緊張しながらも時間の経過とともにそれぞれが積極的に発言するようになりました。メルトンの学校ではみんなが温かく迎え入れてくれ、休み時間は現地の生徒に混ざって楽しんでいます。今回はメルトンのメンバーの集合写真をアップしますが、次回はジーロングで学ぶメンバーの様子を報告したと思います。 (参加生徒は「メルトン」と「ジーロング」の2校に分かれて通学しています。)
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生徒たちが搭乗した飛行機 | メルボルン空港に到着 | ホストファミリーとご対面① |
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ホストファミリーとご対面② | ホストファミリーとご対面③ | メルトンの学校で |
7月20日(土)、1学期の終業式が行われました。中等部の終業式で校長は最初に以下の言葉を述べました。『連日の猛暑で熱中症となり、救急車で搬送される方が多くいる。夏休み中は水分を多めに摂り、自分の体調管理をして欲しい。』続けて、『今、水分は必要な時に補給するのが当たり前。でも40年位前は部活動の練習中などに水分補給をすることは体がだるくなるので我慢を強いられていた。「常識」と思っていることにも「なぜだろう」と疑問を持つことは大切である。「なぜ」と考えることから人類の進歩は始まった。勉強も同じである。40日間におよぶ夏休みは自分の頭で考える「自学自習」の良い機会である。』と述べました。最後に校長は、森村学園同窓会(80歳代の方から卒業したばかりの方が集う会)でのエピソードを紹介しました。『20年ぶりに母校を訪れた卒業生が、正門付近でたまたま出会った在校生からとても丁寧な挨拶をうけて嬉しかった、と話してくれた。お辞儀・会釈・大きな声での挨拶、どれも立派な挨拶である。これからも続けて欲しい。』 校長挨拶の後は、空手道部、新体操部の表彰式が行われました。
校長挨拶 | 中等部生全員が体育館に整列 | 中等部新体操部の表彰 |
6月27日、高等部1年生のLHRでは、キャリア教育の一環として法政大学学務部学務事務課の加藤様をお招きして講演会を行いました。高校生になり大学進学について真剣に考え始めた高1にとって、実際の大学とはどのようなところなのか、具体的なお話を交えての講演に大学生になった自分を思い浮かべた生徒も多かったことでしょう。中でも、自由に見える大学生に必要な“自律”ということの大切さや、大学時代とは「自分探し」の次のステップである「自分磨き」の期間であると言葉には、高校生の今、やっておかなければならないこと、身に付けておくべきことのヒントがあったように思います。このような講演会も参考にしながら、夏休みには各自で大学のオープンキャンパスに出向き、レポートにまとめます。少しずつ、少しずつ、自分の夢を具体的な進学に繋げていきます。
また、翌々日の6月29日(土)には、高等部3年生を対象とした明治大学の大学ガイダンスが開かれました。当日は明治大学の入試担当の方にお越しいただき、受験を意識したそれぞれの学部の細かい説明や科目選択が多様化している入試方法の説明などをお聞きしました。夏休みまであと少しです。受験生として有意義な夏を過ごせるよう、生徒たちは真剣な面持ちで聞いていました。
高1キャリアガイダンス | 高3明治大学の説明 | 真剣に聞き入る高3生 |
5月31日(金)森村学園のグラウンドにて、第35回体育祭が行われました。前日まで雨が降り天気が心配されましたが、生徒の祈りが通じ、当日は青空のもと競技を楽しむことができました。中等部1年生から高等部3年生が、赤・黄・白・青・緑の縦割りのチームに分かれ優勝を目指して熱戦を繰りひろげます。中等部は、大縄跳びやクラス全員リレーなどクラス対抗の種目もあり、何日も前からクラス一丸となって練習に励みました。また、高等部の種目では、森村生らしさを随所に垣間見ることができました。高等部男子による騎馬戦や組体操では、仲間と一致団結して立ち向かおうとする生徒の真剣な姿に、客席からも歓声が湧き上がりました。高等部女子は、森村伝統のフープや竹を使ったダンスを披露し、集団の息の合ったしなやかな動きに女性らしさを表現しました。他にも、学ランに身を包んだ生徒たちによる応援合戦や、高等部男子チームvs教員チームの綱引きなど様々な競技が行われ、盛り上がりました。照りつける太陽にも負けない、生徒の生き生きした姿が印象的な一日でした。
中等部では、1年次に創立者森村市左衛門研究を通して、建学の精神「人の役に立つ人」、そして、校訓「正直・親切・勤勉」の真の意味を翁の生きた姿から学びます。その研究の集大成として、中等部2年生は名古屋へ「市左衛門研修旅行」に行ってまいりました。最初に訪れたのは、「ノリタケカンパニーリミテド本社」および「ノリタケの森」。雨の降る中、傘を差しながらスタッフの方々が森村生を出迎えてくださいました。今年で創立110周年を迎えるノリタケカンパニーリミテドでは、種村代表取締役社長からご講演いただきました。種村社長のお言葉の随所から、学園とノリタケ共通に継承される森村翁の精神を窺い知ることができました。ノリタケの森では、お皿の絵付け体験、ノリタケミュージアムで豪華な「オールドノリタケ」などの鑑賞、クラフトセンターでは陶磁器の美を触れ、森村大倉記念館では、森村グループの歴史やセラミックの無限に広がる可能性を知ることができました。その後ノリタケの森を後にし、バスで近くの「三菱東京UFJ銀行貨幣資料館」を訪れ、翁が日米貿易を始める動機となった幕末の「不当な交換比率での金貨流出」を、当時の金貨の大きさの変化から感じ取ることができました。新幹線を利用した日帰りの校外行事となりましたが、学園のルーツを再発見する貴重な経験となりました。
行きの新幹線内の様子 | 種村社長の講演会 | ノリタケの森で絵付け体験 |
森村・大倉記念館 | 貨幣資料館 |
4月8日(月)温かな春の日差しの中、平成25年度の始業式が行われました。新入生199名が、在校生および教職員の大きな拍手とともに始業式会場(体育館)に入場しました。髙橋校長は、横浜市がかつてゴミの量をわずか3年間で30%の削減に成功した「G30計画」を例に挙げ、『高い目標を叶えるためには計画を立てて実行すること。これまでの延長線上ではなく、大胆な取り組みやアイディアを実行して欲しい。』と、中等部・高等部全1170名を前に力強く語りかけました。その後、新入生代表の挨拶、在校生代表挨拶、新任教員の紹介、部活動の表彰式(新体操部・テニス部)が行われました。以下は、新入生代表挨拶です。『毎年、桜とともにやって来る春の中で、今年の春は人生の大きな一歩を踏み出すとても大切な春となりました。小学校のころからずっと眺め憧れていた中等部にやっと入学することができ、誇らしい気持ちでいっぱいです。新しい学園生活が始まり、私たち新入生は皆、胸をふくらませています。中等部では今までになかったたくさんの行事があり、まだわからないことも多々あると思いますが、先輩方を見習い、自分にできることを精一杯取り組んでいきたいと思います。勉強や部活動の面でも、新しいことにチャレンジして、将来に向けて、これまでとは違う新しい自分を見つけていきたいと思います。森村市左衛門先生の願い「心の正しい、世の中の役に立つ人」になれるよう「正直・親切・勤勉」を守り、この6年間でしっかりと心と体を鍛え、努力していきます。先生方、先輩方、どうぞ宜しくお願い致します。』
朝の登校風景 | 新クラス掲示前の様子 | 中高全員での始業式 |
新任教員の紹介 | 新体操部の表彰 | テニス部の表彰 |
大型低気圧の影響が心配された中等部入学式は、4月7日(日)に予定通り挙行されました。199名の新入生は、新しい制服に身を包み、「101期生」として新しい生活をスタートさせました。新しい仲間との貴重な出会いや6年間の交流、また森村という大きな「家族」としてのつながりを大切にして欲しいと思います。入学式の式辞で髙橋校長は、次の言葉を述べました。「新入生の皆さんに希望することを三つお話します。一つ目は基本的な習慣や姿勢を身につけて欲しいことです。人間関係をスムーズにするためにもまずはきちんとした挨拶をしましょう。習慣は第二の天性と言われます。何事もはじめが肝心です。二つ目は、何事においても『自分から』という気持ちで積極的に取り組みましょう。そうすることで、自分の能力・個性・可能性を再発見して欲しいと思います。三つ目は、時間の管理をして欲しいことです。自分の時間はしっかり自分で管理しましょう。この三つのことを折に触れ思い出し実行してください。最後に、本日この場にいることは、皆さんの努力だけではないのです。陰ひなたとなり、支えてくださったご家族や保護者の方々に改めて感謝の気持ちを自分の言葉で表して欲しいと思います。」式後、新入生はホールで記念撮影をし、その後教室で各担任の先生から各種のプリントが配られたり、明日からの中等部生活についての話がありました。
正門前の様子 | 199名の新入生の入場 | 髙橋校長の式辞 |
松本理事長の祝辞 | 教室での様子① | 教室での様子② |
管弦楽部は、サントリーホールにて行われた東京フィルハーモニ管弦楽団の公開リハーサルと、その本番を楽しんでまいりました。指揮はロシア人のミハイル・プレトニョフさん。元来ピアニストであったプレトニョフさんは自身でもオーケストラを立ち上げて指揮者として世界中で活躍しています。今回は4月3日(水)に行われる森村学園の定期演奏会で演奏するラフマニノフの交響曲を演奏されるというので、特別に事務局に依頼し、公開リハーサルの見学が実現しました。生徒たちはマエストロ(元来ピアニストとしてチャイコフスキーコンクールの覇者でもある氏は、指揮活動を開始と同時に、自身でもオーケストラを立ち上げ、現在ではロシアを代表するオーケストラとなっております。)のリハーサルから、ラフマニノフのピアノ協奏曲のピアニストとのコミュニケーション(ピアニストは小川典子さん)の取り方、本番へのポイントを絞った音楽作りとその雰囲気に圧倒され、本番の演奏後興奮している部員も多数いました。本当に貴重な体験をさせていただきました。写真は、リハーサル後にマエストロから直接メッセージをいただいている様子です。この貴重な体験を4月3日(開演時刻18:30みなとみらいホール)の定期演奏会の演奏に生かせるように、管弦楽部は現在猛練習中です。
日差しのうららかさに春の到来の喜びを感じた3月20日、第95期高等部卒業式が挙行されました。卒業生166名は、管弦楽部によるエルガー「威風堂々」の演奏とともに、堂々と入場しました。高橋校長は式辞の中で、中等部3年次の修学旅行や東日本大震災後の有志生徒による気仙沼でのボランティア活動などに触れながら、卒業生に次のような言葉を贈りました。「お互いに助け合うということ、何事にも真剣に熱心に取り組むこと、変化の激しい社会では柔軟な思考力・行動力・自分の目で見極め自分の頭で考え行動する力が必要です。そのためには常に学ぶ姿勢が大切です。創立者森村市左衛門のDNAが皆さんの中に受け継がれています。困難に遭遇した場合には、『正直・親切・勤勉』という校訓の意味を思い起こし、人生の指針にして欲しいと思います。」在校生代表の送辞、卒業生代表の答辞、卒業式の歌と続いた後、卒業生退場のタイミング直前に卒業生全員が立ち上がり、保護者と在校生の方を向き、スピッツの「空も飛べるはず」を合唱しながら、これまで過ごした6年間に感謝の気持ちを述べると、温かい空気が式場いっぱいに広がりました。今年も厳かな中にも心温まる卒業式でした。
高等部1年では、2週連続で講演会を開きました。1週目は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)国際部の岡本氏をお迎えしました。ロケット、人工衛星、宇宙ステーションの開発から航空、天文、惑星の研究まで幅広い事業内容の説明から始まり、JAXAの採用試験の一部をも紹介。実際に2人の生徒に「試験」する場面もありました。進路選択では「文系」の道を進んだ岡本氏は、大学時代に宇宙分野の国際法を学びその知識を生かすためにJAXAへの就職を選択し、現在では各国の宇宙研究者たちのかけ橋としてご活躍されているようです。岡本氏はその経験から、社会人として「言語力」、「ITスキル」、「経済学」の3つの資質が大切であると語られました。2週目は、神奈川県警察本部少年育成課の佐藤氏をお迎えしました。はじめに風邪薬を覚醒剤に見立てた白い粉を小さなパッケージに入れて生徒たちに見せ、「いわゆるこれが1パケ(=0.2グラム)、この形で街では売買されている。手を出せば乱用するようになり、薬物依存症となり中毒となる。絶対に薬物には手を出してはいけない。」と力説されました。夜遊びが不良交流につながり、そこからたばこ、薬物へと至るケースを紹介。未成年者の喫煙は薬物へのゲートウェイでもあるということです。現場で実際の薬物事案に携わる佐藤氏の一言ひとことに、生徒たちは真剣なまなざしで聞いていました。
今年もみなとみらいホールで中等部生による「合唱コンクール」が行われました。今年度はインフルエンザが例年以上に猛威を奮い、満足に練習ができないクラスもありました。また、当日も欠席が出て練習の成果が出し切れない悔しい思いをしたクラスもありました。そんな中、1年生はどのクラスも1年生らしい元気な歌声を響かせました。男子の声変わりなど難しさを抱える2年生も、今年度はどのクラスも迫力満点。1年生に良い影響を与えるほどのパフォーマンスを見せてくれました。3年生は圧巻。合唱が上手いことのみならず、どのクラスも曲想をいかに伝えるかという次元の高い争いを見せてくれました。天候にも恵まれた今年度の合唱コンクール。ホールを飛び越え、港へとどこまでも歌声が伸びて行く、みなとみらいにそんな余韻が残る合唱コンクールとなりました。
各学年の優勝クラスと曲名は以下の通り。
中等部1年 A組「水平線の向こうに」B組「今、飛び立つ者たちよ(同点優勝)
中等部2年 B組「心つないで」
中等部3年 B組「虹」
この度、横浜市民ギャラリーあざみ野にて、美術部作品展を行いました。現役部員のみが外部で展覧会を行うのは初めての試みでした。会期中はギャラリーの素敵な雰囲気に負けることなく部員たちの作品それぞれが生き生きと主張し合い、大成功の展示となりました。森村学園に足を運ばれたことのない方々にもご来場いただき、さまざまなお褒めの声をかけていただいたことは部員たちにとって新鮮な喜びとなったようです。また本校の管弦楽部アンサンブルが美術作品の前で演奏するミニ演奏会も行いました。音楽と美術それぞれの新しい楽しみ方が提供できたのではないかと思います。作品を発表する緊張感や喜びを刺激にまた心新たに制作に取り組んでいこうと思います。
1月8日(火)、3学期の始業式が行われました。式の中で、校長は以下のことを話しました。「森村生の挨拶が素晴らしいと、お客様からお褒めの言葉をいただく。これからもお客様を気持ちよくお迎えたい。さて、正月の箱根駅伝では、日本体育大学のさわやかな挨拶が話題になった。見事な復活劇を成し遂げた同大学の監督は、挨拶や整理整頓などの身近な生活の基本を選手たちに徹底させた。私は選手たちがこれらのことを一年間実行してきたことに一番感心した。物事をやり遂げるには徹底して実行することができるかどうかである。皆さんには、『徹底せよ』と言いたい。皆さんの努力に期待している。」本日は、始業式に先立ち、高等部生徒会執行部の立候補者演説および投票も行われました。
校長の話に静かに耳を傾ける生徒たち | 管弦楽部の表彰式 | 次年度高等部生徒会執行部立候補者による演説 |
12月19日(水)、生徒会執行部の生徒たち11名が東日本大震災被災地を訪問して参りました。3度目の訪問となった今回は、過去2回で見てきた状況との比較、現地校との交流、現地の人々とのお話を通してメディアでは伝わりきらない現地の現状を知り、それらを学校にフィードバックし「学校内で震災を風化させない」ことをテーマとしました。小雪がちらつく中、9時半に現地入りし、まず向かった先は気仙沼市内。前回の訪問に比べ倒壊した家屋がなくなり更地に近い形になっていました。が、「復興」と呼ぶには程遠く、地元の方の言葉を借りればまだまだ「復旧」段階。漁業は少しずつ復興しているものの、今後どのように港町全体を復興していくかは見通しが立っていないとのことでした。続いて訪れたのは気仙沼高校。ここで先方の生徒会執行部役員生徒たちと1時間ほど交流をしました。学校行事などは昨年度に比べるとかなりの割合で通年通りに行えるものが増えたものの仮設住宅から通う生徒がまだ1/4程度いるなど、こちらも今後の目処が立たない部分が多いとのことでした。しかし生徒たちは学校ではとても元気で、卒業後地元のために尽くしていきたいという言葉が印象的でした。午後は陸前高田市を訪問。大槌町、南三陸町、川内村と共に、町ごとなくなってしまった陸前高田市。瓦礫(地元の方々は「財産」と呼んでいます)の処理が未だ終わっておらず、避難したほとんどの方が犠牲になった市役所もそのまま残っていました。この周辺を歩いた時には全員声が出ず、目に涙を浮かべる生徒も多数いました。最後に気仙沼市で復興商店街を訪問。ここで軽食を取りながらお店の方と交流。お店の方の溢れる笑顔に、復興に向けたエネルギーを感じました。今後参加生徒たちは学校の生徒たちに今回の訪問の内容を広報し、「震災を風化させない」ことを訴えかけていく予定です。が、彼らが口々に語ったことは、「忘れない、風化させないと頭で分かっていても、実際に現地を見ないと分からないものがある」ということでした。おそらく10年先でも元には戻っていないだろうという感覚を得た今回の訪問でしたが、関東に住む私たちにできることは、募金やボランティアのみならず、ふとした時に東北のことを思い、そして状況が許す限り東北を訪れて、前回との違いを目で確かめながら現地の人を励ましていくことなのかもしれません。生徒たちにとって、今後も現地との交流を図りつつ、活動を続けていくことを強く誓った一日となりました。
気仙沼高校生徒会との交流 | 陸前高田市役所内の様子 | |
12月1日の高等部3年合同ホームルームでは、昨年卒業した3人の先輩が、冬休みの過ごし方や3学期の勉強の仕方、試験会場での注意点など、具体的なアドバイスをいろいろと話してくれました。「過去問を繰り返し解いた。新しい問題集などには手を出さず、授業プリントや模試などの漏れがないように復習した。」、「苦手科目にかなり時間を割いた。」、「元旦は気分を変えるために願書の記入をした。」「試験会場へは早めに着くようにした。休み時間は集中するために友人とあまり話をしなかった。」など、具体的なアドバイスがいくつもあり、高3の生徒達は熱心にメモを取っていました。来年はこの中の何人かが、後輩のために体験談を話しに来てくれることを期待しています。
高等部2年生のメインイベント、京都・奈良修学旅行に行ってきました。今年は11月中旬の紅葉シーズンの京都・奈良に行くということで、相当な混雑が予想されましたが、平日であった為、全日程滞りなく無事に終了しました。新幹線で京都駅に着き、まずは清水寺へ。周辺散策の後は近くの茶屋で豆腐料理を堪能。昼過ぎには醍醐寺へと移動し、初めに生徒とお坊さんとのグループディスカッション。(テーマは『幸福論』)お坊さん一人ひとりが生徒たちの近くに寄り添い、生徒の声に耳を傾け、ご自身の体験から様々なお話をして下さいました。その後門跡様からの法話を頂き、また、日が落ちると森村生のために灯りを点して下さり、紅葉と共にライトアップされた五重塔などもじっくりと夜間拝観ができました。闇の中に浮かび上がる色とりどりの木々とお寺やお庭はとても幻想的で、生徒たちもこの贅沢な空間を堪能していました。2日目はタクシー研修で、それぞれのグループに分かれて1日思い思いの場所を回り、夕食は旅館の部屋食でしゃぶしゃぶ。3日目も5つのコースに分かれて、和菓子作りや友禅染の体験、哲学の路や嵯峨野散策などをしてきました。全コースに含まれているプログラムのトロッコ&保津川下りから見る絶景には息をのむほどでした。4日目最終日は奈良から出発。東大寺南大門を拝んでから、二月堂三月堂コースと春日大社コースに分かれて散策。昼食後は法隆寺の夢殿拝観で全日程終了となりました。校倉造りや仏像など本格的な歴史を勉強しているからこそ面白い。高等部2年だからこそわかる自国の文化・伝統に大いに触れた大満足の3泊4日間でした。